「ほうれん草の種を買ったけれど、どのくらいの深さにまけばいいの?」
「ちゃんと芽が出るか心配……」
ほうれん草は、種をまく前の土作り・気温・発芽までの水分をそろえると、初心者さんでもプランターで育てやすい野菜です。
今回は、ポコずファミリーが実際にプランターへ種をまいた様子とともに、土作りから発芽までの手順を紹介します。
- 種まき前に、根が伸びやすい土を準備する
- 発芽しやすい15~20℃ごろにまく
- 種を深く埋めすぎず、発芽まで土を乾かさない
難しい道具は必要ありません。順番に進めていきましょう。
今回使ったのは、少量入りのほうれん草の種
今回使ったのは、ダイソーで見つけた少量入りのほうれん草の種です。
プランター栽培では、大きな袋の種を買っても余ってしまうことがあります。まずは少しだけ育ててみたい方には、少量入りの種も使いやすい選択肢です。

ほうれん草は、根がまっすぐ下へ伸びます。育苗ポットから植え替えるより、育てるプランターへ直接種をまくのがおすすめです。
種袋に書かれた「まきどき」は地域や品種で変わるため、最初に確認してくださいね。
ほうれん草は、種まき前の土作りが大切
ほうれん草は酸性に傾いた土では育ちにくく、土が合わないと芽がそろわなかったり、葉が黄色くなったりすることがあります。
動画では、使い終わったプランターの土へ、古い土の再生材・石灰・元肥になる完熟堆肥を混ぜ、約2週間前から準備しました。
ただし、新しい野菜用培養土を使う場合は、最初から肥料や酸度調整済みのものがあります。その場合は、石灰や肥料を自己判断で重ねず、培養土の袋に書かれた使い方を確認しましょう。

古い土を使う時の流れ
- 前に育てた野菜の根や枯れ葉を取り除く
- 固くなった土を、スコップでよくほぐす
- 古い土の再生材などを、商品の説明どおりに混ぜる
- 種まきまで土を休ませる
「pHをきっちり測らないと育てられない」と難しく考えなくても大丈夫です。まずは、古い土をそのまま使わず、種まき前に整えておくことを覚えておきましょう。
また、同じ土でほうれん草を続けて育てると、育ちが悪くなることがあります。前にも同じプランターで育てた場合は、新しい培養土へ替えるか、古い土をきちんと再生してから使います。
種まきは、気温15~20℃ごろが育てやすい
ほうれん草の発芽に向いている温度は、15~20℃ほどです。
気温が高過ぎる時期は芽が出にくく、寒さが厳しくなると発芽まで時間がかかります。カレンダーだけで決めず、種をまく頃の気温も確認すると安心です。

暑い時期は、種袋を見てから芽出しする
昔ながらの未処理の種は、暑い時期に一晩水へ浸し、湿らせた布などに包んで涼しい場所へ置くと、発芽をそろえやすくなります。
ただし、最近は発芽しやすい加工をした種もあります。色の付いた種やコーティングされた種は水に浸けず、種袋の説明を優先してください。
9月の暑さが残る時期に「今まいて大丈夫かな?」と迷った方は、こちらも参考にしてください。
ほうれん草の種まきはいつ?9月はまだ暑い?発芽しない原因と5つの対策【初心者向け】ほうれん草の種まきは5ステップ
ここからは、実際の作業を順番に見ていきます。
1.土をほぐして、表面を平らにする
土が固いままだと、根が伸びにくくなります。スコップで土をほぐしたら、表面の大きな凹凸をならしましょう。

最後にスコップの背などで軽く押さえておくと、同じ深さのまき溝を作りやすくなります。
2.深さ約1cmのまき溝を作る
支柱や指を使い、まっすぐな溝を作ります。深さの目安は約1cmです。

大きめのプランターに2列まく場合は、列と列の間を約15cm空けます。小さなプランターなら、動画のように1列でも大丈夫です。
3.種を2~3cmほど空けてまく
作った溝へ、種を一粒ずつ並べます。動画では、2~3cmほど間隔を空けました。

少し多く落ちても、発芽後に間引けるので慌てなくて大丈夫。ただし、同じ場所へ種が固まった時は、指でそっと広げておくと後のお世話が楽になります。
4.土をかぶせ、手でやさしく押さえる
溝の両側から土を寄せ、種が隠れるように薄くかぶせます。その後、手のひらでやさしく押さえましょう。
土と種が触れることで水分が伝わりやすくなり、発芽がそろいやすくなります。

5.種が流れないよう、やさしく水やりする
最後に、鉢底から水が出るくらいまで、全体へ水を与えます。

強い水を一気に当てると、土がめくれて種が出てしまいます。じょうろのハス口を付け、細かな水をふんわりかけるのがコツです。
種を流さないように、やさしく水をあげていきましょう。
寒い時期は、不織布で発芽を助ける
ほうれん草は寒さに強い野菜ですが、寒い土では発芽に時間がかかります。
11月以降など気温が下がってから種をまく場合は、プランターへ不織布をふんわり掛けて保温すると、発芽を助けられます。

不織布はプランターの大きさに合わせ、風で飛ばないようにピンで留めます。芽が出そろったら外しましょう。
発芽までは、土の表面を乾かさない
種まき後は、5日~1週間ほどが発芽の目安です。気温や品種によって前後するため、すぐに掘り返さずに待ちましょう。

待っている間に大切なのは、土をカラカラに乾かさないことです。
- 土の表面が乾きそうなら、やさしく水を与える
- 雨が続いて土が湿っている時は、無理に水を足さない
- 発芽を確かめようとして、土を何度も掘らない
これだけで大丈夫です。
芽が出た後に苗が倒れたり、だんだん元気がなくなったりした時は、水の量や日当たりを見直します。
ほうれん草が発芽後に枯れる原因は?水やり・間引き・立枯れを見分ける5つのポイント【初心者・プランター】発芽したら、次は間引きと追肥へ
芽がそろった後は、混み合った苗を少しずつ間引き、残した株へ日が当たるようにします。
種まきの時に少し密集しても、ここから元気な苗を選べば大丈夫です。
まとめ|深さと水やりをそろえて、発芽を待とう
ほうれん草をプランターで種から育てる時は、次の4つを意識します。
- 種まき前に、根が伸びやすい土を準備する
- 気温15~20℃ごろを目安にまく
- 深さ約1cm、種の間隔2~3cmほどでまく
- 種を流さないように水を与え、発芽まで乾かさない
一つずつ行えば、初心者さんでも難しくありません。まずは小さなプランターから、種まきを楽しんでみてくださいね。

土をほぐし、溝を作って種をまく手元は、動画でも確認できます。
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