玉ねぎを育ててみたいけど、種から始めるの?苗を買った方がいいの?収穫まで長そうで、途中のお世話も迷いそうだな…。
最初に年間の流れと、自分の始め方を決めれば大丈夫だよ♪順番に見ていこう!
こんにちは、ともです。
家庭菜園において、外すことができない野菜の一つが玉ねぎ!
プランターでも栽培でき、育て方も比較的かんたん。多少失敗しても、それなりに収穫できるのが魅力の一つです。
でも、秋に始めて収穫は春から初夏。栽培期間が長いため、「今は何をすればいい?」「追肥はいつ?」「いつ収穫できるの?」と、途中で分からなくなることもありますよね。
そこで今回は、種まき・苗の植え付けから収穫・保存まで、玉ねぎ栽培を成功させるコツを初心者の方にも分かりやすくまとめました。

まず結論|玉ねぎは「種から」でも「苗から」でも育てられる
玉ねぎ栽培は、大きく2つの始め方があります。
- 種から:種まき→育苗→苗の植え付け
- 苗から:よい苗を選ぶ→苗の植え付け
初めての方や、「種まきは少し難しそう」と感じる方には、ホームセンターなどで苗を購入して始める方法がおすすめです。育苗の期間を省けるため、成功の確率も「ぐんっ」と上がります。
どちらの方法でも、植え付け後は同じです。
水やり→冬越し→追肥→春の成長→収穫・乾燥という順番で育てていきます。

- 一般地・暖地は、秋に始めて春~初夏に収穫
- 初心者さんは、購入苗から始めると育てやすい
- 植え付けは浅くし、株元の土をしっかり押さえる
- 水やりと追肥は、時期と土の状態を見て行う
- 葉の7~8割が自然に倒れたら、収穫が近い合図
玉ねぎの栽培時期|秋に始めて春から初夏に収穫
一般地や暖地の玉ねぎは、9月ごろに種をまき、10月下旬から11月ごろに苗を植え付け、翌年の春から初夏に収穫するのが一般的です。
ただし、玉ねぎは地域と品種によって適期が変わります。北海道などの寒冷地では、春まき栽培が中心になる地域もあります。
まずは、購入した種袋や苗のラベルに書かれた地域別の時期を確認してくださいね。
早生・中生・晩生で収穫時期と保存性が変わる
玉ねぎは、収穫時期によって大きく分けると、早生・中生・晩生があります。

| 品種 | 収穫の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 早生 | 早め。春から収穫 | みずみずしく甘みを感じやすい。長期保存はやや苦手 |
| 中生 | 早生と晩生の中間 | 収穫時期と保存性のバランスがよい |
| 晩生 | 遅め。初夏ごろまで | 栽培期間は長いが、保存に向く品種が多い |
早く収穫して新玉ねぎを楽しみたいのか、収穫後も長く保存したいのか。目的に合わせて品種を選ぶと、収穫後まで楽しみやすくなります。
玉ねぎの植え付け時期と品種の選び方|10月から始める土づくり・仮植えのコツ土づくり|プランターは横幅60cm以上が目安
玉ねぎは、畑だけでなくプランターでも育てられます。
プランターは、横幅60cm以上の菜園用タイプがおすすめです。株間を10~15cmほど空けると、8~10株くらい育てられます。

玉ねぎは根を極端に深く張る野菜ではありません。水はけのよい土を使えば、深型でなくても栽培できます。
初めての方は、ホームセンターや園芸店で販売されている野菜用培養土を使うと便利です。袋から出して、そのまま使えるものなら、土の配合や元肥で迷いにくくなります。
動画のように土を自分で作る場合は、次の配合が一つの目安です。
- 赤玉土7
- 腐葉土2
- バーミキュライト1

プランターへ土を入れる時は、縁いっぱいまで入れず、上から3~5cmほど空けておきます。この空間があると、水やりをした時に土が外へ流れにくくなります。
特にベランダ栽培では、床や排水口を汚しにくくなる大事なポイントです。
初めての方は、市販の野菜用培養土から始めると、土づくりで迷わず植え付けへ進めます。
種から育てる方法|種が流れないよう土を押さえよう
種から始める場合は、品種と地域に合った時期に種をまきます。
一般地・暖地の秋まきでは、9月ごろが一つの目安です。ただし早くまきすぎても、遅すぎても苗の大きさがそろいにくくなります。最終的には種袋の時期を優先してください。
種まきは、次の順番で行います。
- 土へ浅いまき溝を作る
- 種が重なりすぎないようにまく
- 5mm~1cmほど土をかぶせる
- 土の表面を手で軽く押さえる
- 種が流れないよう、やさしく水やりする

玉ねぎの種は、水やりの勢いで動いてしまうことがあります。土をかぶせた後に表面を軽く押さえておくと、種と土がなじみやすくなります。
発芽するまでは、土を乾かさないように管理します。芽は最初、折れ曲がった形で出てきますが、日数がたつと少しずつまっすぐになるので心配しなくて大丈夫ですよ。
発芽後は、重なった苗から少しずつ間引く
発芽した苗が混み合ってきたら、重なっているものや極端に細いものから間引きます。
育苗してから植え替える場合は、元気な苗を残し、植え付けに向く太さまで育てます。最終のプランターや畑へ直接まいた場合は、成長に合わせて間を広げ、最終的に10~15cmほどの株間へ整えます。

種から始める方法は、好きな品種を選びやすいのが魅力です。一方で、苗の大きさをそろえるまで時間がかかります。
「苗がうまく育たなかった」「植え付け時期に間に合わなさそう」という時は、無理をせず購入苗を使っても大丈夫です。
タマネギの種まきはいつ?9月の苗づくりで失敗しない5つのコツ【初心者・プランター】玉ねぎ苗の選び方|太ければよいわけではない
ホームセンターなどで苗を購入する場合は、次の順番で見てみましょう。
- 根元は5~6mm前後で、見た目では鉛筆より少し細い
- 草丈は20~25cm前後
- 葉は4~5枚ほど
- 白い根が残っている
- 株元に傷みや腐りがない

すべて同じ大きさの苗を見つけるのは難しいかもしれません。少し小さな苗が混じっていても、その後のお世話でしっかり収穫できるようになります。
ただし、ここで一つだけ注意したいのが、太すぎる苗を本命にしないことです。

大きな苗の方が元気に育ちそうに見えますよね。でも、根元が1cmを超えるような太い苗は、春にとう立ちしやすくなります。
とう立ちすると、中心から花茎が伸び、球の中へ硬い芯ができることがあります。
苗を束で購入したら、太さの近いものを分けて植えるのもポイントです。大きさがそろっていると、細い苗だけが周りに負けにくくなります。
玉ねぎ苗の選び方|太い・細いはどうする?大玉に育つ苗の見分け方玉ねぎ苗の植え付け方|白い部分を半分ほど土へ入れる
玉ねぎ苗は、深すぎても浅すぎても育ちにくくなります。
植え付けの目安は、根元の白い部分が半分ほど土へ入る深さです。葉が分かれている部分まで、深く埋めないようにしてください。

- 株間を10~15cmほど空ける
- 指で浅い穴を作る
- 根を折り曲げすぎないように入れる
- 白い部分の半分ほどまで土を戻す
- 株元の土を指でしっかり押さえる
植えた後に土を押さえるのは、根と土を密着させるためです。

ここがふわふわしたままだと、根が乾きやすくなったり、霜で苗が持ち上がったりする原因になります。
反対に、深く植えすぎると、生育が悪くなったり、球が縦長になったりすることがあります。
植え付け後に葉先が茶色くなり、少ししおれたように見えることもありますが、新しい根が伸び始めると元気になることが多いので、すぐに抜かなくても大丈夫ですよ。
【玉ねぎの植え付け方】失敗しない3つのポイント!初心者でも大きく育つ正しい深さとコツ|プランター・家庭菜園向け 植え付け後の水やり|根付くまでは乾かしすぎない
苗を植えた直後は、鉢底から水が流れるくらいたっぷり与えます。

植え付け後しばらくは、苗が新しい根を伸ばしている時期です。土の表面だけでなく、株元まで乾いていないか確認しましょう。
根付いた後は、次の目安で管理します。
畑の場合
雨を基本にし、晴天が長く続いて土が乾いている時に水を補います。
プランターの場合
土の表面が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり水やりします。毎日と決めず、土を見て判断してください。
冬の水やりは、暖かい午前中がおすすめです。夕方にたっぷり与えると、夜間の冷え込みで土が凍り、根を傷めることがあります。
「乾燥気味」と「根付く前から水を与えない」は違います。植え付け後は土を見ながら、根が動き出すまで支えてあげましょう。
【玉ねぎ栽培】定植後すぐにやるべき3つの管理ポイント|失敗せず大玉を収穫するコツ追肥の時期|回数より、品種と株の状態を確認しよう
玉ねぎは、秋から春まで長く育てる野菜です。そのため、必要な時期に肥料を補うことが大切です。
基本の目安としては、12月ごろと、春の成長が始まる2月下旬~3月上旬ごろです。

ただし、必要な回数は品種、地域、元肥、使っている肥料によって変わります。種袋や肥料袋に別の時期が書かれている場合は、そちらを優先してください。
特に気をつけたいのは、大きくしたいからと、遅い時期まで肥料を足し続けないことです。
肥料が多すぎると、葉ばかり伸びたり、病気が出やすくなったり、収穫後に傷みやすくなることがあります。
追肥の量と与える場所は、畑・マルチ・プランターで変わります。詳しく確認したい方は、次の記事を見てみてください。
玉ねぎを大きくする追肥のタイミング|2回目・3回目の時期と肥料の量収穫の目安|葉の7~8割が自然に倒れた頃
玉ねぎの収穫は、球の大きさだけでなく、葉の倒れ方を見て判断します。
全体の7~8割ほどの葉が、根元から自然に倒れてきたら、収穫が近い合図です。

まだ葉が青々と立っている株を、無理に倒して収穫の合図にする必要はありません。自然に倒れたことを確認しましょう。
収穫は、晴れた日が続き、土が乾いている時がおすすめです。
- 株元を持って、まっすぐ引き抜く
- 畑や乾いた場所へ半日~1日ほど並べる
- 葉と球の表面をしっかり乾かす
- 風通しのよい日陰で保存する

乾燥が足りないと、首の切り口や球に湿気が残り、カビや腐敗の原因になります。
また、早生種はみずみずしい反面、長期保存に向かない品種が多いため、早めに食べるようにしてくださいね。
玉ねぎの収穫時期はいつ?腐らせない保存方法と失敗しない見極め方を解説玉ねぎ栽培で失敗しやすい5つのポイント
- 地域や品種に合わない時期に始める
- 太すぎる苗を本命にする
- 苗を深く植えすぎる
- 肥料を多く、遅くまで与える
- 葉が倒れる前や、雨の続く日に収穫する
玉ねぎは、毎日たくさんお世話をしなくても育てられます。
反対に、「大きくしたいから」と水や肥料を増やしすぎるより、適期と苗の状態を見ながら進める方が失敗しにくくなります。
今の作業に合う記事を選んでください
- これから種をまく:玉ねぎの種まき時期と発芽させるコツ
- これから苗を買う:玉ねぎ苗の選び方
- 植え付け時期と品種を決めたい:玉ねぎの植え付け時期と品種の選び方
- 苗を植え付けたい:玉ねぎの正しい植え付け方
- 植え付け後のお世話を知りたい:定植後すぐに行う3つの管理
- 追肥の時期と量を知りたい:玉ねぎを大きくする追肥のタイミング
- 収穫・保存を確認したい:玉ねぎの収穫時期と保存方法
動画で玉ねぎの育て方を見る
今回の記事内容は、動画でも確認できます。
土づくり、種まき、苗の選び方、植え付け、水やり、追肥、収穫までを、実際の映像で一緒に見たい方はこちらをご覧ください。
まとめ|年間の流れが分かれば、玉ねぎ栽培は難しくない
玉ねぎは栽培期間が長い野菜ですが、作業の順番は難しくありません。
- 種から始めるか、購入苗から始めるか決める
- 地域と品種に合った時期を確認する
- 根元5~6mm前後の苗を基本にする
- 白い部分の半分ほどを土へ入れ、株元を押さえる
- 根付くまでは乾かしすぎず、その後は土を見て水やりする
- 品種と株の状態に合わせて追肥する
- 葉の7~8割が自然に倒れたら、収穫時期を確認する
- 収穫後はしっかり乾かす
最初からすべてを覚えなくても大丈夫です。年間の流れを見ながら、今の時期に必要な作業を一つずつ進めてみてくださいね。
種袋や苗のラベルと、今の玉ねぎの様子を確認しながら、春の収穫まで育てていきましょう。
























