
家庭菜園を始めるときに「育てやすくて人気」としてよく名前があがるのが、トマト。今トマトは、家庭菜園でもおすすめの野菜としてよくあげられます。
でも実際に育ててみると、思ったよりも悩みが多いのがトマト栽培の特徴です。

そこで今回は、初心者の方にもわかりやすく、トマトが出す3つのサイン(肥料・水やり・病害虫)に絞って、原因と対策を詳しく解説していきます!大玉、中玉トマトやミニトマトも 注意する点は大きくは変わりませんのでぜひ参考にしてください。
「葉がしおれてきた…」「実が割れた…」「花は咲くのに実がつかない…」
原因と対処法を紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
トマトの肥料の見極め方|与えすぎ・不足のサインと対処法

トマトの追肥は、化成肥料であれば2〜3週間に1回のペースが基本とされています。ですが、栽培環境や天候によって吸収量も変わるため、ただ「タイミング通り」に与えるだけでは足りないことも。
- 茎が細くなる
- 茎の上部の葉が小さくなる
- 葉や実が黄色くなる
こういった症状が出た場合は、すぐに追肥を行いましょう♪
- 葉が巻いてくる
- 果房の先から葉が出てくる(異常茎)
- 葉が過剰に大きくなり、切れ込みが浅くなる
対処法としては
- 毎朝たっぷりの水(通常の3倍)を与え、余分な肥料を流す
- 小松菜など吸肥力のある葉物野菜を近くに植えて、過剰な養分を吸収させる
- 株全体の葉が濃い緑色で、葉先15cmほどが平らに開いている
- 花芽がしっかり先端までついている
トマトの肥料成分として、実を収穫するトマトにとって3大肥料成分の窒素・リン酸・カリ。
この中でも花付きや果実の実付きを良くする、リン酸の成分が最も重要です。
なお、トマト栽培ではリン酸が重要な成分です。花つきや実つきを良くするためにも、リン酸の含有量が高い肥料を選ぶのがオススメ。
最近は「トマト専用肥料」も市販されていますので、それを使うのも良いですよ♪
トマトの水やりサイン|乾き・しおれ・割れを防ぐコツ

トマトに与える水の量をギリギリに抑えると、甘味が強く美味しいトマトが育つと言われていますが、水管理がとても大事な野菜です。ただし、水を控えすぎても枯れてしまったり、逆にあげすぎると実が割れたりと、水やりの“さじ加減”が収穫を左右します。
水やりのタイミングを知る2つのサイン

① 土の状態を見る
- 表面だけでなく、指を入れて中の乾き具合も確認
- プランターは特に乾きやすいので要注意!
② 葉っぱの状態を見る(成長点がカギ)
- 成長点(株の中心の新芽)がしなびていたら水切れサイン
- 株全体がぐったりしていたら、水分不足の可能性大
「葉がしおれてる=水切れ」って分かると、タイミングの判断がしやすくなりました!
水やりの注意点


- 花に水がかかると花粉が流れて実がつかないことも
- 実に直接水がかかると、裂果(実割れ)の原因になる
- 株元にやさしく、しっかり水を与えるのが基本
さらに、乾燥が続いたあとに急に大量の水を与えると、裂果しやすくなるので、 水やりは少しずつ、こまめに行うのがコツです。
「朝に水やりして、夕方に様子を見る」この習慣が安心につながりました!
トマトの病害虫対策|初心者にもできる3つの方法

ここでは初心者でもすぐに取り組める病害虫対策を3つご紹介します!
参考にしてみてください♪
なにが必要なんだろう…..
トマトは比較的育てやすい野菜ですが、育てる環境によっては病気や害虫の被害に遭いやすくなります。特に風通しが悪い場所や日陰の環境で育てていると、湿気や虫がこもりやすくなり、さまざまな症状が出てくることも。
こういったトラブルが出てきたら、早めに対策をしていきましょう♪
① 市販の病害虫スプレーを活用する
即効性があり、お手軽に始められるのが病害虫用のスプレー。 最近では天然成分ベースの優しいスプレーも増えていて、家庭菜園でも安心して使えるものが多くあります。
「農薬はちょっと…」という方も、成分表示をよく確認して、環境に優しいタイプから始めてみるのもおすすめです。
② 手作り防虫液を使ってみる

無農薬にこだわりたい方には、手作りの防虫液もおすすめ。 以下の材料を使えば簡単に自宅で作れます。
- 米酢:200ml
- 唐辛子(鷹の爪):5本(ヘタとタネを取り除く)
- にんにく:1片(つぶす)
材料を瓶に入れて1か月ほど寝かせたら、水で10倍に薄めてスプレーボトルに入れて使いましょう。手間は少しかかりますが、安心して使える自然素材の防虫剤です。
③ 寒冷紗・防虫ネットで物理的にブロック!

物理的に害虫の侵入を防ぐ方法もとても有効です。
- 寒冷紗や防虫ネットを使って、トマト全体を覆う
- アーチ支柱と組み合わせて設置すれば、通気性も確保できる
最近では100円ショップでも簡単に手に入るアイテムが増えています。 少し手間はかかりますが、一度設置してしまえば長期間にわたって効果を発揮してくれるのでおすすめです。
大切なのは、異変に気づいたらすぐに対応すること! 予防的に管理する意識が、病気を防ぐ第一歩です!
エンディング|美味しいトマトを育てるために、今できることを

今回は、トマト栽培で大切な「追肥」「水やり」「病害虫対策」について、サインと対処法を中心にご紹介しました。
せっかく家庭菜園で育てるなら、農薬をなるべく使わずに、美味しいトマトを安心して食べたいですよね。
トマトは、実が膨らみ始めるこの時期から特に害虫や病気の被害を受けやすくなる時期です。だからこそ、早めの予防と日々の観察がとても大切。
小さなサインに気づいてあげることで、トマトはちゃんと応えてくれますよ♪
どうすればいいか分からなかったので、とても参考になりました!
初心者の方でも取り組みやすいようにまとめてみました!
これから暑くなる季節に向けて、たっぷりの愛情と少しの工夫で、甘くておいしいトマトを一緒に育てていきましょう!
動画で見たい方はこちら!
最後までお読みいただきありがとうございました!

これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。