今回は1月に植える野菜。1月と言うのは「1番寒い冬の時期」となり、家庭菜園での栽培はなかなか難しい。
と感じる方も多いと思いますが、寒さが厳しい1月でも適切な野菜を選んで育てる事で家庭菜園を楽しむこともできます。
そこで今回は、1月に植える野菜について、初心者の方でも収穫しやすい野菜を中心にご紹介していきます。
それではよろしくお願いします。
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おすすめの野菜 1つ目 ホウレンソウ

ホウレンソウは、ビタミンAやC・カロテンを豊富に含み、鉄、カルシウム、マグネシウムなども含む栄養豊かな野菜の代表格です。
ホウレンソウは寒さに強く「氷点下10度までの寒さに耐えることが出来る」とも言われています。
高温や乾燥には弱い反面、「寒ければ寒いほど甘みが増す」と言われていて、1月に育てるのにはぴったりの野菜です。

この時期に育てやすい
寒さに強い品種として「クロノス」や、葉っぱが多くボリューム感のある「牛若丸」などがおすすめの品種です。
ホウレンソウの栽培のポイント

ホウレンソウの栽培のポイントは「土づくり」です。
土さえしっかりしていればその後の管理はあまり難しい事もなく、限られた時間やスペースで栽培したい方にもおすすめの野菜です。
ホウレンソウは酸性土壌を嫌うため、種まきの2週間前に1㎡当たり100g~150gの苦土石灰をまいて耕しておきます。
1週間前に化成肥料であれば、1㎡当たり100g~150gほど、元肥として施しておくと立派に成長してくれます。
ホウレンソウは乾燥に弱いため水やりも重要です。
特に、種をまいた後はたっぷりの水をあげて、発芽するまでは土が乾ききらないようにしてあげるのがポイントですよ。
2つ目 ダイコン

ダイコンといえば、おでんや煮物など冬を代表する野菜です。
1月から始めるダイコンは一般的ではありませんが、保温対策をしてあげることで寒い1月からでも栽培をすることが出来ます。
おすすめの保温対策としては、畑で育てている方は、マルチがおすすめで、
プランターの場合は、不織布シートやビニールシートなどで冷気から大根を守ってあげる事が大切です。
真っすぐで美味しい大根を収穫するポイント

それは、
種をまく前にしっかりと土の深くまで耕して、障害物は取り除いておく事です。
土の中に障害物があると根っこ、大根の実が分かれてしまい生育に悪影響がある可能性がありますので、
種をまく前にしっかりと土の深くまで耕して、障害物を取り除いておくのを忘れないでくださいね。
季節に合わせた品種を選ぶこと

冬場の大根栽培は「季節に合わせた品種を選ぶこと」も大切で、
この時期におすすめの品種は、「天宝(てんぽう)と」「大師(たいし)」の2つです。
また、収穫時期を見極めることも大切なポイントで、収穫のタイミングを逃してしまうと、スが入ってしまったり、味が落ちてしまうので注意してください。
収穫の目安

収穫の目安は「外葉の葉っぱが倒れて、中心の葉っぱが開き始めた時」
イメージとして、外の葉っぱが倒れてきて上から見た時に、扇ぎ型のようになってきた頃が収穫のベストなタイミングです。
3つ目 玉レタス

レタスは、疲労回復に効果のあるビタミンCをはじめビタミンE、カロテン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。
リーフレタスなどの他の葉物野菜に比べると栽培期間は少し長めですが、
比較的 虫がつきにくく、初心者の方にも育てやすい野菜の1つだと思います。
栽培自体はあまり難しくありませんが、結球させられるかがレタスを収穫する大きなポイントです。
この時期の種まきに適した品種

この時期の種まきに適した品種があります。
それは、「シスコ」という品種です。シスコは低温結球性に優れており耐寒性もあるため、
冬に栽培を始めるのにピッタリの品種で、球の揃い方も優れており初めての方でも安定した収穫をする事が出来ますよ。
種の撒き方

種の撒き方は「スジまき」と言いまして、直線上に浅い溝を作り、その溝に1~2cm の間隔で種を撒いていきます。
標準サイズの大きさのプランターでしたら2列まくことも可能です。
種を撒いた後に約5mmほどに土をかぶせ、その後、手で押さえるようにして種を固定し、土と密着させてあげるのが大切なポイントです。
レタスの種は日光を好むため、土をかけすぎないようにしてあげて、
発芽をするまでは毎日水やりをしてあげると、しっかり発芽をしてくれますよ。
4つ目 キャベツ
キャベツは元々!冬と夏に収穫する野菜でしたが、収穫のない時期にもキャベツを食べたい♪
という需要から新しい品種が開発され、今では年間を通して栽培することが出来るようになりました。

この時期に育てるおすすめな品種が「春波」と「金系201」という品種です。
この時期から育てるキャベツの注意点

この時期から育てるキャベツの注意点は「とう立ちをさせない」と言うことです。
キャベツは春になるとう立ちをする習性があります。
「トウ立ち」とは? 花が咲いてしまい、結球をせずに美味しいキャベツを収穫できない事を言います。
おすすめした「春波」と「金系201」という品種は、この時期から育てても、「とう立ちをしにくい」と言うのが特徴の品種です。
この時期の種まきは

この時期の種まきはポットにまくのがおすすめで、
ポットに直径3cm・深さ1cmほどの穴を作り、3~4粒をお互いに離してまいていきます。
5mmほど土を被せた後に、たっぷりと水やりしてあげます。比較的暖かい所で保管してあげれば、3~5日ほどで発芽してくれます。
発芽をしたら

発芽をしたら、1週間ほどで2本立ちになるように間引きをします。
本葉2枚に成長した頃に1本立ちに間引きし、畑やプランターに定植してあげると上手に成長してくれますよ。
5つ目 ミニチンゲンサイ

チンゲンサイは3月〜4月に種まきをするのが一般的ですが、
ミニチンゲンサイの品種は1月〜2月でも種をまくことができます。

中でもおすすめなのが「シャオパオ」という品種で、通常のサイズの半分くらいの大きさですが、
この時期でも簡単に育てる事ができるので、おすすめの品種です。
種まきのコツ

栽培管理の少ないミニチンゲンサイですが、「種まき」には少しコツがあります。
まず、種をまく前にたっぷりと水やりをし土を湿らせておきます。
そして、5㎝間隔で深さ1㎝の穴を4つ開けて一粒ずつ種をまきます。
チンゲンサイの種は光を好む性質がありますので、土は薄く5㎜被せて日の光が当たるようにしてあげのが大切です。
その後「鎮圧」と言って、手のひらで土を固めるように押し固めてあげることで、土の中の湿度が維持されて発芽率が上がりますよ。
発芽した後は、

発芽した後は、本葉が3~4枚の頃に生育の遅れている株から優先的に間引いていき、
株間が5cmほどになるようにしてあげると、立派なミニチンゲンサイが収穫できるようになります。
この寒い時期での栽培では心配はありませんが、ミニチンゲンサイはアブラムシがつきやすい野菜ですので、
種をまいた後は、防虫ネットで対策してあげると安心です。
6つ目 春ブロッコリー

ブロッコリーは茹でると鮮やかな緑色で、料理の彩りとしても食卓を鮮やかにしてくれます。
ビタミンAやCが豊富で抗酸化成分や抗がん成分も含み、健康野菜としても人気がある野菜です。
茎の頂上に15㎝くらいの大きな花蕾(からい)ができるのが特徴なブロッコリーは、収穫する実が大きく成長してく過程を見ていくのも楽しい野菜です。
種まき

1月~3月頃に種まきを行い、苗を植え付ける場合は本葉が7枚~8枚の頃に植え付けを行います。
収穫のタイミングは花蕾が10㎝~15㎝程度になった頃で、5月~6月頃に収穫する事が出来ます。

収穫が遅れてしまうと花が咲いて花蕾(からい)が飛びだしてきたり、黄色くなって食感が悪くなってしまうしまうので、
タイミングを逃さない事も大切ですよ。
栽培のポイント

栽培のポイントは、「生育温度を守る事」です。ブロッコリーの生育温度は10度~20度です。
この温度を保つことが大きなブロッコリーを収穫する大事なポイントで、
日中の気温が10度を下回ってしまう場合は、ビニールトンネルなどで保温をしてあげると元気に成長してくれます。

ブロッコリーはモンシロチョウやアブラムシがつきやすい野菜ですので、
早い段階から防虫ネットを使って対策してあげるのもおすすめです。
7つ目 ニンジン

ニンジンは緑黄色野菜の代表格で栄養価が高くビタミンAやカロテンが豊富で、
視力維持や免疫力を高める。と言った効果もあります。
有機栽培で育てると「香りや味がとても良くなる」とも言われています。
発芽さえすれば9割は成功する

「発芽さえすれば9割は成功する」と言われているニンジンは、
しっかりと発芽をさせてあげる事が大切ですが、
寒い時期はなかなか発芽をしてくれません。
発芽をさせるためのコツ

そこで、発芽をさせるためのコツがあります。
ニンジンは「すじまき」深さ1㎝程の溝を作り、そこに1~2㎝間隔になるように種をまいていきます。
ここからが大切で、
ニンジンも発芽をするのに光が必要で、5㎜ほど薄く土を被せましたら、手のひらでしっかり鎮圧してあげると発芽率が高まりますよ。
土が乾燥しないように水やり

発芽するまでは、土が乾燥しないように水やりをしてあげる事も大切なポイントで、
この時期ですと、種をまいた後に「不織布シート」を「べた掛け」といいまして、
土に密着させるように被せてあげると、保温効果と保湿効果が高まりますので発芽の確率をアップする事ができます。
発芽をして葉っぱが3枚〜4枚に成長してきたら不織布シートは外してくださいね。
間引き

発芽をしたら間引きをしながら栽培をしていきます。
本葉が6枚~7枚になった頃に、10㎝~12㎝の間隔になるように元気の良い苗を残してあげると、立派なニンジンが収穫できるようになりますよ。
まとめ

この厳しい寒さの中でも野菜は育てる事ができますが、育てる野菜の選び方にはいくつかポイントがあります。
1つ目に、短期間で収穫できること。
2つ目に、冬を越して春になってから収穫できる根野菜。
などがおすすめです。
1月の家庭菜園は、寒さ対策も重要

また、1月の家庭菜園では、寒さ対策も重要です。
苗が傷んでしまったり、発芽率が悪くなってしまいますので、
ビニールトンネルや不織布、マルチを利用して栽培するのもおすすめです。
初心者の方は、不織布シート

初心者の方は、不織布シートを使った対策が簡単でおすすめで、
「寒くなったら使わなきゃ損!不織布の便利な使い方 」の記事で詳しく解説していますので、良かったらチェックしてみてください。https://pokozu.com/fusyokufunotukaikata
エンディング

寒さの厳しい1月ですが、適切な管理を行えば冬でも新鮮な野菜を収穫することができます。
今回ご紹介した野菜の中から、お気に入りの野菜を見つけて!
今年も家庭菜園を、一緒に楽しんでいきましょうね♪
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