ウリ科野菜の育て方

ウリ科野菜のつるボケとは?葉ばかり茂って実がつかない原因と対策

葉とつるが茂ったウリ科野菜のつるボケを解説するアイキャッチ画像

キュウリ・ゴーヤ・スイカ・メロンなどのウリ科野菜を育てていると、葉っぱやつるは元気なのに、なかなか実がつかないことがあります。

この状態は、家庭菜園ではよく「つるボケ」と呼ばれます。

まず結論です。
ウリ科野菜のつるボケは、肥料、とくに窒素分が多すぎることや、水やり・日当たり・つる管理のバランスが崩れることで起こりやすくなります。

ただし、葉が元気に育っていること自体は悪いことではありません。

大切なのは、「葉を育てる時期」から「花や実を育てる時期」へ、少しずつ管理を切り替えることです。

健康なウリ科野菜とつるボケ気味の株を比べた図。健康な株は花や実がつき、つるボケ気味の株は葉とつるばかり茂っている。
健康な成長は花や実がつきやすく、つるボケ気味の株は葉とつるばかりが茂ります。

つるボケとは、葉やつるばかり元気になる状態

つるボケとは、株が大きく育っているように見えるのに、花や実が少なくなる状態です。

初心者さんほど、「こんなに葉っぱが元気なら大丈夫」と思いやすいのですが、葉ばかり茂って実が少ない場合は、肥料や管理のバランスを見直すサインです。

状態見え方考えたいこと
元気な成長葉もつるも伸び、花や実もつく今の管理を続けてOK
つるボケ気味葉やつるは元気、でも花や実が少ない肥料・水やり・日当たりを確認
株が弱い葉が小さい、色が薄い、全体に元気がない肥料切れや水切れも確認

つるボケの原因は肥料のあげすぎだけではありません

つるボケでよく言われる原因は、肥料のあげすぎです。

特に、葉を育てる力が強い窒素分が多いと、葉やつるばかり伸びやすくなります。

ポコ1号
ポコ1号

肥料をあげればあげるほど実が増える、というわけではないんだね。

ただ、実際には肥料だけでなく、次のようなことも関係します。

つるボケにつながりやすい原因
肥料が多い
葉を育てる力が強くなりすぎる
水が多い
つるや葉が伸びやすい
日当たり不足
花や実の力が弱くなる
つる管理遅れ
混み合って実がつきにくい

ウリ科ごとに、つるボケの見え方は少し違います

同じウリ科でも、キュウリ・ゴーヤ・スイカ・メロンでは、実のつき方や管理のポイントが少し違います。

野菜つるボケで気づきやすいこと見直すポイント
キュウリ葉ばかり大きく、実のつきが悪い追肥量、下葉整理、水やり
ゴーヤつるは伸びるが、雌花が少ない摘芯、日当たり、混み合い
スイカつるが暴れて、実が安定しない子づる本数、実をつける節、追肥
メロン葉やつるは元気でも、孫づる管理が難しい摘芯、孫づる選び、肥料量

つるボケかな?と思った時の確認順

つるボケかどうか迷った時は、いきなり肥料を足さず、まず株の状態を見ます。

つるボケかなと思った時に見るところを示した図。葉、つる、花、実の4つを確認するポイントとして示している。
葉やつるだけでなく、花や実がついているかも一緒に見ると判断しやすくなります。
確認する順番
1. 葉ばかり茂っていないか
2. 花、とくに雌花がついているか
3. 実が途中で止まっていないか
4. 最近、肥料を入れすぎていないか
5. 水やりが多すぎていないか
ポコ3号
ポコ3号

葉っぱが元気なら、肥料を足さなくてもいい時があるの?

ポコ2号
ポコ2号

そうだね。葉やつるが十分元気なら、まずは肥料を足すより、花や実の様子を見た方が安心だよ。

対策は「肥料を控える」「つるを整理する」「実をつける場所を整える」

つるボケ気味の時は、まず肥料をいったん控えめにします。

つるボケ気味の時の見直し順を示した図。肥料を控える、つるを整理、日当たりと風通し、花と実を確認の4ステップ。
つるボケ気味の時は、肥料、つるの混み具合、日当たりと風通し、花と実の順で見直すと安心です。

そのうえで、混み合った葉やつるを少し整理し、風通しと日当たりを良くします。

注意したいこと
つるや葉を一気に取りすぎると、株に負担がかかることがあります。
整理する時は、混み合ったところから少しずつ見直すのが安心です。

また、スイカやメロンのように、実をつける場所が大事な野菜は、つる管理も一緒に見直します。

まとめ|葉が元気すぎる時こそ、足しすぎない管理を

ウリ科野菜のつるボケは、初心者さんでもよく起こる悩みです。

葉やつるが元気なのは良いことですが、実が少ない時は、肥料・水やり・つる管理のバランスを見直してみてください。

ポコ1号
ポコ1号

葉を増やす管理から、実を育てる管理へ切り替える意識が大切です。焦って肥料を足す前に、花と実の様子を見てあげましょう

焦って肥料を足すより、まずは株の姿を見て、少しずつ整えていきましょう。

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