ジャガイモの育て方

ナス・トマト・ピーマンの跡地に絶対NGな野菜3選!連作障害を防ぐおすすめ後作も紹介【初心者家庭菜園】

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ナスやトマト、ピーマンの収穫も終わったし

次は何を植えようかしら…

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ナス科の野菜の後作には

注意が必要なんですよ!

夏の間にたくさん採れた、ナスやトマト、ピーマン

ナス科の野菜の後には、うっかり植えてしまうと上手く育たない野菜があります。そこで今回は、ナス科の野菜の後作に相性の悪い野菜3選と、相性の良いおすすめ野菜4選をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

豆知識

ナス科の野菜の「ナス」は「秋茄子」と言われるように、9月~10月前半くらいまでは収穫が可能です。でも、「なり疲れ」といって、夏の終わり頃には株が疲れて収穫量も落ち込んできます

また、「トマト」もナス科の野菜。ナス科の中でも早くに収穫が終わります。頑張って育てていけば収穫も可能ですが、ここからはあまり多くの収穫は期待できません

さらに、ピーマンもナス科の野菜に分類されます。8月にパプリカのような赤い実がなり出すと、株の勢いが弱くなっていくのです。

他にも、パプリカシシトウトウガラシなどもナス科の野菜です。シシトウなどは、夏も終盤を迎えてくると、辛みが強くなってしまいます。ちなみに、ジャガイモもナス科の野菜なんですよ。

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そろそろ秋冬野菜の準備ですね!


連作障害とは?

「連作障害」とは、特定の野菜を同じ場所で繰り返し続けて育ててしまうこと(連作)で起こるトラブルのこと。ナス科の野菜は「肥料食い」と言われていて、特に窒素分を多く必要とします。すると、使われなかった養分だけが余分に残ってしまい、土の中の栄養バランスが崩れてしまうのです。

さらに、連作しているとナス科の野菜を好む微生物や病原菌もどんどん蓄積していきます。特にナス科の野菜ではネコブセンチュウが増えやすく、最終的には青枯病や萎凋病などの深刻な病気を引き起こすこともあるんです。

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連作は避けたいものですね。

ナス科の後作に相性の悪い野菜

ナス科の後作で避けるべき相性の悪い野菜をご紹介していきます。

秋ジャガイモ

ナス科の跡地には、根こぶ病や青枯病などの病原菌が残っていることがあります。これらの菌はジャガイモの大敵です。特にプランター栽培では土の量が限られていますので、菌や目に見えない小さな害虫であるセンチュウが密集・蓄積しやすく、注意が必要です。

ダイコン

ナス科の跡地では、センチュウが増えやすくなります。ダイコンがセンチュウの被害を受けてしまうと、最悪の場合は変色して腐りだすことも…。特に秋まきのダイコンは初期の生育がとても重要です。センチュウのいる環境では根の張りが悪くなり、育ちが悪くなってしまうこともあります。

ニンジン

ニンジンも、センチュウの被害によって曲がってしまったり、細いニンジンしか育たなかったりします。特に「発芽はしたのにそのあと全然育たない」といった場合は、センチュウが悪さをしている可能性が高いです。

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ナス科の後作には、

これらの野菜を避けてくださいね!


何を植えればいいの?相性の良い野菜

次は、ナス科の野菜の後作におすすめな、相性の良い野菜をご紹介していきます。

ブロッコリー

ブロッコリーはアブラナ科の野菜です。連作障害の心配もなく栄養豊富で、冬の代表的な野菜です。ブロッコリーは、植え付け時期が非常に重要で、8月の後半から9月の前半ごろまでに植え付けることで、大きな花蕾を収穫できます。タイミング的に、トマトの跡地には最適です。

9月の中旬以降に植え付けをするなら、スティックセニョールもおすすめです。3月頃まで長く収穫することができます。

キャベツ

キャベツもアブラナ科の野菜で、ナス科の野菜の連作障害の心配が少ないです。一般的には、8月下旬~9月上旬頃の植え付けがベストのタイミングです。

ただし、植え付け時期がズレてしまうと大きくならず、植え付け時期のちょっとした差がキャベツの大きさにかなり影響してきます。キャベツは、苗を植えてから最初の2〜3週間の間でどれだけ葉っぱを増やせるかが勝負!トマトや、春に植えたジャガイモの跡地におすすめです。

タマネギとニンニク

タマネギとニンニクは「ヒガンバナ科ネギ属」で、ナス科の野菜とはまったく別の分類の野菜です。根の性質も異なりセンチュウや青枯病の影響も受けにくいため、土壌のリフレッシュにもぴったりです。

植え付けのタイミングは、10月中旬から11月上旬。つまり、ナスやピーマンを9月いっぱいまで育てる方なら、ちょうどよいタイミングで育てることができます。

葉物野菜

小松菜・ホウレン草・レタス・春菊などの葉物野菜は、9月以降から10月頃までと種をまける期間が長いです。トマト、ナス、ピーマンなどを長く育ててしまったという方にもおすすめできる野菜です。

さらに嬉しいのが、これらの葉物野菜は元肥がなくても十分に栽培が可能なこと。ナス科の野菜を育てていた肥料の残りで、すぐに栽培を開始できます。また、収穫までの期間が短いことも嬉しいポイントです。

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葉物野菜を育てながら、

次に植える野菜を考えてみては。

まとめ

同じナス科の野菜はもちろん、連作障害になりやすい野菜があります。ブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の野菜や、ニンニクとタマネギ。そして、短期間で収穫できる葉物野菜たちを後作にうまく活用していきましょう。こちらの動画でさらに詳しく説明していますのでご覧ください。秋冬野菜の準備が忙しくなってくる季節ですが、ムリなく・無駄なく、家庭菜園を楽しんでいきましょうね。

https://youtu.be/WJqXflUHRhE

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