ホウレン草の育て方

初心者でも簡単!ほうれん草の育て方|大きく育つ種まきのコツ【プランター家庭菜園】

初心者向けにほうれん草を種から育てる方法を紹介するアイキャッチ

「ほうれん草の種を買ったけれど、どのくらいの深さにまけばいいの?」

「ちゃんと芽が出るか心配……」

ほうれん草は、種をまく前の土作り・気温・発芽までの水分をそろえると、初心者さんでもプランターで育てやすい野菜です。

今回は、ポコずファミリーが実際にプランターへ種をまいた様子とともに、土作りから発芽までの手順を紹介します。

最初に覚えたい3つ
  • 種まき前に、根が伸びやすい土を準備する
  • 発芽しやすい15~20℃ごろにまく
  • 種を深く埋めすぎず、発芽まで土を乾かさない

難しい道具は必要ありません。順番に進めていきましょう。

今回使ったのは、少量入りのほうれん草の種

今回使ったのは、ダイソーで見つけた少量入りのほうれん草の種です。

プランター栽培では、大きな袋の種を買っても余ってしまうことがあります。まずは少しだけ育ててみたい方には、少量入りの種も使いやすい選択肢です。

ポコずファミリーが使った少量入りのほうれん草の種とプランター
まずは少量から育てたい方には、少量入りの種も使いやすい選択肢です。

ほうれん草は、根がまっすぐ下へ伸びます。育苗ポットから植え替えるより、育てるプランターへ直接種をまくのがおすすめです。

種袋に書かれた「まきどき」は地域や品種で変わるため、最初に確認してくださいね。

ほうれん草は、種まき前の土作りが大切

ほうれん草は酸性に傾いた土では育ちにくく、土が合わないと芽がそろわなかったり、葉が黄色くなったりすることがあります。

動画では、使い終わったプランターの土へ、古い土の再生材・石灰・元肥になる完熟堆肥を混ぜ、約2週間前から準備しました。

ただし、新しい野菜用培養土を使う場合は、最初から肥料や酸度調整済みのものがあります。その場合は、石灰や肥料を自己判断で重ねず、培養土の袋に書かれた使い方を確認しましょう。

ほうれん草の種まき前に古い土を整える3段階の図解
古い土を使う時は、約2週間前から根や枯れ葉を取り除き、土を整えます。

古い土を使う時の流れ

  1. 前に育てた野菜の根や枯れ葉を取り除く
  2. 固くなった土を、スコップでよくほぐす
  3. 古い土の再生材などを、商品の説明どおりに混ぜる
  4. 種まきまで土を休ませる

「pHをきっちり測らないと育てられない」と難しく考えなくても大丈夫です。まずは、古い土をそのまま使わず、種まき前に整えておくことを覚えておきましょう。

また、同じ土でほうれん草を続けて育てると、育ちが悪くなることがあります。前にも同じプランターで育てた場合は、新しい培養土へ替えるか、古い土をきちんと再生してから使います。

種まきは、気温15~20℃ごろが育てやすい

ほうれん草の発芽に向いている温度は、15~20℃ほどです。

気温が高過ぎる時期は芽が出にくく、寒さが厳しくなると発芽まで時間がかかります。カレンダーだけで決めず、種をまく頃の気温も確認すると安心です。

ほうれん草が発芽しやすい温度・深さ・水分の3条件
15~20℃・浅まき・発芽まで乾かさないことが、芽をそろえる基本です。

暑い時期は、種袋を見てから芽出しする

昔ながらの未処理の種は、暑い時期に一晩水へ浸し、湿らせた布などに包んで涼しい場所へ置くと、発芽をそろえやすくなります。

ただし、最近は発芽しやすい加工をした種もあります。色の付いた種やコーティングされた種は水に浸けず、種袋の説明を優先してください。

9月の暑さが残る時期に「今まいて大丈夫かな?」と迷った方は、こちらも参考にしてください。

9月のほうれん草の種まきと発芽しない悩みを示すアイキャッチほうれん草の種まきはいつ?9月はまだ暑い?発芽しない原因と5つの対策【初心者向け】

ほうれん草の種まきは5ステップ

ここからは、実際の作業を順番に見ていきます。

1.土をほぐして、表面を平らにする

土が固いままだと、根が伸びにくくなります。スコップで土をほぐしたら、表面の大きな凹凸をならしましょう。

プランターの土をほぐして表面を平らにする動画実写
土をやわらかくほぐし、同じ深さの溝を作りやすいよう表面を整えます。

最後にスコップの背などで軽く押さえておくと、同じ深さのまき溝を作りやすくなります。

2.深さ約1cmのまき溝を作る

支柱や指を使い、まっすぐな溝を作ります。深さの目安は約1cmです。

ほうれん草の種をまく深さ約1cmの溝を作る動画実写
支柱や指を使って、深さ約1cmのまき溝を作ります。

大きめのプランターに2列まく場合は、列と列の間を約15cm空けます。小さなプランターなら、動画のように1列でも大丈夫です。

3.種を2~3cmほど空けてまく

作った溝へ、種を一粒ずつ並べます。動画では、2~3cmほど間隔を空けました。

ポコずファミリーがプランターへほうれん草の種をまく動画実写
種を2~3cmほど空けて、一粒ずつ並べます。

少し多く落ちても、発芽後に間引けるので慌てなくて大丈夫。ただし、同じ場所へ種が固まった時は、指でそっと広げておくと後のお世話が楽になります。

4.土をかぶせ、手でやさしく押さえる

溝の両側から土を寄せ、種が隠れるように薄くかぶせます。その後、手のひらでやさしく押さえましょう。

土と種が触れることで水分が伝わりやすくなり、発芽がそろいやすくなります。

ほうれん草の種まきの深さ・種の間隔・条間を示す図解
深さ約1cm、種の間隔2~3cm、2列なら列の間を約15cm空けます。

5.種が流れないよう、やさしく水やりする

最後に、鉢底から水が出るくらいまで、全体へ水を与えます。

ほうれん草の種を流さないようじょうろでやさしく水やりする動画実写
ハス口を付け、種が流れないよう細かな水をふんわりかけます。

強い水を一気に当てると、土がめくれて種が出てしまいます。じょうろのハス口を付け、細かな水をふんわりかけるのがコツです。

ポコずポイント
ポコずポイント

種を流さないように、やさしく水をあげていきましょう。

寒い時期は、不織布で発芽を助ける

ほうれん草は寒さに強い野菜ですが、寒い土では発芽に時間がかかります。

11月以降など気温が下がってから種をまく場合は、プランターへ不織布をふんわり掛けて保温すると、発芽を助けられます。

寒い時期にほうれん草のプランターへ不織布を掛ける動画実写
寒い時期は、不織布をふんわり掛けて発芽を助けます。

不織布はプランターの大きさに合わせ、風で飛ばないようにピンで留めます。芽が出そろったら外しましょう。

発芽までは、土の表面を乾かさない

種まき後は、5日~1週間ほどが発芽の目安です。気温や品種によって前後するため、すぐに掘り返さずに待ちましょう。

土から発芽したばかりのほうれん草の芽
発芽の目安は5日~1週間ほど。土を掘り返さず、乾かさないように待ちます。

待っている間に大切なのは、土をカラカラに乾かさないことです。

  • 土の表面が乾きそうなら、やさしく水を与える
  • 雨が続いて土が湿っている時は、無理に水を足さない
  • 発芽を確かめようとして、土を何度も掘らない

これだけで大丈夫です。

芽が出た後に苗が倒れたり、だんだん元気がなくなったりした時は、水の量や日当たりを見直します。

ほうれん草が発芽後に枯れる原因と水やり、立枯れの見分け方を紹介するアイキャッチほうれん草が発芽後に枯れる原因は?水やり・間引き・立枯れを見分ける5つのポイント【初心者・プランター】

発芽したら、次は間引きと追肥へ

芽がそろった後は、混み合った苗を少しずつ間引き、残した株へ日が当たるようにします。

種まきの時に少し密集しても、ここから元気な苗を選べば大丈夫です。

まとめ|深さと水やりをそろえて、発芽を待とう

ほうれん草をプランターで種から育てる時は、次の4つを意識します。

  1. 種まき前に、根が伸びやすい土を準備する
  2. 気温15~20℃ごろを目安にまく
  3. 深さ約1cm、種の間隔2~3cmほどでまく
  4. 種を流さないように水を与え、発芽まで乾かさない

一つずつ行えば、初心者さんでも難しくありません。まずは小さなプランターから、種まきを楽しんでみてくださいね。

プランターで元気に育ったほうれん草
土・深さ・水分をそろえると、プランターでも元気なほうれん草を育てられます。

土をほぐし、溝を作って種をまく手元は、動画でも確認できます。

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参考資料

おかげさまで重版が決定しました!

家庭菜園で迷った時の1冊

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
家庭菜園は、 「ちゃんとやっているつもりなのに、うまくいかない」
そんな場面が意外と多いものです。

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読んでくださったみなさん、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございます。