不織布の便利な使い方と注意点!寒くなってきたので「寒さ対策をしたい」と言う方や、
不織布の使い方が良く分からない!と言う方に向けて、
家庭菜園には欠かせない不織布の便利な使い方を
初心者の方にも分かるように解説していきます。それではよろしくお願いします。
動画で見たい方はこちら!
まめ知識 不織布とは

そもそも!不織布とはどういう物かと言いますと、
簡単に言うと人間で言う服のような物で、色々な効果を発揮することができます。
材質はポリエステルなどの合成繊維が多く、うすーい布のようなものだと思ってもらえれば良いと思います。
例えば、皆さんがいつも付けている不織布マスクも材質は一緒で、この「マスクを薄く伸ばしたようなもの」と思ってください。
不織布を拡大してみると粗い紙のような感じで隙間があるので、水や光を通してくれます。
寒い冬ではこの不織布をかけてあげる事で、寒さから野菜を守ってあげることができます。
「野菜に服を着させてあげる」というイメージですね。
不織布の7つの効果

「不織布の便利な使い方」と言うと、虫対策・鳥対策・寒さ対策・保温・霜よけ対策・直射日光除け・発芽率アップ の7つです。
最後には不織布のデメリット・注意点についても解説していきます。
虫対策・鳥対策

育てている野菜を覆うようにかけてあげれば、虫の対策や鳥対策をすることができます。
不織布は網目が非常に細かいので虫が入ってこられません。防虫ネットをするのと同じ効果を得ることが不織布でできます。
虫が入ってこない。ということは、当然!鳥も入ってこられません。ですので、鳥対策にも活躍します。

秋野菜などは特にですが、蝶々が飛んできて芋虫の被害で葉っぱが丸坊主になってしまった。
とか ヒヨドリが飛んできて、ブロッコリーの葉っぱが丸坊主にされてしまった。
こんな悲しい出来事から!不織布をかけることで、野菜を守ってあげることができますよ。
寒さ対策・保温・霜よけ対策

寒くなってきたこの時期、皆さんが気になっているのは寒さ対策だと思います。
不織布は薄い布のような物なので、野菜にかけてあげれば寒さ対策にもなります。
不織布はある程度光を通しますので、温まった空気を逃さず不織布が保温をしてくれます。
太陽が出ていれば、不織布をしていないよりも「2~3℃」温度が上がるとも言われています。
霜よけに関しては、

寒くなってきて5℃を下回ると霜が発生します。
もう霜がはっている地域の方も多いかと思います。
不織布は服のような物なので、霜が発生しても不織布には霜がはりますが、服の下の野菜には霜がはらず霜から野菜を守ってくれます。
不織布はすごいですね。
直射日光除け

夏場など日差しが強すぎるというときに、直射日光除けとしても効果を発揮します。
不織布をかけてあげるだけで影ができます。

例えば、ミニトマトの実割れを防ぐために直射日光から守ってあげるのに使うとか、
残暑が残っているときに「影を作って秋冬野菜を植える」などにも使えます。
ただ、注意点として、
完全に密閉してしますと熱くなりすぎて、枯れてしまうので注意してくださいね。
園芸店でも使っている!

ちなみに、園芸店では夏野菜にも使っているそうです。
園芸店では、まだ少し寒い早い時期から夏野菜の苗を販売するのですが、朝晩が冷え込む時期に苗を入荷するので、
閉店時に苗に「不織布をべた掛けして苗を守る」保温をする。という事をやっているそうです。
もし、早い時期から夏野菜を始めたい。という方は、
「不織布を使えば寒さから苗を守れます」ので、試してみてくださいね。
発芽率アップ

不織布には保湿効果もあります。
種をまいた後にべた掛けすることで、直射日光による水の蒸発を防ぐことができ、発芽率を上げることができます。
例えば、濡れた土の上に布をかぶせてあげれば、乾きにくくなる。というのと一緒で
不織布をべた掛けすることで土が乾きにくくなりますので、発芽率がアップします。
不織布は光も通します

好光性種子(こうこうせいしゅし)といって発芽をするために光を必要とする野菜にも使えます。
特に発芽させるのが難しいと言われている、ニンジンなどは効果が高いです。
もし良かったら!やってみてくださいね。
豆類などの野菜は、種まき後に鳥に食べられてしまう

また、豆類などの野菜は種まき後に種を鳥に食べられてしまう。という事も起きてしまいます。
ですが、
種をまいた後に不織布をべた掛けすれば鳥の被害からも守ってくれます。
まさに「一石二鳥」ですね。
他に、どんな野菜に使えるの?

不織布は色々な使い方がありますので、1つ持っていると「とても重宝」します。
ここで!どんな野菜に使えるかと言いますと、全部の野菜に使えます。
ですが、

秋冬野菜は、ほとんどの野菜に使えます。
特に!秋冬野菜は、ほとんどの野菜に使えますので重宝すると思います。
かぶ、大根、ほうれん草、イチゴ、ブロッコリー
など色々な野菜に使えますよ。
不織布の注意点
なんにでも使える不織布ですが、実はデメリットもあります。
このデメリットを3つに分けてご紹介します。
1つめ 破れます。

不織布は薄い布のようなものなので破れやすいです。
普通に使っている分には問題ありませんが、固定しようとピンなどで止めていると「そこからすれて破れてしまう」という事があります。
使っている方には「あるある」かもしれませんね。
「破れやすい」というのがデメリットの1つ目です。
2つめ 水やりが問題

これは、私も頭を悩ませています。
どういうことかというと、
じょうろなどの水やりが上手にできません。不織布は布のような物なので水をはじいてしまうからです。
雨などで、一定の量が降れば地面まで水が届きますが、じょうろなどで水をあげる場合は、大量の水が必要になってしまいます。
私の場合は一度不織布をあけて、そこから水やりをしています。
「水やりの度に開け閉めをしなければいけない」というのは少し大変だね💦
3つめ 光の透過率の確認

商品によって光の透過率が変わります。
透過率というのは、光をどの位通すのかの目安です。
透過率が高ければ光を多く通し、低ければ光を遮ってくくれる。ということです。
一般的な不織布は結構光を通すと思ってもらってよいですが、
秋冬野菜を育てていて「より光を通すもの」ということであれば、透過率の高いものを選ぶ必要があります。
光を良く通すので保温効果も高くなります。が、その分値段も高くなってしまいます。

また、暑い時期などは「逆に透過率の低いもの」を選んであげると光を多く遮ってくれるので直射日光除けとして役立ちます。
まとめ

ひとえに、不織布と言っても色々な物があります。
長いものから短いもの、幅が広いもの。値段も高いものから安いものまで、ピンからキリまであります。
当然ですが、高いものは「効果が高い」ものが多いです。
園芸店やホームセンター、100円ショップでも売っています。
試しに不織布を使ってみたいという方は、100円ショップなどで売っている安いもので効果を試してみて、
これは良い!と思ったら「高いものを試してみる」と言うのがおすすめですよ。

不織布は耐久性はないですが、価格が安く軽くて使い勝手が非常に良いですので、是非使ってみてくださいね。
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。