トマトが赤く色づき始めると、収穫までもう少しでうれしくなりますよね。
でも、この時期に株の勢いが弱くなったり、葉っぱの色が薄くなったりすると、
「肥料が足りないのかな?」
「今から追肥しても間に合うのかな?」
「水が足りないだけなのかな?」
と迷いやすいところです。
トマトは、肥料が足りなくなってくると、葉っぱや実の様子にサインが出ることがあります。
特に赤く色づき始めるころから真夏にかけては、肥料そのものが少ない場合だけでなく、暑さや乾燥で肥料をうまく吸えないこともあります。
この記事では、トマトが赤く色づき始める時期に見たい肥料不足のサインと、真夏の追肥・水やりのコツを、初心者の方にも分かりやすくまとめます。
赤くなってきたら、もう肥料のことは考えなくていいのかな?
赤くなり始めたころも、葉色・先端・実の大きさを見ると安心です。収穫前のサインを一緒に確認していきましょう。

トマトの肥料不足は、まず次の3つを見ます。
- 葉っぱの色が、以前より薄い黄緑色になっていないか
- 株の先端あたりの葉っぱが、細くピンと上を向いていないか
- 実が思ったように大きくなっているか
この3つのどれかが気になる時は、肥料不足のサインかもしれません。
ただし、真夏は肥料をあげていても、土が乾きすぎて根が肥料を吸えないことがあります。
追肥だけで考えず、土の乾き方と水やりも一緒に見ていきましょう。
YouTube動画で詳しく解説
この記事の内容は、動画でも分かりやすく解説しています。
実際のトマトの葉や実の様子を見ながら、肥料不足のサインと追肥の場所を確認できます。
この記事の内容は、動画でも分かりやすく解説しています。
実際のトマトの葉や実の様子を見ながら、肥料不足のサインと追肥の場所を確認できます。
トマトが赤く色づき始めたら肥料不足のサインを見よう
肥料の加減がちょうど良いトマトは、背丈がしっかり伸び、茎の太さも下から上まで安定しやすくなります。
ミニトマトなら、茎の太さが1cmから1.5cmほどになり、葉っぱも茂りすぎず、よい色で育っていることが多いです。
一方で、肥料不足ぎみのトマトは、背丈があまり伸びず、葉っぱの色が薄く見えたり、株の先端が細く見えたりします。
赤く色づき始めるころは、実を太らせたり、次の実を育てたりする力も必要な時期です。

「実が赤くなってきたから、あとは収穫だけ」と思わず、株全体を見ておくと安心です。

肥料不足を見極める3つのサイン

トマトの肥料不足を見分ける時は、ひとつの症状だけで決めつけず、葉色・先端・実の大きさを順番に見ます。
肥料不足かもと思ったら、葉色だけで決めず、葉色 → 先端の葉 → 実の大きさの順番で見ていきます。
1. 葉っぱの色が薄くなる
トマトは肥料が足りなくなってくると、葉っぱの色が黄緑がかった薄い色に変わることがあります。
品種によって葉色は少し違いますが、育て始めのころと比べて、
- 青々とした濃さが弱くなった
- 全体的に元気がなさそうに見える
- 茶色く枯れてはいないけれど、色が薄い
と感じる時は、肥料不足を疑います。
特に窒素成分が足りない時に、葉色の変化として出やすいサインです。
ただし、病気や古い葉の黄ばみと混同しないように、株全体の勢いも一緒に見てください。
葉っぱの色だけで、肥料不足って決めてもいいの?
葉色だけでは決めつけず、先端の葉や実の大きさも一緒に見ます。いくつかのサインが重なると判断しやすくなります。
2. 株の先端の葉っぱが上を向く
肥料不足になってくると、株の先端15cmくらいの葉っぱが、細くピンと張って、上を向くことがあります。
動画では「万歳をしたような状態」と表現されています。
この時、先端の茎も細くなっていることがあります。
下の方の茎と比べて、先端だけ急に細く頼りなく見える時は、肥料不足のサインとして見ておきましょう。

3. 実が大きくならない
肥料が足りなくなると、実を大きくするための栄養も足りなくなり、実が思ったように太らないことがあります。
これは、主にリン酸成分が足りない時に起こりやすい症状です。
「赤くはなってきたけれど、実が小さいまま」
「次の実があまり大きくならない」
という時は、葉や茎の状態と合わせて確認します。

肥料不足のサインが出ても、一度に多くあげすぎないことが大切です。まずは土の乾き方と株全体の様子も見てから、少しずつ調整しましょう。
葉色・先端・実の大きさは、ひとつだけで決めずにセットで見ます。葉が少し薄いだけなら、暑さや水分不足の影響もあるので、追肥前に株全体を確認しましょう。
サインが出たらすぐ追肥していい?
肥料不足のサインが出てきたら、早めに追肥を考えます。
ただし、症状がかなり進んでから追肥しても、株が急に元気いっぱいに戻るとは限りません。
ここまで育ってきたトマトの場合、まずは今ついている実を確実に収穫できるようにお世話することも大切です。
サインが出たら、肥料を多めにあげれば元気に戻る?
多めにあげれば早く戻る、とは考えない方が安心です。今ついている実を守りながら、少しずつ整えていきましょう。
大事なのは、サインが小さいうちに気づくことです。
葉色、先端、実の大きさを見ながら、少し早めに整えていきましょう。
真夏は「肥料不足」ではなく「肥料を吸えていない」こともある

夏場のトマトは、定期的に肥料をあげていても、肥料不足のような症状が出ることがあります。
理由のひとつが、乾燥です。
肥料は、水に溶けて根から吸われて、初めてトマトの栄養になります。
そのため、土が乾きすぎていると、肥料があっても根がうまく吸えないことがあります。
肥料はあげているのに、葉色が薄くなることもあるの?
あります。真夏は土が乾きすぎると、肥料があっても根が吸えないことがあります。肥料だけでなく水分もセットで見ましょう。
特に梅雨明け後に猛暑の日が続く時は、土の中の水分が少なくなりやすいので注意しましょう。

畑のトマトは土の中の湿り気を見る
畑で育てている場合、表面の土が乾いていても、土の中が湿っていることがあります。
その場合は、すぐに水やりが必要とは限りません。
表面だけで判断せず、土の中の湿り気を見てから決めると安心です。
プランターのトマトは朝の水やりを意識する
プランターや鉢で育てているトマトは、土の量が限られています。
真夏の暑い時期は乾きやすいので、朝にしっかり水やりをしてあげるのがポイントです。
夕方や夜に葉がぐったりしていても、朝には戻ることがあります。
水切れなのか、暑さで一時的にしおれているのかも、朝の状態を見て判断しましょう。

真夏は、肥料を足す前に水分チェックが先です。土が乾きすぎていると、肥料があっても根から吸えないことがあります。朝の水やりと土の湿り気を見てから追肥を考えましょう。
夏場の追肥は「根が伸びている先」を意識する
トマトがまだ小さいころは、株元に追肥をしていた方も多いと思います。
でも、赤く色づき始めるころのトマトは、根も大きく広がっています。
この時期は、株元だけでなく、根が伸びている先のあたりに追肥することを意識します。
土の中の根は見えませんが、植物は葉っぱの広がりと同じくらい、土の中で根も広がっていると言われます。
そのため、葉っぱが広がっている範囲を目安に、少し外側へ追肥してあげると、根に届きやすくなります。
畑の場合
畑で育てている場合は、畝の片側や畝間の土を軽くほぐし、そのあたりに追肥します。
株元だけに入れるより、今伸びている根に届く場所を意識しましょう。
プランターの場合
プランターで育てている場合は、容器の外側、ふちに沿うように追肥します。
株元に近すぎる場所へ入れるより、容器のふち側へ入れる方が、広がった根に届きやすくなります。

追肥のタイミングと量の考え方
一般的には、トマトの追肥は1段目の果実がピンポン玉くらいになったころに1回目を行い、その後は3段目、5段目、7段目と奇数段の花が咲いたころに行うと言われます。
ただ、初心者の方には少し分かりにくいこともあります。
その場合は、2週間に1回くらいのペースを目安にしながら、株の状態を見て調整すると考えやすいです。
化成肥料を使う場合は、一般的には1回20g程度と言われますが、毎回たっぷりあげるのではなく、少し控えめにして様子を見る方が安心です。
肥料不足のサインが出始めていると感じたら、いつもより少し意識して追肥する。
逆に、葉や茎ばかり茂っている時は追肥を控える。
このように、決まった日数だけでなく、トマトの状態を見ながら調整しましょう。
追肥をした後は、水やりも忘れないようにしてください。
- 葉色が薄いだけでなく、先端の葉や実の大きさも見る
- 土が乾きすぎていないか確認する
- 葉や茎が茂りすぎている時は追肥を控える
肥料のあげすぎにも注意する
肥料不足が心配になると、つい多めに追肥したくなります。
でも、トマトは肥料が多すぎても上手に育ちません。
肥料をあげすぎると、葉っぱや茎ばかり茂り、花が咲きにくくなったり、実になりにくくなったりすることがあります。
次のような様子がある時は、肥料が多すぎるサインかもしれません。
- 葉や茎が茂りすぎている
- 葉っぱの色が濃い緑色になっている
- 葉っぱが内側にカールしている
- 脇芽が強く伸びすぎる
このような時は、追肥を控えて様子を見ます。
肥料のあげすぎについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
トマトの肥料はあげすぎ注意|窒素過多の症状と正しい追肥のコツ
赤くなり始めたトマトは、葉色・先端・実の大きさを見て、真夏は水分もセットで確認しましょう。迷った時は、追肥を急がず株全体を見てから整えると安心です。
- 葉色が薄くなっていないか見る
- 先端の葉が上を向いていないか見る
- 実が大きくなっているか見る
- 土の乾き方と水やりを確認する
- 追肥は根が伸びている先を意識する
まとめ|赤くなり始めたら、肥料と水の両方を見る
トマトが赤く色づき始めるころは、収穫が近づくうれしい時期です。
同時に、肥料不足のサインを見逃さないようにしたい時期でもあります。
見るポイントは、次の3つです。
- 葉っぱの色が薄くなっていないか
- 株の先端の葉っぱが上を向いていないか
- 実が大きく育っているか
そして真夏は、肥料をあげているかどうかだけでなく、水分が足りていて根が肥料を吸えているかも大切です。
畑では土の中の湿り気を見て、プランターでは朝の水やりを意識します。
追肥は、株元だけでなく、葉が広がっている範囲を目安に少し外側へ。
トマトの様子を見ながら、少しずつ整えていきましょう。
おいしいトマトをたくさん収穫できるように、一緒に育てていきましょうね。
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追肥の量や、花が咲いた後の管理も確認したい方は、こちらも参考にしてください。























