ナスの育て方

【初心者必見】ナスの葉が黄色い・しおれる・巻く…症状別の原因と対策まとめ!

ナスは「丈夫で育てやすい野菜」とよく言われますが、実際に育ててみると、葉っぱにさまざまなトラブルが起こることもあります。

「葉が黄色くなってきた…」「なんだか巻いている?」「枯れてきたかも…」 そんな症状を放っておくと、ナスの実がうまく育たず、収穫できないなんてことも。


黄色くなったり枯れてしまったりとナスの葉っぱのトラブルは様々で、早めに対処しないとナスの実がうまく育たない。という事が起きてしまいます。せっかく育てたのに、実がならないのはとても残念ですよね。

そこで今回は、ナスの葉に起こるトラブルの症状別に、原因と対処法をわかりやすくまとめました。

ナスくん

初心者の方でも安心してナスを育てられるように、ぜひ参考にしてくださいね!

動画で見たい方はこちら!

https://youtu.be/GA_1zeUGKNU

豆知識|葉っぱが黄色くなる原因は?

黄色くなる原因のひとつは「肥料切れ」です。

ナスは肥料をよく吸う野菜で、栄養が足りなくなると葉の色がどんどん薄くなり、やがて黄色くなってしまいます。

農家さん

ナスは肥料が大好きな野菜なので、ナスの栽培は肥料がとっても重要です!

対処法:追肥を行う
  • 実がつき始めた頃から追肥スタート
  • 2〜3週間に1回、化成肥料を1株あたり50g(ひと握り)
  • すぐに効果を出したい場合は、液体肥料を薄めて与える
  • 濃度が濃すぎないように注意(ラベル通りに希釈)

追肥をしっかり行うことで、葉の黄色化は改善しやすくなり、花も再び咲きはじめることが多いです。

葉が枯れる・しおれる原因と対策

原因①:肥料焼け

肥料を株元に与えすぎたり、根に直接触れてしまうと「肥料焼け」を起こし、根が傷んで水分や養分を吸収できなくなります。

✅ 対処法

  • 肥料は株元から少し離れた場所にまく
  • 追肥の際は株周りに浅くまいて土と混ぜるのがベスト

「えっ、もしかして私、肥料あげすぎてたかも…?」

原因②:根詰まり

鉢やプランターで育てている場合、容器の中で根がぎっしり詰まると、水や栄養が吸えなくなり、葉がしおれて落ちてしまいます。

根詰まりってどう見分ければいいの?

対処法
  • 一回り大きな鉢に植え替える
  • 根切りを行う(7月下旬〜8月上旬が目安)
  • 根元から20cmほど離れた位置にシャベルを差し込んで根を切る

これにより新しい根が生え、株が再び元気になります。根切り後はしっかりと水を与えて様子を見ましょう。

葉っぱが巻くのはなぜ?

葉が巻く原因の多くは「水の過不足」にあります。

水が少ないと根が乾燥し、逆に多すぎると呼吸できず、どちらも根を傷めてしまいます。その結果、葉が巻いてしまうんですね。

対処法
  • 土の表面が乾いたら、たっぷり水を与える
  • 夏場は特に注意し、朝の涼しい時間に水やり
  • プランターの場合は朝と夕方の2回に分けて水やりをする
  • 炎天下の水やりは避ける(根が傷む可能性あり)

農家さん

水やりの際は、葉の様子土の乾燥具合をこまめに観察することが大切です!

葉が紫や黒っぽくなる原因は?

ナスは「アントシアニン」を多く含むため、葉が紫色になるのは自然なこと。むしろ元気な証拠です。ただ、紫色を通り越して黒っぽい色に変色してきた時には注意が必要です。

ですので、元気だからといって様子を見るのを怠らないように注意しましょう。

原因:低温障害

寒さから株を守るためにアントシアニンが過剰に生成されると、葉が黒く変色します。これは気温の低下時期や、夜間の冷え込みが原因です。



対処法
  • 地植えの場合:黒マルチを使って地温をキープ
  • プランターの場合:支柱+ビニール袋で囲んでカバーする
  • 夜間冷え込む場合は、不織布などで覆って防寒対策をする

農家さん

気温が安定し始めると、葉の色も自然に元に戻ることが多いです!

まとめ:ナスの葉の変化はトラブルのサイン!

ナスの苗を植えた後、もし2週間以内に葉が黄色くなった場合は「植え傷み」の可能性があります。植え付けの際に根が傷ついたことで、栄養や水分をうまく吸えなくなってしまうことが原因です。

定植時は、根鉢を崩さず丁寧に扱い、仮支柱も細くて短いものを選ぶのがおすすめです。ただし、下の葉が黄色くなっても広がらない場合は、古い葉が役目を終えて自然に枯れたサイン。この場合は特に心配いりませんよ。

トラブルとその対応をまとめると

  • 葉が黄色い → 肥料不足 → 追肥で改善
  • 葉がしおれる・枯れる → 肥料焼け/根詰まり → 肥料の与え方・根の整理を
  • 葉が巻く → 水の過不足 → 朝の水やり・適切な量に調整
  • 葉が紫〜黒っぽい → 低温障害 → 保温対策を

今回は、ナスの葉が「黄色くなる・しおれる・巻く・黒っぽくなる」など、症状別に原因と対処法をご紹介しました。ナスは丈夫で育てやすい野菜ですが、日々の観察と早めの対応がカギです。

少しでも「おかしいな?」と感じたら、今日の内容を思い出して、ぜひ対策を試してみてくださいね!

農家さん

ナスは繊細な面もありますが、育てるうちに葉の様子を見て状態を読み取る「観察力」も自然と身についてきますよ♪

ナスくん

美味しいナスをたくさん収穫する楽しさを、ぜひ味わってくださいね!

これからも、皆さんの家庭菜園に役立つ情報をたくさん発信していきますので、どうぞよろしくお願いします🌱

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