ナスの苗も葉っぱが元気に茂ったな。
何もしないで大丈夫なのかしら…
たくさん実をつけさせるために
大事な作業があるんですよ!
元気にすくすく育つ、ナスの苗。
病気や害虫のリスクを遠ざけ、たくさんの実を付けさせるために欠かせない作業が「仕立て」です。
とはいえ…仕立てのやり方に戸惑ってしまう初心者の方が多いことも事実です。
そこで今回は、ナスを初めて育てる方にも分かるように、仕立てのやり方から誘引まで、ナスを元気に育てていくコツを丁寧に解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。
ナスの仕立て 豆知識

ナスは成長がとても早く、何もしないとあっという間に枝葉が混み合ってしまう野菜です。
ここで、ナス栽培の成功のカギを握るのが「仕立て作業」!
家庭菜園初心者さんにとっては一番分かりにくい作業です。
でも、この作業を行うことで、「なんだかうまく育たなかったな…」といった失敗を避けることができるんです。
「仕立ての壁」を一緒に乗り越えましょう!
ナスの一番果を収穫

苗を植えてから3週間〜4週間ほど。最初に咲いた花の実が5cmほどに成長しますが、この実を大きく育ててしまうと、株自体の成長が遅れてしまいます。
この実は大きくしないで、すぐに収穫しましょう。
そして、このタイミングが「仕立て」のスタートにぴったり!これを逃すと、枝がどんどん伸びていって切る枝が分からなくなり、手遅れになることも…。
収穫したナスは、
素揚げや浅漬けにして食べてみてくださいね!
ナスの3本仕立て

ナスは枝分かれをしながら成長していきますが、その中でも整った枝を選んで仕立てをしていきます。
初心者の方には、「ナスの3本仕立て」がおすすめです。

引用:サカタノタネ
「ナスの3本仕立て」のやりかた
①一番果から分かれた2本の枝を残します。
②さらにその1つ下のわき芽を1本残します。
③合計3本の枝を伸ばして育てていきます。
悩んだら、
上に向かってしっかり伸びていて、
太く元気な枝を3本残しましょう。
ナスのわき芽の整理

残す枝が決まったら、残す3本の枝より下に生えているわき芽を全て摘み取ります。
わき芽を摘まないでいると、株の栄養が余分な枝に分散…。しっかりとした実が育ちにくくなります。
ちなみに、接ぎ木の苗の場合。根元から出てくる「ちょっと雰囲気の違う葉っぱ」はナスではなくて台木の葉っぱ。
見つけたら、その場で取ってしまいましょう。
「葉っぱと茎の間から伸びてきているものが『わき芽』」
と覚えておいてくださいね!
ナスを3本仕立てにする理由

一番果の所で分かれた2本と、その一つ下から生えてくるわき芽は、株の中心部に近く、もっとも安定して成長しやすい位置!
この位置から出る枝は太くて元気に育ちやすく、実もしっかりつく傾向があります。
3本仕立てにすると、栄養がぶれずに集中します。風通しも良くなって、結果的にたくさんの実が収穫できるのです。
プランター栽培の場合、
水やりや追肥の管理がシンプルな「2本仕立て」もおすすめ!
ナスの支柱立てと誘引

残す枝が決まったら、支柱を立てて誘引します。3本仕立ての場合、支柱を3本使うのがおすすめ!
1本の支柱を、主枝に沿ってまっすぐに立てていきます。そして残りの2本の支柱は、わき芽に沿わせて支柱と交差。斜め45度くらいの角度で立てます。
それぞれの枝がしっかり支えられて、
倒れにくくなりますよ!
ナスの切り戻し

その後の管理として、収穫の度に枝をカットしていく「切り戻し」と言う作業があります。
今後伸ばしていく枝を早めに支柱に誘引しておくと、この切り戻し作業がスムーズに進められます。
「どれを残せばいいのか分からなくて…」「毎回悩んでしまって仕立てができない…」といった方は、今のうちに麻ひもや園芸用テープなどで目印をつけておくことがおすすめです。
切り戻しをすると、
たくさんのナスの実を収穫していけます!
まとめ
ナスの仕立ては、初心者さんが一番つまずきやすいポイントです。でも、ここを乗り越えられれば、その後はナス栽培がグッと楽しくなりますよ!枝の選び方や誘引の仕方があいまいだった方は、こちらの動画でさらに詳しく説明していますのでご覧ください。「切り戻し作業」のやり方に関しても、今後、詳しく解説していきます。これからも一緒に家庭菜園を楽しんでいきましょうね!
動画で見たい方はこちら!
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