トマトって育てるのは簡単だけど…甘くならないのはなんで?
実はそれ、よくあるお悩みです!でも育て方をちょっと工夫するだけでグッと甘くなりますよ。
家庭菜園で育てたトマトが水っぽくて甘くない…。そんな経験ありませんか?
家庭菜園で育てられる野菜の中でも、トマトは味の違いがはっきりと出やすい野菜です。
この記事では、トマトが甘くならない原因と、その対策をわかりやすくご紹介します。
初心者でもすぐに実践できる内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
原因その1. 茎が太すぎて実に栄養が届きにくい

茎が太く、元気そうと喜んでいたら黄色信号!すぐに対策をした方がいいかもしれません。
見た目が立派でも、茎が太すぎる状態を農家さんは“暴れ木”状態と表現するそうです。
こんな兆候があれば要注意!
- 一段目の花房に実がついていない
- 葉ばかりが元気に生い茂っている
- 全体的にムチッとして太い茎
栄養が葉や茎に偏ってしまうと、実が水っぽく甘みが弱くなってしまいます。
脇芽をうまく活用して栄養分散

茎が太くなりすぎたときは、あえて脇芽(わきめ)を育てて栄養を分散する方法が有効です。
脇芽が10~15cmになったら摘み取ることで、主枝への栄養集中を抑えて、実にバランスよく栄養が行き渡らせることができます。
原因その2. 水と肥料の与えすぎ

水と肥料の与えすぎは、味の薄いトマトの原因にるので要注意です!
トマトの原産地は南米のアンデス地方。どちらかというと少し乾燥するくらいの方がよく育つ我慢強い植物です。
それなのに水や肥料が多すぎると、葉や茎ばかりに栄養が偏りどんどんと大きくなってしまいます。その結果実がつかない。ついた実の味が薄く水っぽくなってしまうという悪循環に陥ってしまうことも。
要注意!こんなサインは栄養過多のサイン!
- 葉が濃い緑で、反り返っている
- 下葉の色が濃くツヤツヤしている
- 茎が急に太くなっている
これらのサインを見つけたら、水やりと肥料のタイミングを見直しましょう。
水分対策:甘みを引き出す「ストレス栽培」
トマトは乾燥に強い植物です。さらに少しのストレスを与えると、実に糖を蓄えようとします。
水分量を調整して、トマトにストレスを与えることで実を甘くする栽培方法を「ストレス栽培」と言います。

実際の農家さんも実践している方法で、初心者さんには難しく聞こえるかもしれませんね。
でも安心してください!ポイントを抑えるだけで家庭菜園でもちゃんと効果を出すことができますよ。
適度な水分ストレスで糖度アップ!実践のコツ
- 水やりは土が乾いてからにする
- 葉が下を向いてから与えてもOK
- 追肥は少量をこまめに
肥料対策:液体肥料で細かく調整する
肥料も水分と同じく、与えすぎてしまうと茎や葉に栄養が偏る原因になります。
とはいえ、まったく上げないとトマト自体の元気がなくなり、実が付きにくくなることもあります。
そこでお勧めするのが、液体肥料です!
液体肥料は根からの吸収がいいので効果が早く出て、量も調整しやすいので、トマトの生育状況に合わせてこまめに調整ができます。
少し上級者向けのテクニックにはなりますが、肥料を調整することで株全体の大きさや茎の太さのバランスを整えられます。

固体肥料と液体肥料の違いは効果の持続性と即効性です。固体肥料は効果が長く続く分、即効性に欠けます。液体肥料は即効性があるものの、効果は1週間ほどと持続しません。
液体肥料のタイミングは次のサインを参考にしてくださいね。
- 葉が濃い緑で巻いている
- 茎が太くなりすぎている
- 葉がやや下向きで柔らかい
- 全体的に茎が細めで元気がない
原因その3.一番果は甘くない

最初に収穫したトマトがあまり甘くなくても、心配はいりません。
1番果ができるころは株がまだ若いため、糖を実に十分送れない状態です。
3段目・4段目と進むにつれて、株全体が安定し、実もゆっくりと成熟するようになります。3段目、4段目とだんだん糖度も上がっていきますので、これからできるトマトに期待を膨らませる気持ちで成長を待ちましょう。
最初の1個に期待をしないことも、美味しいトマトを長く楽しむコツですね!
まとめ|甘いトマトはちょっとした育て方の工夫で変わる!

トマトの実が甘くならない原因
- 茎が太すぎると実に栄養が届きにくい
- 水と肥料のやりすぎはNG
- 脇芽や液肥で細かく調整する
- 最初の実が甘くなくても大丈夫!
ちょっとした工夫で、家庭でも甘くて濃いトマトを収穫できます。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
動画で見たい方はこちら!
タグ:
#家庭菜園 #トマト栽培 #トマト甘くない #ストレス栽培 #液体肥料 #脇芽調整 #60代の家庭菜園 #プランター野菜
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