野菜作りに、お酢が良いらしいね…
どんな効果があるのかしら?
お酢には驚きのパワーがあるんですよ!
家庭菜園で野菜の元気がない…そんなときに試したいのが「お酢スプレー」です。
お酢には、野菜にうれしい効果がたくさんあります。
しかも、手軽で経済的!
そこで今回は、お酢スプレーの3つの効果と、正しい使い方について解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。
豆知識

米酢であったり、穀物酢であったり。さらに、黒酢やリンゴ酢であったり。お酢には種類がたくさんあって、それぞれのお酢で味や風味が変わります。
でも、野菜作りに使用するお酢は、どんな種類のお酢でもOKです!ご自宅にあるお酢を、野菜作りに活用しちゃいましょう。
目指せ!お酢を使った!健康的な野菜作り!!
お酢のパワー

お酢には少し強めな酸性の性質があり、殺菌能力が特に高いと言われています。ですから、害虫の対策だけでなく、病気の菌を抑える効果も期待できる!優れものなのです。
これは割と有名な話なので、ご存じの方も多いことでしょう。でも、お酢にはすごいパワーがもっとあるんです!
お酢のパワー その1:光合成をさせる

お酢には、光合成をさせるパワーがあるんです!
光合成と肥料について
光合成とは、植物が光を受けて、自分自身でブドウ糖などの養分をつくること。植物が元気に育つため、光合成は欠かせません。
それに対して、肥料は人間にとってのサプリメントのようなもの。肥料だけの栄養分に偏ってしまうと徒長したり、茎や葉っぱが軟弱な状態で成長したり…。病害虫の被害にも遭いやすくなってしまいます。
人間でも、サプリだけに頼っちゃダメですよね!
お酢には光合成と同じ効果が
実は、お酢の成分は、ブドウ糖とほとんど同じもの。ですから、葉っぱにお酢をかけてあげると、植物はその成分を吸収して、光合成と同じ効果を得られるのです。
天候の悪い日が長く続いたり、日当たりの良くない所で育てていたり…。光合成ができない環境でも、お酢を使えば、日当たりが良い状態で育てているのと同じ効果が得られるんです。
梅雨時期にお酢をかけてあげると、
効果てきめんですよ!
お酢のパワー その2:乾燥に強くなる

お酢には、植物を乾燥から守ってあげるパワーがあるんです!
「気孔」と「蒸散」について
植物の葉っぱの後ろには、開いたり閉じたりして植物の生命活動を支える「気孔(きこう)」と言う器官があります。光合成をしている時、気孔は開きっぱなしの状態です。
また、気温が高くなった時にも、水を蒸発させて体温を低下させる「蒸散(じょうさん)」を行うために気孔を開きます。
反対に、乾燥している時は気孔を閉じて、体内の水の蒸発を防いでいます。
ちなみに、夜は気孔が閉じられています。
ぐったりするのは気孔と蒸散のせい!?
植物は、乾燥した状態では気孔を閉じます。一方、高温になると、蒸散するために気孔を開けっ放しにします。
では、「乾燥している暑い日」の場合、気孔はどうなっているのでしょうか!?実は、植物もこの対応には困っているのです。
例えば、太陽が出ている時は、光合成のために気孔が開いた状態になります。すると、開いた気孔から水分が失われていきます。反対に、曇りで気温が高い日は、光合成をしていないので、気孔を閉じています。すると、体内に熱がこもってしまうのです。
暑い日に植物がぐったりしてるのは、
こんな理由からなんです…
お酢が気孔の開閉を調整
「全開」か「全閉」。極端な動きしかできない気孔ですが、お酢にはいい感じに気孔の開閉を調整してくれるパワーがあるんです。お酢に含まれる「酢酸」という成分が植物に働きかけて、気孔の開閉を丁度いいバランスに調整してくれます。
詳しいメカニズムは割愛しますが、お酢をかけることで、「高温で乾燥している状況」をうまく乗りこえられます。つまり、お酢は、植物を高温の乾燥状態にも強くできるというワケなのです。
お酢のパワーは計り知れないですよね!
お酢のパワー その3:お酢の害虫効果

お酢には、植物を害虫から守ってくれるパワーがあるんです!
お酢の刺激とにおいには忌避効果が
お酢がもつ酸性という特徴と独特のにおいには、害虫に対する忌避(きひ)効果があります。
特に効果がある害虫は、アリとゴキブリ。お酢の臭いが苦手なので、近寄ってこなくなります。また、アブラムシやハダニは酢酸の刺激によってダメージを受けやすく、駆除の効果が期待できます。さらに、梅雨時期に頭を悩ますナメクジにも効果が!酸性環境を嫌うため、お酢をかけることで寄りつかなくなります。
殺虫剤と違って、
体に安心なのがうれしいですよね!
お酢+食器用の中性洗剤で効果倍増
害虫対策にお酢を使う場合は、お酢に食器用中性洗剤を数滴加えましょう。葉や害虫への密着性が向上するので、効果がより一層高まります。
害虫が発生している場所や発生しやすい場所には、重点的に散布します。スプレーで散布すると、効果的にダメージを与えられます。
どちらも家にあるものだから、
すぐに試してみてね!
お酢の使い方を解説!

植物にお酢を使う場合、どんな種類のお酢を使ってもかまいません。もちろん、業務用の安いお酢でも大丈夫!でも、お酢をそのまま植物にかけてしまうと、酸の成分が強すぎて植物が枯れてしまいます。
植物にスプレーする際には、水で100倍に薄めて使いましょう。1リットルの水に対して10㎖が目安です。完成したらスプレーボトルに移して、植物に直接かけていきます。たくさん育てている方には、噴霧器を使うことがおすすめです。
我が家で使っている、
お手頃で便利な噴霧器はこちらです!
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お酢をかける時の注意点

お酢は、植物全体にまんべんなくかけてOKです。でも、花にかかると痛みやすくなってしまいます。花にはかけないで、なるべく葉っぱにかかるように注意してください。
また、夏場はすぐに水分が蒸発するので、植物が吸収する前にお酢の濃度が濃くなり、かえって植物に悪影響を及ぼす場合が…。ですから、気温が高い時は、朝夕の涼しい時間帯にかけてあげましょう。可能ならば、朝にスプレーを!植物の働きが活発なので、お酢を早く吸収してくれます。
毎日かけても大丈夫ですが、
週に1回ぐらいがおすすめです!
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まとめ
光合成のサポートや乾燥対策、そして害虫対策まで!家庭にある「お酢」を野菜にかけるだけで、驚くほど元気に育ちます。より詳しい内容は、こちらの動画で解説していますのでご覧ください。家庭にあるお酢を上手に活用して、一緒に元気な野菜を育てていきましょう!
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