キュウリを育てていると、最初はまっすぐで元気な実が採れていたのに、だんだん実が曲がってきたり、葉っぱの色が薄くなってきたりすることがあります。
特に7月以降は、キュウリの収穫量が増える時期です。実がどんどん大きくなるぶん、株はたくさんの栄養を使います。
そのため、収穫が増える時期ほど、キュウリは肥料不足になりやすくなります。
この記事では、キュウリの肥料不足サインを、葉っぱ・巻きひげと子づる・実の形の3つに分けて見ていきます。サインを見つけた時の追肥のやり方も、初心者の方に分かりやすくまとめます。
- キュウリの肥料不足は、葉・つる・実の形をセットで見ます。
- 葉が薄い、巻きひげや子づるが弱い、真ん中がへこんだ実が増えた時は要確認です。
- 追肥は株元に固めず、少し離した場所へ適量をまきます。
- 今ついている実より、この後に出る葉や実を見て判断します。
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キュウリは7月以降に肥料不足になりやすい
あれ?キュウリが曲がってきた…。
葉っぱも薄いし、肥料不足かな?
その可能性はあるよ。
でも、曲がりだけで決めずに、葉・巻きひげ・実をセットで見よう。
キュウリの肥料不足は、実の曲がりだけでは判断しません。葉の色、巻きひげの勢い、実の形をあわせて見ると、追肥が必要かどうかを判断しやすくなります。
曲がった実を見つけると、つい「すぐ肥料をあげなきゃ」と焦りたくなりますよね。でも、まずは一呼吸おいて、キュウリ全体の様子を見ていきましょう。

キュウリは、夏野菜の中でも成長が早い野菜です。
つるが伸び、葉っぱが増え、実も次々に大きくなります。朝はまだ小さかった実が、夕方には食べごろ近くまで大きくなっていることもあります。
それだけ成長が早いということは、土の中の栄養もどんどん使っているということです。

7月以降は収穫量も増えやすく、葉を育てながら、つるを伸ばし、さらに実も大きくしていきます。
夏は水やりの回数が増えます。水やりは大切ですが、水をたくさん与えることで、肥料分が流れ出やすくなることもあります。
つまり、追肥しているつもりでも、キュウリが思ったほど肥料を吸えていないことがあります。
7月以降のキュウリは、実を育てる力をたくさん使います。収穫が増えてきた時ほど、葉・つる・実の変化をこまめに見てあげましょう。
肥料不足サイン1 葉っぱの色・大きさ・ツヤを見る

最初に見たいのは、葉っぱの状態です。
葉っぱが少し薄いだけでも、「肥料が足りないのかな?」と不安になりますよね。そんな時は、古い葉だけでなく、今伸びている新しい葉を一緒に見ます。
元気に育っているキュウリの葉は、しっかりとした大きさがあり、色も濃い緑色で、ツヤがあります。
目安としては、手のひらくらいの大きさに育っているかを見ます。もちろん品種や環境によって差はありますが、あまりにも小さい葉が増えてきた時は注意します。
- 今までより葉の色が薄い
- 黄緑色っぽく見える
- ツヤがなくなってきた
- 新しく出てくる葉にも勢いがない

ただし、黄色い葉っぱだけを見て、すぐに肥料不足と決めつけないようにします。
キュウリの葉は、時間が経つと役目を終えて黄色くなることがあります。古い葉が黄色くなっているだけなら、肥料不足とは限りません。
- 古い葉だけで判断しない
- 新しい葉の色と勢いを見る
- 株全体で、色・大きさ・ツヤを見る
肥料不足サイン2 巻きひげと子づるの勢いを見る

次に見たいのが、巻きひげと子づるの伸び方です。
巻きひげは、キュウリの元気メーターのように見ると分かりやすいです。ピーンと伸びているか、細く弱っていないかを見てあげましょう。
肥料がしっかり効いていて株に勢いがある時は、巻きひげや子づるも元気に伸びやすくなります。
特に見たいのは、子づるが伸びる向きです。
元気なキュウリは、子づるが上の方へ向かって勢いよく伸びます。反対に、肥料が足りなくなってくると、横向きに伸びたり、下の方へ向かって伸びたりすることがあります。

もちろん、全部の子づるが必ず上に伸びるわけではありません。
ただ、全体的に子づるの勢いが弱くなり、横向きや下向きのものが増えてきた時は、肥料不足のサインとして見ておきます。
元気な巻きひげは、上に向かってピーンと力強く伸び、先の方もしっかりくるくる巻いています。
反対に、巻きひげが弱々しく細くなったり、途中で枯れてしまったりする時は、葉色や実の形も一緒に確認します。
肥料不足サイン3 実の形を見る

肥料不足が分かりやすく出るのが、キュウリの実の形です。
肥料が足りなくなってくると、実の真ん中あたりが細くなり、上の方と下の方だけがふくらんだ形になることがあります。
真ん中がへこんだ実は、「お腹がすいて、お腹がへこんでいる」と覚えると分かりやすいです。
こういう実を見つけたら、追肥を考えるのはもちろんですが、株を休めるために少し小さいうちに収穫してあげるのも大切です。
曲がったキュウリの原因をもう少し詳しく確認したい方は、こちらの記事も参考になります。

また、実の先が細くなる尻すぼりのような形も、肥料不足や株疲れの時に出ることがあります。
最初はまっすぐ育っていたのに、最近になって曲がった実が増えてきた時も、肥料不足を疑うポイントです。
ただし、曲がったキュウリの原因は、肥料不足だけではありません。水不足、日当たり、暑さによる株疲れなども関係します。
- 肥料不足
- 水不足
- 暑さによる株疲れ
- 日当たりや生育バランス
曲がった実だけで判断せず、葉・つる・実をセットで見ます。
サインが出た時の追肥のやり方
早く元気にしたくて、多めに追肥したくなる…。
焦らなくて大丈夫。株元から少し離して、適量を入れて様子を見よう。

キュウリの追肥は、基本的には2週間に1回くらいを目安にします。
追肥は、弱った株に一気にごはんを詰め込む作業ではありません。キュウリの根が吸いやすい場所に、少しずつ届けるイメージで行います。
ただし、葉っぱの色が薄い、子づるの勢いが弱い、真ん中がへこんだ実が増えてきた、というサインが出ている時は、早めに追肥を考えます。
ここで大事なのは、一度にたくさんの肥料をあげすぎないことです。
肥料不足だからといって、ドバッと一気に与えると、かえって根を傷めることがあります。
追肥する場所は、株元に固めないようにします。キュウリは成長してくると、株元だけでなく、株のまわりにも根が広がっていきます。
目安は、株元から20cmから30cmくらい離した場所です。畑なら円を描くように、または株のまわりに広がる根を意識してまきます。
プランター栽培なら、プランターの端に沿ってまくと分かりやすいです。
化成肥料を使う場合は、1株あたり20gから30gくらいが目安です。ただし、商品によって量が違うため、必ず袋の表示も確認します。

肥料不足のサインが強く出ている時は、液体肥料を使うのもひとつの方法です。
液体肥料は水で薄めて使うため、固形肥料より早く効きやすいことがあります。ただし、濃いものをあげれば元気になるわけではありません。
商品に書かれている倍率を守って使います。
- 株元に固めてまかない
- 一度にたくさん入れすぎない
- 量は商品表示を確認する
- 液体肥料は表示倍率を守る
プランターなら端に沿って、畑なら株元から少し離して。キュウリの根が広がる場所を意識して追肥しましょう。
追肥後は今の実ではなく次の葉と実を見る

肥料不足のサインが出た後に追肥をしても、今ついている曲がったキュウリや、真ん中が細くなったキュウリが、急にまっすぐ戻るわけではありません。
追肥の効果を見る時は、今ついている実ではなく、このあとに出てくる新しい葉や、次に育ってくる実の形を見ます。
すぐに変わらなくても失敗ではありません。キュウリは次々に育つので、「次に出てくる葉と実」を見るのがポイントです。
- 新しい葉の色が少しずつ戻ってきたか
- 子づるや巻きひげに勢いが出てきたか
- 次に育つ実の形が整ってきたか
このあたりを数日からしばらく見ていくと、追肥が効いてきたか判断しやすくなります。
まとめ 葉・つる・実をセットで見て早めに整える

キュウリの肥料不足は、ひとつの症状だけで決めつけず、葉・巻きひげと子づる・実の形をセットで見ます。
見る順番は、次の3つです。
- 葉っぱの色・大きさ・ツヤを見る
- 巻きひげと子づるの勢いを見る
- 実の形を見る
葉の色が薄くなり、子づるや巻きひげの勢いが弱く、さらに真ん中がへこんだ実が増えてきた時は、肥料不足を疑います。
サインを見つけたら、早めに追肥を考えます。ただし、一度にたくさんあげすぎず、株元から少し離した場所へ、適量を守ってまきます。
- 葉の色とツヤを見る
- 巻きひげと子づるの勢いを見る
- 実の真ん中や曲がりを見る
- サインが重なったら追肥を考える
迷った時は、曲がった実だけで決めず、葉・巻きひげ・実の形をセットで確認しましょう。サインが重なった時は、追肥を一度に増やしすぎず、キュウリの様子を見ながら少しずつ整えるのが安心です。
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