家庭菜園を始めてみたけど、最近なんだか葉っぱがベタベタしてのよね…
それ、もしかしたらアブラムシかもしれないわよ
本当だわ。黒っぽい小さい虫がたくさん!どうしたらいいの?
それじゃあ、農薬を使わなくても“自然の力”で抑える方法を教えるよ
家庭菜園での困りごとの1つ、害虫問題。特にアブラムシやハダニなどの代表的な害虫に頭を悩ませている方も多いのではないのでしょうか。
今回は、そんな害虫に化学的な農薬を使わずに対処する自然農薬スプレーの作り方と使用法をお伝えします!
市販の農薬は使いたくないけど、ボロボロの葉野菜はイヤですよね。
すぐにマネができて、初心者さんでも1時間で作れる自然農薬スプレーを覚えて、家庭菜園をもっと楽しんでくださいね。
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害虫はなぜ発生するの?アブラムシ・ハダニの正体と特徴

アブラムシやハダニは、家庭菜園でよく見られる代表的な害虫です。
「どこから来たの?」と思うかもしれませんが、実は風や他の虫に運ばれて自然にやってくることが多いのです。
では、どうして一気に増えるのでしょうか?
それは、環境と“仲間”の存在に関係しています。
アブラムシはアリと共存関係にある
アブラムシは、葉っぱの汁を吸って栄養を奪う害虫ですが、実はアリと深い関係があります。
アブラムシは植物の汁を吸うと、糖分を多く含んだ「甘い液(甘露)」を出します。
アリはこの甘露を食べるために天敵のテントウムシからアブラムシを守り、巣をアブラムシの多い作物の近くに作ります。
つまり、アリが多いとアブラムシも増えるという悪循環が起こります。
アブラムシ対策を考えるときは、アリの行動を抑えることが重要なのです。

ハダニは乾燥と高温で爆発的に増える
ハダニはクモの仲間で、肉眼ではほとんど見えないほど小さな虫です。
葉の裏側に潜み、葉緑素を吸い取って葉を白く変色させてしまいます。
このハダニが厄介なのは、乾燥と高温を好むこと。
特に春から初夏、気温が上がり始めたころに急激に増えます。
乾燥した環境では繁殖が止まらないため、こまめな水やりや葉水も有効な対策になります。
自然農薬で「環境を変える」ことがポイント

アブラムシやハダニは、化学農薬で一時的に減らすことはできますが、長期的に見ると抵抗性(薬への耐性)がついてしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、自然農薬スプレー。
台所の素材で作れて、人にも野菜にもやさしい方法です。
中でもおすすめなのが、「ワカメ煮汁スプレー」と「ニンニク&唐辛子スプレー」。
ワカメ煮汁はアブラムシやアリに、ニンニク&唐辛子スプレーはハダニに効果を発揮してくれるんです。
ワカメ煮汁スプレーでアブラムシ・アリを寄せつけない
ワカメって、味噌汁に入れるあのワカメ? どうして虫よけになるの?
実は、ワカメのぬめりには“フコイダン”という成分が含まれていて、それが虫たちの行動を妨げるのよ
① ワカメ煮汁の仕組み
ワカメのぬめり成分(フコイダン)は、アリの足の感覚を鈍らせ、通り道を分からなくさせる働きがあります。
そのため、アリが巣を作りにくくなり、結果的にアブラムシの繁殖も防げるというわけです。
さらにワカメには、カルシウム・マグネシウム・ヨウ素などのミネラルが豊富。
これらが土壌に染み込むことで、植物の根の活性化や病気予防にもつながります。
まさに、「害虫対策+土づくり」が同時にできる一石二鳥の方法なのです。
② 材料と作り方
ワカメ煮汁スプレーの作り方はとても簡単です。
乾燥ワカメでも生ワカメでもOK。冷蔵庫にあるもので試してみましょう。
【材料】
- ワカメ:ひとつかみ(乾燥でもOK)
- 水:500ml
【作り方】
- 乾燥ワカメを軽く塩抜きする。
- 鍋に水500mlを入れ、ワカメを加えて約20分煮込む。
- 冷ましてから、煮汁だけをスプレーボトルに入れる。


これで完成です。所要時間はおよそ1時間ほど。
煮たあとのワカメは、細かく刻んで堆肥や花壇のマルチング材として再利用もできます。
③ 使い方とコツ

ワカメ煮汁は、株元への注ぎ込みと葉へのスプレーの両方に使えます。
- アリの通り道や巣の入口に重点的にスプレー
- アブラムシがつきやすい葉の裏にも軽く吹きかける
- 晴れた日の午前中に行う(夕方は湿気で逆効果になることも)
特に、イチゴ・トマト・キャベツ・ナスなど、アブラムシの被害が出やすい野菜には効果的です。
2〜3日に1回のペースで繰り返すと、徐々に虫の動きが減っていくのを実感できるでしょう。

家庭菜園以外にも、室内に侵入してくるアリへの対策として、侵入経路にワカメ煮汁スプレーをしておくのもいいですよ。
ニンニク&唐辛子スプレーでハダニ・アブラムシを撃退
ニンニクと唐辛子で本当に虫がいなくなるの?
ニンニクの硫黄化合物と唐辛子のカプサイシンには害虫の嫌がる成分なのよ
害虫には効果のあるニンニクと唐辛子の成分ですが、植物にも人にも比較的やさしい自然素材です。
口に入れるお野菜に振りかけても安心なのが嬉しいですよね。
①ニンニク&唐辛子スプレーの仕組み

ニンニクに含まれる硫黄系の成分(アリシンなど)は害虫の嗅覚や摂食行動を乱し、唐辛子のカプサイシンは接触すると刺激を与えて忌避させます。
つまり「ニオイと刺激」で害虫を追い払うイメージです。
化学合成の殺虫剤のように即効で全滅させる力は強くないですが、忌避と行動抑制に優れているため、発生初期や予防にとても役立ちます。
② 材料と作り方
材料(目安)
- ニンニク:2片(スライス)
- 唐辛子:2本(1cm幅にカット)
- 水:500ml
作り方
- ニンニクは皮をむいて薄切り、唐辛子は小口切りにします。
- 鍋に水500mlを入れ、ニンニクと唐辛子を加えて中火で約20分煮ます。
- 火を止めて自然に冷まします。
- 冷めたら、固形物をこして煮汁だけを取り、スプレーボトルに入れて保存します。
(※スプレー詰まりを防ぐため、必ずこしてからボトルへ移してください。)


所要時間は煮る+冷ますでおよそ1時間前後。出来上がりの煮汁は香りが強いので、屋外で作業すると扱いやすいです。
③ 使い方
- 希釈割合:作った原液は必ず5〜10倍に薄めて使います(例:原液100mlに対して水を400〜900ml足す)。
- 噴霧方法:葉の裏を中心に、1〜2プッシュ薄くかけるイメージで。葉表より葉裏を重点的に狙いましょう。
- 頻度:予防的には週1回程度。発生しているときは2〜3日おきに散布すると効果が出やすいです。
- 使う野菜:ハダニやアブラムシが出やすい葉物や花もの、トマト・ナスなどに使えます。

初めて使うときは、まず1株の目立たない葉で希釈液を試して、葉やけ(やけど)や変色がないか確認してから全株に散布してください。
ニンニク&唐辛子スプレーは葉野菜につくハダニに効果を発揮します。
小松菜、春菊などの葉野菜、葉っぱを食べることもある大根などにぜひ使ってみてくださいね。

自然農薬スプレーの注意点と保存方法

自然農薬スプレーは手作りです。ですが、手作りだから何でも安心というわけではありません。
天然素材でも扱い方がを間違えると、効果が落ちたり、植物を痛めたりしてしまいます。
この章では、自然農薬スプレーを使用するときの注意点をご紹介します。
保存と廃棄のルール
- 保存方法:作った原液は冷暗所(冷蔵庫)で保管し、3〜5日以内を目安に使い切りましょう。防腐剤を入れていないため長期保存は推奨しません。
- 変質の見分け方:濁りが増したり、強い異臭(腐敗臭)がする場合は使用をやめて廃棄してください。カビや悪臭は植物にも害が出る原因になります。
小分けして作るのがおすすめ
防腐剤なしの自家製スプレーは少量ずつこまめに作るのが安全です。まとめて大量に作ると品質が落ちやすいので、小分けにして短期間で使い切るようにしましょう。
使用上の注意
- 必ず希釈して使う:原液のまま散布すると葉が焼ける(薬害)ことがあります。5〜10倍の希釈は必ず守ってください。
- 花には注意:観賞用の花や開花中の花弁には直接かけないでください(色落ち・変色の恐れ)。葉や茎中心に散布するのが安全です。
- 人体・ペットの配慮:強いにおいが残ります。散布中はマスクや手袋を着用し、子どもやペットの近くでの散布は避けましょう。
- スプレーノズルの目詰まり対策:固形成分をよくこしてからボトルに入れる。目詰まりしたらノズルを外して水で洗い流してください。
応用例・利便性
- ベランダや網戸まわりに薄め液を散布すると、外から入ってくる小さな害虫対策になります。
- 花や食べ物にかかる心配がある場合は、広い範囲に撒くのではなくポイント散布(葉裏中心)で運用すると安心です。
どんな野菜に使える?効果が高いおすすめ野菜

ワカメ煮汁スプレーとか、ニンニク&唐辛子スプレーって、どんな野菜に使ってもいいの?
基本的には大丈夫。でも、特に効果が出やすい“おすすめ野菜”を教えるね
自然農薬スプレーは、虫がつきやすい野菜や葉を食べる野菜にとても向いています。
以下のような野菜では特に効果が実感しやすいですよ。
● 効果が高いおすすめ野菜一覧
- イチゴ:甘い香りでアブラムシやアリを呼びやすい。ワカメ煮汁スプレーでアリの動きを止め、アブラムシの繁殖を防ぎましょう。
- キャベツ・ブロッコリー:青虫・コナガ・アオムシがつきやすいので、ニンニク唐辛子スプレーが有効。
- トマト・ナス:ハダニやアブラムシが好む代表的な野菜。葉の裏へのスプレーで予防効果が高まります。
- 大葉(しそ)・春菊・小松菜:葉をそのまま食べる野菜は、農薬を使わずに守りたいところ。自然スプレーなら安心して使えます。
- 大根・カブ:土の中にいる虫よりも、葉に付くハムシやアブラムシ対策に◎。葉裏への噴霧で効果的です。
化学農薬だと気になる残留も、自然素材なら大丈夫です。小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えますね。
また、自然スプレーのもう一つの魅力は、「連作中の土にもやさしい」ことです。
化学薬品を使うと、土の中の善玉菌まで減ってしまうことがありますが、ワカメやニンニクの天然成分は微生物の働きを助け、土壌を健全に保つ効果も期待できます。
つまり、自然農薬スプレーは「虫よけ」だけでなく、土を守りながら、野菜の健康を底上げする事ができる優れものなのです!
まとめ:自然の力で家庭菜園を守ろう

い加賀だったでしょうか。家にあるものですぐにできる自然農薬スプレー。試す価値は十分にありますよね。
自然スプレーの効果まとめ
- ワカメ煮汁スプレー → アリ・アブラムシ対策&土壌のミネラル補給
- ニンニク&唐辛子スプレー → ハダニ・青虫・コナジラミなど広範囲に対応
どちらも自然素材で作れる安心スプレーなので、農薬に頼らずに菜園を守りたい人にぴったりです。
上手に使うコツ
- 早めの予防
虫が増えてからでは遅いので、見かける前に週1回のペースで散布するのが理想です。 - 定期的に続ける
自然成分なので効果は徐々に現れます。数回の散布で「葉の色ツヤが良くなった」「虫が減った」と感じられるはずです。 - 葉の裏を忘れずに
害虫の多くは葉裏に潜むため、裏面を中心にスプレーすると効果がぐんと上がります。
家庭菜園って、“虫が出たら薬を使う”じゃなくて、“虫が出ない環境を作る”ことが大事なんだよ
なるほど!予防が大事ってことなのね
自然の力をうまく借りながら、安心・安全な野菜づくりを続けていくことが、長く家庭菜園を楽しむコツです。
身近な素材から始める小さな工夫が、野菜の健康とおいしさを守る第一歩になります。
今日からぜひ、あなたの家庭菜園でも試してみてください。
「自然の力で育てる野菜」、きっとひと味ちがいますよ。



























