トマトもそろそろ終わりかな? この後には、どんな野菜を植えればいいの?
片付ける時期と野菜の科を見て選べば、秋冬野菜へ上手につなげられますよ!
トマトの収穫が終わると、次に何を植えようかワクワクしますよね。でも、空いた場所なら何を植えてもよいわけではありません。
トマトの後作を適当に選ぶと、病害虫の影響を受けたり、思うように育たなかったりすることがあります。
そこで今回は、トマトの後作におすすめの野菜5選と、反対に避けたい野菜を初心者の方にも分かりやすく解説します。片付ける時期に合う後作を選び、畑やプランターを秋冬も上手に使いましょう。
- 8月末~9月前半ならブロッコリー・キャベツ・白菜
- 9月頃まで育てるならタマネギ・ニンニク
- 短い期間で収穫したいなら小松菜・春菊などの葉物野菜
- 秋ジャガイモはトマトと同じナス科なので避ける
- ダイコン・ニンジンはトマトの根にコブが多い場合は避ける
豆知識|トマトを片付けても土は元に戻らない

トマトの株を抜いたからといって、土が植え付け前の状態へ自動的に戻るわけではありません。
トマトは長い期間にわたって枝葉を伸ばし、次々と実を付けます。その間に土の肥料分が使われ、栽培中に発生した病原菌や害虫が土に残っていることもあります。
そのため、後作は「空いている場所へ好きな野菜を植える」のではなく、トマトとは違う科の野菜を選び、植え付け時期も確認することが大切です。
同じ場所で同じ科の野菜を続けて育てると起こりやすい生育不良を、連作障害といいます。
トマトの後作におすすめな野菜5選
トマトの後作は、片付ける時期に合う野菜の中から選びます。ここでは、初心者の方でも次の栽培へつなげやすい5つの候補をご紹介します。
相性の良い野菜① ブロッコリー・茎ブロッコリー

トマトを8月末~9月前半に片付ける方におすすめなのが、ブロッコリーです。
トマトはナス科、ブロッコリーはアブラナ科なので、違う科の野菜へ切り替えられます。初心者の方は、種からではなく苗から始めると育てやすいですよ。
一度に大きな花蕾を収穫したい方は一般的なブロッコリー、側花蕾を少しずつ長く収穫したい方は「スティックセニョール」などの茎ブロッコリーもおすすめです。
苗を選ぶ時は、茎がぐらつかず、葉の色が濃く、葉裏まで見て害虫や食害が少ないものを選びます。大きく育ちすぎた苗より、節の間が詰まった元気な苗の方が植え付け後の管理もしやすいです。
大きなブロッコリーは一度の収穫を楽しみたい方、茎ブロッコリーは少量ずつ食卓で使いたい方に向いています。収穫の仕方から種類を選ぶと、植えた後に迷いにくくなります。
ただし、アブラナ科にはアオムシやコナガなどの害虫が付きやすいため、植え付け後は早めに防虫ネットを掛けましょう。
相性の良い野菜② キャベツと白菜

キャベツと白菜も、トマトとは違うアブラナ科の野菜です。トマトを早めに片付け、秋冬野菜へ切り替えたい方の候補になります。
植え付け後の2~3週間で葉をしっかり増やせると、その後の生育につながります。一方、植え付けが遅くなると、寒くなるまでに株が十分育たないことがあります。
苗を購入したら長く置いたままにせず、地域と品種の適期を確認して植え付けましょう。こちらも害虫対策として、植え付け直後から防虫ネットを使うと安心です。
キャベツは外葉をしっかり育ててから中心の葉を巻かせ、白菜も寒くなる前に結球できる大きさまで育てる必要があります。どちらも「苗を植えればすぐ収穫できる野菜」ではないため、遅れずにスタートすることが大切です。
初めて育てる方は、地域の園芸店に並ぶ適期の苗を選びましょう。葉が黄ばんでおらず、株元がぐらつかない苗なら、その後の管理へつなげやすくなります。
相性の良い野菜③ タマネギとニンニク

トマトを9月頃まで長く収穫したい方には、タマネギとニンニクがおすすめです。
どちらもトマトとは違うヒガンバナ科の野菜で、秋が深まってから植え付けられます。トマトを片付けてすぐ別の苗を植えられない場合にも、畝を整える時間を取りやすい組み合わせです。
タマネギの苗は10月下旬~11月頃、ニンニクは9月下旬~10月頃が植え付けの目安です。ただし、地域や品種で適期が異なるため、苗や種球の表示を優先してください。
トマトを片付けた後は、残った根を取り除き、土をやわらかくしてから次の植え付けに備えます。トマト用の肥料が残っている可能性もあるため、何となく同じ量を追加せず、タマネギ・ニンニクに合う土づくりへ切り替えましょう。
どちらも冬の間にゆっくり育ち、翌年の春から初夏の収穫を目指します。すぐに収穫したい方よりも、畑やプランターを冬も活用しながら、春の収穫を楽しみたい方に向いています。
相性の良い野菜④ 葉物野菜

できるだけ早く次の収穫を楽しみたい方には、小松菜・ほうれん草・春菊・レタスなどの葉物野菜が向いています。
広い場所や大きな支柱を必要とせず、畑の空いた場所やプランターでも始めやすいのが魅力です。一度に全量をまかず、時期を少しずつずらして種をまくと、収穫時期も分散できます。
ただし、暑さが残る時期は発芽しにくい野菜もあります。種袋のまき時を確認し、無理に早くまかないようにしましょう。
早く収穫したいなら小松菜、気温が下がってからまくならほうれん草、先端を摘みながら長く楽しみたいなら春菊、やわらかい葉を少しずつ使いたいならリーフレタスが選びやすいです。
同じ葉物野菜でも、暑さへの強さや収穫方法は異なります。「葉物なら何でも同じ」と考えず、種袋の適期と、どのように収穫したいかを見て選びましょう。少量ずつ時期をずらしてまくと、一度に採れすぎるのも防げます。
相性の良い野菜⑤ ネギ類

長ネギ・九条ネギ・葉ネギなどのネギ類も、トマトの後作候補になります。
中でも葉ネギは、畑の空いた場所だけでなくプランターへ取り入れやすく、必要な分だけ切って使えるのが魅力です。寒さにも比較的強く、秋から育て始める野菜を探している方に向いています。
種からでも育てられますが、初めての方や早く収穫を始めたい方は苗から育てると管理が簡単です。苗を植える時は、根が折れ曲がったままにならないように広げ、植え付け後は株元へやさしく水を与えます。
根元を残して収穫すると再び葉が伸びてくるため、少しずつ繰り返し楽しめます。
一度にすべて抜かず、外側や伸びた葉から必要な分だけ切ると、家庭菜園らしい使い方ができます。料理で少量ずつ使いたい方や、限られたスペースを活用したい方に特におすすめです。
トマトの後作に避けたい野菜
ここからは、トマトの収穫後に避けたい野菜をご紹介します。すべてを同じ理由で禁止するのではなく、野菜の科とトマトの根の状態を分けて考えましょう。
植えてはいけない野菜① 秋ジャガイモ

トマトの直後に避けたいのが、秋ジャガイモです。
見た目は大きく違いますが、トマトとジャガイモはどちらもナス科の野菜です。同じ場所で続けて育てると、ナス科に共通する病気や害虫の影響を受け、連作障害が起こりやすくなります。
「秋ジャガイモは植え付け時期がちょうどよいから」と、トマトを抜いた場所へそのまま植えないようにしましょう。
注意が必要な野菜② ダイコンとニンジン

ダイコンとニンジンは、トマトの後に絶対に育てられない野菜ではありません。判断する時は、片付けたトマトの根を確認します。
根に小さなコブがたくさんできている場合は、土の中にネコブセンチュウが増えている可能性があります。その場所へ根菜を植えると、根の形が乱れたり、生育が悪くなったりすることがあります。
根に異常が見られた場合は、その場所でダイコンやニンジンを続けて育てるのを避けましょう。根にコブがない場合でも、残った太い根や硬い土の塊を取り除き、深いところまで土をやわらかくしてから種をまくと安心です。
ダイコンとニンジンは一律に禁止ではありません。まず、片付けたトマトの根を見て判断しましょう。
トマトを片付ける時期で後作を選ぼう

後作に迷った時は、トマトを片付ける時期から逆算すると選びやすくなります。
- 8月末~9月前半に片付ける:ブロッコリー・キャベツ・白菜
- 9月頃まで育てる:タマネギ・ニンニク
- 短い期間で収穫したい:小松菜・春菊などの葉物野菜
住んでいる地域や品種によって植え付け時期は変わります。この記事の日付だけで決めず、購入した苗や種袋の栽培暦も必ず確認してください。
まとめ
今回は、トマトの後作におすすめの野菜と、反対に避けたい野菜をご紹介しました。
トマトの後作は「野菜の科」と「植え付け時期」を確認することが大切です。早めに片付けるならブロッコリー・キャベツ・白菜、9月頃まで育てるならタマネギ・ニンニク、早く収穫したいなら葉物野菜へつなげられます。
一方、秋ジャガイモはトマトと同じナス科なので避けましょう。ダイコンとニンジンは、トマトの根にコブがある場合に注意します。
片付ける時期に合う野菜を選び、美味しい秋冬野菜を育てていきましょうね!
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