夏【6月~8月】

【無農薬で安心】うどんこ病から植物を守る方法|家庭菜園の強い味方!

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畑の葉っぱに白い粉がついてる!!これってなに?!

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もしかしてそれってうどんこ病かも!

家庭菜園を楽しんでいると、病害虫の被害に不安になることがよくありますよね。

うどんこ病は植物を育てる上でとてもポピュラーな病気でありなが、広がると大きな被害につながる怖い病気です。
でも、安心してください!初心者でも簡単にできる対策があるんですよ!

しかも無農薬なので、家庭菜園をしている人も安全に使えます。

今回はうどんこ病の原因と対策を、わかりやすくご紹介しますね。



うどんこ病とは?【家庭菜園でよくある病気】

うどんこ病は、植物の葉っぱに白い粉をまぶしたようなカビが生える病気です。

最初は葉の一部分にポツンと白い斑点が現れ、それがだんだんと葉っぱ全体に広がっていきます。
この白い粉が広がると光合成ができなくなり、植物は弱ってしまいます。

多くの夏野菜や果物に発生しやすいのが特徴で、家庭菜園では切っても切れない病害虫の1つです。

うどんこ病が発生しやすい作物

  • トマト
  • ナス
  • キュウリ
  • ピーマン
  • スイカ
  • かぼちゃ
  • ズッキーニ
  • オクラ

…など、対策をしないと、作物が枯れてしまう恐れもあるのでうどんこ病を見つけたら、すぐに対応しましょう!

うどんこ病が発生する原因と広がり方【予防するために知ろう】

うどんこ病は、カビの仲間であるうどんこ病菌が原因の病気です。
うどんこ病菌は目に見えない小さな胞子として空気中を漂っています。

この運動子病菌が植物に付着すると白い粉状のに広がります。

この様子がまるで植物にうどん粉(小麦粉)をかけたように見えたことから「うどんこ病」と名付けられました。

植物の一部がうどんこ病に感染すると周囲の葉っぱや茎、果実も次々と感染し、あっという間に植物全体に広がってしまうことも…。

こうなると、植物は光合成ができず、最終的に枯れてしまいます
そのため、早期発見、すぐに対策することがとっても大切なんですね!

うどんこ病が発生しやすい時期と環境【春・秋は要注意】

うどんこ病は気温が17〜25度、雨が少なく、乾燥しはじめると発生しやすくなります。

特に注意したい季節と状況をまとめてみました!

✅ 発生しやすい季節

  • 春(5〜6月)
  • 秋(9〜11月)

✅ 発生しやすい環境

  • 気温17〜25℃の間
  • 空気が乾燥しているとき
  • 風通しが悪い場所
  • 窒素分の多い肥料をたくさん与えたとき

また、うどんこ病菌は冬の間、落ち葉や枯れた植物の中でじっと生き延び、春になるとまた活動を始めるという厄介な特徴もあります。

室内栽培でも条件が揃うと発生するため、油断はできません。


無農薬でできる!うどんこ病の初期対策【初心者でもかんたん】

もしうどんこ病を発見したら、まずは慌てず、初期段階で無農薬対策をしましょう。

特におすすめなのが、

  • 重曹スプレー
  • お酢スプレー
    のふたつです。

自然由来の成分でできているので、植物への負担も少なく、安心して使えます。


【詳しく解説】重曹スプレーとお酢スプレーの作り方

◆ 重曹スプレーの作り方

✅ 必要なもの

  • 重曹(食品用または掃除用でもOK)…1g
  • 水 …500cc
  • スプレーボトル

✅ 作り方

  1. スプレーボトルに水500ccを入れます。
  2. 重曹1g(小さじ1/4程度)を加えます。
  3. しっかり振って混ぜたら完成!

✅ ポイント

  • 濃くしすぎると、植物にダメージを与えるので注意。
  • 作った液は日陰に保存し、なるべく早く使い切りましょう。

✅ 使い方

  • 白くなった葉の表面と裏側に、シュッと吹きかけます。
  • 晴れた日の朝か夕方に使うと効果的です。

◆ お酢スプレーの作り方

✅ 必要なもの

  • 食酢(穀物酢・米酢など)…30cc
  • 水 …500cc
  • スプレーボトル

✅ 作り方

  1. スプレーボトルに水500ccを入れます。
  2. 食酢30cc(大さじ約2杯)を加えます。
  3. よく振って混ぜたら完成です!

✅ ポイント

  • 酢のにおいが気になる場合は米酢を使うとやさしい香りになります。
  • お酢も濃くしすぎると植物に負担がかかるので、分量は守りましょう。

✅ 使い方

  • 症状がある葉にまんべんなくスプレーします。
  • 数回に分けて吹きかけると効果が高まります。

【裏ワザ伝授】無農薬スプレーの効果を高める方法

重曹スプレーやお酢スプレーを使うときに、より効果的に葉に成分を密着させたいと思ったことはありませんか?

そんなときに使えるのが、展着剤(てんちゃくざい)という工夫です。


展着剤ってなに?

展着剤とは、農薬やスプレーを植物の葉につきやすくするために使う補助剤のこと。
農家さんが使う本格的なものもありますが、家庭菜園でも簡単に代用できる方法があります。


家庭でできる展着剤の代用法

使うのは身近にあるものだけ!

▶ オリーブオイルなどの植物油を少量加える
→ スプレーが葉に密着しやすくなります。

ただし、そのままだと油が水と分離してしまい、うまくスプレーできません。

そこで、さらに一工夫。

▶ 食器用中性洗剤を1滴加える
→ 界面活性剤の作用で油と水がなじみやすくなり、しっかりと混ざります。

ほんの少し加えるだけでOKですよ。
これで、スプレーが葉にまんべんなく広がりやすくなります。

ちょっとした工夫で、スプレーの効果をグンと高めることができますので、ぜひ試してみてくださいね!


うどんこ病が広がったときの正しい対処法【被害を最小限に】

重曹スプレーやお酢スプレーも間に合わず、うどんこ病が広がってしまったら…

  • 感染した葉や花は思い切って摘み取る
  • 摘み取ったものはビニール袋に入れて処分する

摘み取った枝や葉を、作物の近くに放置するとまた感染してしまいます。

摘み取った枝や葉は必ず、絶対に処分してくださいね!
少し可哀想ですが、早めの処置が大切。

涙をこらえて、思い切って対応しましょう。


まとめ|早期発見と無農薬対策で家庭菜園を守ろう!

うどんこ病は、

  • 早期発見
  • 初期の無農薬対策
  • 感染拡大の防止

この3つを押さえれば、しっかり防ぐことができます。

1つ大切なことを忘れていました!
重曹とお酢を混ぜないようにしてくださいね。
アルカリ性の重曹と酸性のお酢を混ぜると、中和して効果がなくなってしまいます。

これからの季節、ぜひ葉っぱの様子をこまめにチェックして、家庭菜園を楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もっと詳しく知りたいと方は動画でも解説しているので、ぜひそちらものぞいてみてくださいね。

https://youtu.be/gH03uxfv0dA

この記事が家庭菜園を楽しむ方のお役に立てればうれしいです。


このページは、より分かりやすくお届けできるよう内容を見直し、2025年5月10日に更新しました。
今後も、家庭菜園がもっと楽しくなるような情報を丁寧にお届けしていきます。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。

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