夏【6月~8月】

一度植えたら毎年収穫できる宿根野菜6選|プランター向き・増えすぎの注意点も解説

毎年収穫できるおすすめ宿根野菜6選を紹介するアイキャッチ

毎年勝手に生えてきて、繰り返し収穫できる野菜があったら嬉しいですよね!

じつは家庭菜園には、冬に地上部が枯れても根や地下茎が残り、翌年また芽を出す「宿根野菜」があります。種まきや苗の植え付けを毎年やり直す手間を減らせる、まさに夢のような野菜です。

ポコ2号

一度植えたら、あとは何もしなくても毎年たくさん収穫できるの?

ポコ1号

そこは少し注意!野菜によって、株分け・植え替え・追肥・広がりすぎ対策が必要だよ。

この記事では、家庭菜園やプランターで育てやすい宿根野菜を6種類紹介します。向く場所、収穫までの目安、長く楽しむための管理も一緒に確認していきましょう。

おすすめ宿根野菜6選を動画で見る

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https://youtu.be/U7AWhx9ZqQI

まず結論|初心者が選びやすい6種類
  • プランターで始めやすい:イチゴ・ニラ・ハッカ・ミツバ
  • 半日陰を生かしやすい:ミョウガ・ミツバ
  • 収穫まで待つぶん長く楽しめる:アスパラガス
  • 広がりすぎに特に注意する:ハッカ
  • 株を更新しながら楽しむ:イチゴ・ニラ
イチゴ
イチゴの栽培写真
始め方:苗から
栽培:プランター◎
収穫目安:翌春が目安
注意:ランナーで子株を更新する
ニラ
ニラの栽培写真
始め方:苗・株分け
栽培:プランター◎
収穫目安:株が育ったら順次
注意:混み合った株を分ける
アスパラガス
アスパラガスの栽培写真
始め方:苗・根株
栽培:プランター○
収穫目安:2~3年ほど
注意:初期は収穫せず株を育てる
ミョウガ
ミョウガの栽培写真
始め方:地下茎
栽培:プランター○
収穫目安:翌年以降が安定
注意:乾燥を避け、半日陰で育てる
ハッカ
ハッカの栽培写真
始め方:
栽培:プランター◎
収穫目安:株が育ったら順次
注意:地植えで広がりすぎやすい
ミツバ
ミツバの栽培写真
始め方:苗・タネ
栽培:プランター◎
収穫目安:草丈15~20cmほど
注意:株元を残して収穫する

※植え付け・収穫時期は地域、気候、品種、苗の大きさで変わります。購入した苗やタネの表示も確認してください。

宿根野菜とは?一度植えると翌年も芽が出る仕組み

一年草の野菜は、収穫後に株を片づけ、次の季節にもう一度タネや苗から育てます。一方、宿根野菜は寒さなどで地上部が枯れても、根・地下茎・株元が土の中に残り、条件が合うと再び芽を出します。

地上部が枯れても土の中に根や地下茎が残る宿根野菜の仕組み
地上部が見えなくなっても、土の中では翌年の芽を出す準備が続いています。

雑草を抜いてもまた生えてくるのを見たことがある方も多いでしょう。野菜として見ると、この「また芽を出す力」が大きなメリットになります。

ポコずポイント

宿根野菜は、何もしなくてよい野菜ではありません。長く収穫するには、株ごとの管理を覚えることが大切です。

1.イチゴ|ランナーで株を増やして翌年も楽しめる

イチゴは果物のように食べますが、園芸上は草本のため野菜として扱われます。秋や春に苗を植え、家庭菜園ではプランターでも育てやすい宿根野菜です。

収穫後に親株から伸びるランナーの先へ子株ができるので、土やポットに根付かせれば翌年用の苗を作れます。

親株から伸びたランナーの先で育つイチゴの子株
元気な親株から伸びたランナーを使い、翌年用の子株を育てます。
家庭菜園のプランターで赤い実を付けたイチゴ
プランターならランナーの位置や水分を管理しやすく、子株の更新にも向きます。

一般的な一季なり品種は春にまとまって収穫し、四季なり品種は条件が合えば春から秋にかけて実を付けます。ただし、同じ親株を使い続けると勢いが落ちやすいため、元気な子株へ更新するのが長く楽しむコツです。

イチゴの増やし方を詳しく見る

2.ニラ|丈夫で繰り返し収穫しやすい

ニラは多年生で、株元を残して収穫すると新しい葉が伸び、春から秋まで繰り返し楽しめます。家庭菜園を始めたばかりの方にも育てやすい野菜です。

株元から伸びた葉を繰り返し収穫できるニラ
株元を残して刈り取り、収穫後に追肥すると次の葉が伸びやすくなります。

何年か育てて株が混み合うと、葉が細くなったり品質が落ちたりします。そのときは春か秋に株を掘り上げて分け、植え直しましょう。

ニラはコンパニオンプランツとして利用されることもありますが、植えるだけですべての病気を防げるわけではありません。周囲の小さな野菜を圧迫しないよう、株間も確保してください。

ニラの株分け完全ガイドのアイキャッチ 【ニラの株分け完全ガイド】一度植えたニラを何年も収穫する方法!初心者・プランター家庭菜園

3.アスパラガス|初期に株を育てれば長年収穫できる

アスパラガスは、土から伸びる若い茎を収穫する宿根野菜です。種から育てると収穫まで時間がかかりますが、育った苗や根株から始めれば待ち時間を短くできます。

家庭菜園の土から伸びる収穫前のアスパラガス
充実した根株から春に若い茎が伸びます。

植え付け直後から無理に収穫すると株が弱ります。最初は茎葉を伸ばして光合成させ、地下の根へ養分を蓄えることを優先しましょう。収穫を始められる年は、種・苗・根株のどれから始めるかや地域によって異なります。

アスパラガスが伸びる様子と収穫する長さの目安
伸びた若い茎を適期に収穫し、時期が来たら収穫を終えて株を養成します。
ポコ2号

すぐ全部収穫したくなるけど、最初は待った方がいいんだね。

ポコ1号

そうだね。アスパラガスは、最初に根株をしっかり育てることが長期収穫への近道だよ。

アスパラガスの育て方を紹介するアイキャッチ アスパラガスを長~くたくさん収穫する最強の育て方!失敗しない植え付け~収穫のコツ

4.ミョウガ|半日陰の空きスペースを生かせる

ミョウガは、湿り気のある半日陰を好む宿根野菜です。強い日差しが当たりにくい庭木の下や、建物の東側などを活用しやすいのが魅力です。

家庭菜園の半日陰で葉を広げて育つミョウガ
直射日光が長時間当たらず、乾きにくい場所がミョウガ栽培に向きます。

食べる部分は、葉の間ではなく地下茎から地表へ顔を出す花芽です。夏から秋に株元をよく見て、花が咲く前に収穫します。

ミョウガの株元から地表へ出た花芽の収穫場所
葉だけを見ず、地面近くの株元を探して花芽を収穫します。

植えた初年度は株がまだ小さく、収穫量が安定しないことがあります。翌年以降を楽しみに、乾燥させすぎず地下茎を育てましょう。地下茎が広がって混み合ったら、間引きや植え替えも行います。

ミョウガの育て方を紹介するアイキャッチ 家庭菜園初心者・ミョウガの育て方!失敗しない植え付け~収穫までのコツ

5.ハッカ|香りを楽しめるが増えすぎに注意

ハッカはミントの仲間で、摘んだ葉をハーブティーや香り付けに利用できます。丈夫で育てやすい反面、地下茎や根がよく広がります。

広がりすぎを防ぐためプランターで単独栽培するハッカ
ハッカやミント類は、鉢やプランターで単独栽培すると広がる範囲を管理しやすくなります。
ポコ2号

丈夫なら、庭の空いている場所へ植えてもよさそう!

ポコ1号

地植えすると想像以上に広がることがあるよ。まずは鉢やプランターで単独栽培するのがおすすめ!

寄せ植えではほかの植物の根域へ入り込み、生育を妨げることがあります。地植えする場合は、根止めを使うなどして広がる範囲を最初から決めましょう。

6.ミツバ|半日陰でも育てやすい僕のいち押し

香りのよいミツバは、汁物や和え物の薬味として少しずつ使える便利な野菜です。強すぎる日差しを避け、乾燥させないように育てます。

僕のいち押しはミツバです。草丈が15~20cmほどになったら、株元を5cmほど残して収穫すると、条件が合えば新しい葉が伸びて再収穫できます。

株元を残して収穫したあと新しい葉が伸びるミツバ
株元を残して切り、追肥と水やりを続けると次の葉が伸びやすくなります。

プランターや植木鉢にも向き、ベランダの半日陰を生かせます。ただし、真夏の乾燥や根詰まり、花が咲いたあとの株の弱りには注意してください。

宿根野菜を毎年楽しむための3つのコツ

1.野菜に合わせて地植えとプランターを選ぶ

広がりやすいハッカはプランター、半日陰を好むミョウガは庭木の下など、野菜の性質と場所を合わせます。小さく始めたい方は、まず1種類をプランターで育てると管理しやすいでしょう。

2.植え付け初期は株を育て、収穫しすぎない

アスパラガスやミョウガのように、植え付け初年度は根や地下茎を育てることが大切な野菜があります。目の前の収穫量だけでなく、翌年の株を残す意識を持ちましょう。

3.混み合ったら株分け・植え替えをする

ニラ、ミョウガ、ハッカなどは、元気に育つほど株が混み合います。葉が細くなる、芽が小さくなる、水切れが早くなるといった変化があれば、適期に株分けや植え替えを行います。

長く収穫するための確認ポイント
  • 冬に地上部が枯れても、すぐに株全体を掘り捨てない
  • 春の芽出し前や収穫後に、必要に応じて追肥する
  • プランターは根詰まりと水切れを定期的に確認する
  • 病気や害虫がある株は、無理に増やさない
  • 同じ株を永久に使えるとは考えず、適期に更新する

まとめ|栽培場所に合う宿根野菜から始めよう

家庭菜園で育つイチゴ・ニラ・アスパラガス・ミョウガ・ハッカ・ミツバ
6種類を栽培場所や必要な管理で比べて、自分に合う宿根野菜から始めましょう。

今回紹介した宿根野菜は、イチゴ・ニラ・アスパラガス・ミョウガ・ハッカ・ミツバの6種類です。

毎年まったく同じように収穫できるとは限りませんが、根や地下茎を育て、必要な株分け・追肥・植え替えを行えば、タネまきから毎年やり直す手間を減らせます。

ベランダ、庭、畑の空きスペースに合う野菜を選び、まずは1種類から育ててみてください。

ほったらかしでもよく育つ宿根野菜6選

動画で詳しく確認できます。

YouTubeで見る

https://youtu.be/U7AWhx9ZqQI

ポコずポイント

宿根野菜は、育てる年数とともに楽しみが増える野菜です。翌年の芽を待つ家庭菜園も楽しんでくださいね!

おかげさまで重版が決定しました!

家庭菜園で迷った時の1冊

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
家庭菜園は、 「ちゃんとやっているつもりなのに、うまくいかない」
そんな場面が意外と多いものです。

ポコずチャンネルの家庭菜園の本 表紙

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「上手に育てる方法」よりも、
「失敗しにくくする考え方」
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ポコずチャンネル(このサイトの運営者)が、実体験の失敗と成功をもとにまとめた家庭菜園の教科書です。初心者の方や狭い場所でも、安心して育てられるようトマト・ナス・ピーマン・ブロッコリーなど定番野菜・38種類を紹介しています。

写真とイラストで分かりやすく、植え付けカレンダー付き。迷った時に「答えが見つかるように」と思いを込めて作った1冊です。

読んでくださったみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます。