秋ジャガイモの葉が増えてくると、土の中のイモも楽しみになってきますね。
「小さなイモばかりで終わらせたくない」「そろそろ肥料と土を足したいけれど、どこまでやればいいの?」
そんな方は、芽かきのころに1回目、その約3週間後に2回目を目安に、お世話を進めてみましょう。畑では周りの土を株元へ寄せ、プランターでは新しい土を足します。
この記事では、秋ジャガイモに与える肥料の量と場所、土を足した後の姿まで、写真と図で紹介します。
- 作業する時期は、芽かきのころと、その約3週間後。
- 普通化成肥料8-8-8なら、1回に1株あたり約10gが基本例。
- 肥料をまいたら、葉を埋めずに株元へ土を寄せる。
秋ジャガイモの追肥と土寄せは、芽かきのころから
1回目は、草丈が約10cmに育ったころ
芽が伸びてきたら、まずは株元を見てみましょう。種イモから芽が何本も出ている場合は、丈夫な芽を選んで残す「芽かき」をします。そのころが、最初の追肥と土寄せの目安です。

秋は、これから気温が下がっていきます。暖かくなる春植えとは違い、元気に育てる期間が限られるので、株が育ってきたタイミングを逃さず、お世話することが大切です。
秋の芽かきでは、丈夫な芽を2本残す方法をおすすめしています。残す芽に迷ったら、秋ジャガイモの芽かき・残す芽の選び方を見てみてください。
秋ジャガイモの芽かきは必要?いつ・何本残す?失敗しない抜き方【初心者・プランター】2回目は、そこから約3週間後
1回目が終わったら、その日をメモしておくと分かりやすいですよ。約3週間後、株が伸びて葉も増えたころに、もう一度肥料と土を足します。

肥料をあげるのは分かるけど、土も足すのはどうして?
イモが土から顔を出さないようにするためだよ。土の中で育つ場所を、整えてあげようね♪

土寄せは、周りの土を株元へ集める作業です。イモが大きくなるにつれて土から出てくることがあるため、光が当たらないように覆います。
追肥は栄養を補うこと、土寄せは株元の土を補うこと。役割は違いますが、一緒に行うと作業をまとめられますね。
肥料は1株に約10g。茎1本分ではありません
普通化成肥料8-8-8を使う例
今回の目安は、袋に「8-8-8」と書かれた普通化成肥料です。1回に、1株あたり約10gを用意します。
ここでいう1株は、種イモ1個から育っているひとまとまり。茎を2本残していても、肥料は合わせて約10gです。2株育てているなら、合計約20gになります。

最初に一度10gを量り、いつも使う小さな容器やスプーンで「このくらい」と覚えておくと、次から用意しやすくなります。袋から直接出すより、まきすぎも防ぎやすいですよ。
手元の肥料が専用肥料など別の種類なら、袋の「ジャガイモ」「追肥」の量に合わせてください。肥料によって濃さや効き方が違うためです。
肥料入りの土を足すなら、さらに重ねなくて大丈夫
プランターの増し土に、肥料入りの野菜用培養土を使う方法もあります。この場合は、足す土に含まれる肥料を使い、化成肥料を重ねないやり方にしましょう。
植え付け時に「追肥不要」など長く効く肥料を入れた方も、その育て方に合わせます。大きく育てたいからと、肥料を何種類も足す必要はありません。
大切なのは、たくさん与えることではなく、必要な分を用意することです。
畑では、肥料をまいてから株元へ土を寄せましょう
茎に触れない土へ、少しずつまく
用意した肥料を、株の両脇の、茎から離れた土へ分けてまきます。葉や茎に粒を載せず、1か所に山盛りにしないようにしましょう。
粒を散らしたら、周りの表土と軽くなじませます。株のすぐ近くを深く掘ると根を傷めるので、表面を軽く動かすくらいで進めてくださいね。
1回目は約5cm、株元を高くする
肥料をまいたら、小さなクワやスコップで周囲の土を株元へ寄せます。最初は、今の土面より約5cm高くなるくらいを目安にしましょう。

- 周りの土をほぐし、株元へ寄せる。
- 反対側からも寄せ、株の周りを山なりに整える。
- 葉が土に埋まっていないかを確かめる。

2回目は株も大きくなるので、さらに10~15cmほど土を寄せる例があります。数字だけに合わせて葉を埋めるのではなく、育った株に合わせて土を足してください。

プランターでは、新しい土を足して仕上げます
土を足す前に、容器の余白を見ましょう
プランターは畑のように周囲から土を集められないので、新しい土を足す「増し土」をします。

肥料を含まない土を使うなら、株数に合わせて用意した化成肥料を増し土へ混ぜます。肥料入り培養土なら、先ほどのとおり肥料を重ねなくて大丈夫です。
株元へ土を入れ、手で軽くならす
葉をよけながら、株元の周りへ少しずつ土を足します。初回は約5cm、次は約10cmが目安ですが、容器の空き具合も見ながら進めましょう。

最後は、容器の縁から2~3cmほど下に土面がくるよう、余白を残します。水を与えたときに、土と一緒にすぐあふれ出るのを防ぐためです。

土を足す余地が少ない場合は、無理に規定の高さまで盛らず、露出しそうなイモを覆うことを優先します。次の植え付けでは、深い容器に増し土の場所を残して始めると作業しやすくなります。秋ジャガイモの植え付け方でも確認できます。
秋ジャガイモの植え方|プランターで腐らせない土の量・深さ・水やり5つのコツ土寄せの後は、土の乾きと株元を見てお世話
水やりは、土が乾いてから
プランターは土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらい水を与えます。まだ湿っている場合は、「追肥したから」と水を重ねなくて大丈夫です。
畑は普段の雨を基本にし、強い乾燥が続くときに水やりを考えましょう。
雨の後にイモが見えていたら、土を足す
お世話のついでに、株元も見てくださいね。雨で土が流れたり、イモが育って地表へ出たりしたら、その部分を土で覆います。
土を追加するたびに、肥料も足す必要はありません。2回目のお世話が終わった後も、この違いを覚えておくと迷いにくくなります。
もう少し大きくしたいから、追肥を増やしたくなるなあ。
肥料は多ければよいわけではないよ。予定のお世話が終わったら、土の乾きやイモが見えていないかを見ながら育てようね♪
まとめ|肥料の量と土寄せをそろえて、大きなイモを育てましょう
秋ジャガイモの追肥と土寄せは、株が育ってきたところから始めるお世話です。
- 芽かきのころに1回目、その約3週間後に2回目。
- 普通化成肥料8-8-8なら、1株約10gが1回分の基本例。
- 畑は株元へ土を寄せ、プランターは新しい土を足す。
まずは株元を見て、今日のお世話を決めてみてください。肥料の量を先に用意しておけば、土を足すところまで落ち着いて進められますよ。
株の育ちに合わせてお世話をしながら、秋の収穫を楽しみに待ちましょう♪
参考資料
- サカタのタネ:秋植えジャガイモの育て方(秋植えの追肥・土寄せの基本例)
- ハイポネックス:秋ジャガイモの育て方(生育と管理)
- JAあいち知多:ジャガイモ(土寄せ)
- カゴメ:プランターのジャガイモ栽培・後編(容器の仕上げ)
























