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「しいたけ栽培キットって、本当に水をかけるだけで育つの?」
「置き場所や収穫するタイミングが分からなくても、初心者にできる?」
箱の中から出てきたのは、土のかたまりのような大きな菌床ブロック。初めて見ると、ここから本当にしいたけが育つのか少し不安になりますよね。
今回は、飛騨高山きのこの里のしいたけ栽培キットを実際に開封し、室内で育ててみました。
開封した時点ですでに小さな芽が出始めていましたが、表面を乾かさないように管理すると、育成開始から4日後には約10cmのしいたけを収穫できました。
この記事では、実際の成長を追いながら、初心者さんが迷いやすい置き場所・水やり・間引き・収穫時期を順番に紹介します。
栽培キットなら、本当に初心者でも大きなしいたけを収穫できるの?
置き場所と乾燥に気をつけて、傘が開き切る前に収穫すれば大丈夫。今回は4日後の変化を一緒に見てみよう!
- 直射日光が当たらない室内へ置く
- 菌床の表面を乾かさない
- 大きさを優先するなら芽を残しすぎない
- 大きさだけでなく、傘が開き切る前に収穫する
※成長の速さや収穫量は、届いた時の芽の状態・室温・湿度によって変わります。「4日」は今回の栽培結果としてご覧ください。
今回育てた「飛騨高山きのこの里」のしいたけ栽培キット
今回使ったのは、飛騨高山きのこの里のしいたけ栽培キットです。
箱を開けると、菌床ブロック・受け皿・保湿に使う袋が入っていました。菌床は持つとずっしりと重く、公式サイトではブロック重量を2.9kgと案内しています。

菌床は、しいたけの菌が広がった栽培用のブロックです。飛騨高山きのこの里では、ナラの木のチップに米ぬか・ふすまを使って菌床を作り、温度と湿度を管理しながら培養しています。
家庭では、この菌床を一から作る必要はありません。届いたブロックへ水分を与え、育ちやすい環境を整えるところから始められます。
今回育てたしいたけ栽培キット
この記事で4日後の成長を紹介した、飛騨高山きのこの里の栽培キットです。
自宅でしいたけの成長と収穫を楽しみたい方は、公式サイトと楽天市場から購入先を選べます。販売時期や発送予定を確認してから注文してください。
1日目|袋を開けると、すでにしいたけの芽が出ていた
袋から菌床を取り出してみると、表面や側面から小さなしいたけが出始めていました。中には、すでに傘の形が分かる芽もあります。

白い部分を見て「カビでは?」と心配になるかもしれませんが、菌床表面にはしいたけの菌糸が白く見えることがあります。ただし、青や緑色に変色している、異臭がするなど、説明書と違う状態がある場合は、自己判断せず販売元へ確認してください。
届いた時点で成長が進んでいることもあるため、箱を受け取ったら長く置いたままにせず、中身と説明書を確認して栽培を始めましょう。
最初の準備|菌床の表面を軽く水で流す
まず、菌床の表面全体へ軽く水をかけました。これは食べるしいたけを洗っているのではなく、栽培を始める菌床へ水分を与える作業です。

強い水流を一点へ当てたり、表面を強くこすったりする必要はありません。動画では、表面全体へ水が行き渡るように、軽く流しています。
水をかけている途中で小さな芽が取れてしまっても、捨てる必要はありません。取れた芽は、炒め物やみそ汁などに使えます。
最初に洗い流すのは菌床ブロックです。収穫したしいたけは水へ長く浸けず、汚れが気になる時は軽く拭き取って使いましょう。
置き場所|直射日光が当たらない室内で育てる
水をかけた菌床は付属の受け皿へ置き、袋をかぶせて湿度を保ちました。

置き場所は、直射日光が当たらない室内が基本です。日差しが直接当たる窓辺は、袋の中の温度が上がりやすく、菌床も乾燥しやすくなります。
反対に、光がほとんど入らない真っ暗な場所では、傘の色が白っぽくなることがあります。動画では、薄暗く、気温が安定した室内を選びました。
温度は13~22℃程度を目安にし、昼と夜に温度差がある環境が育てやすいと説明しています。ただし、商品によって適温が異なるため、最終的には付属の説明書を優先してください。
- 直射日光が当たっていないか
- 暖房器具の風が直接当たっていないか
- 袋の中が高温になっていないか
- 菌床の表面を毎日確認できる場所か
押し入れの奥へ入れるより、毎日状態を見られる棚や台の上へ置く方が、乾燥や成長に気づきやすくなります。
毎日の管理|霧吹きで表面を乾かさない
栽培中に行った主なお世話は、霧吹きでの水やりです。
袋を外して菌床全体を確認し、表面が乾かないように水を吹きかけます。しいたけが大きくなってからも、傘だけを避けようとせず、菌床全体へやさしく霧をかけました。

ここで大切なのは、「しっとり保つ」と「水へ漬けたままにする」は違うことです。
水をかけた後は、受け皿に大量の水がたまり続けていないかも確認します。回数だけで決めるのではなく、菌床の表面を見て、乾き始める前に水分を補いましょう。
大きく育てる分かれ道|芽を全部残さず間引く
菌床からたくさん芽が出ると、全部大きくしたくなりますよね。しかし、一つの菌床が持つ水分と養分には限りがあります。
芽をたくさん残すほど、一つひとつに使える養分が分かれ、小ぶりになりやすくなります。さらに、最初の栽培で養分を使いすぎると、2回目以降に出るしいたけが少なくなることもあります。
動画では、次の数を目安として紹介しています。
| 育てたい結果 | 残す芽の目安 |
|---|---|
| 一つひとつを大きく育てたい | 15個以内 |
| 大きさより数を楽しみたい | 20個前後 |
芽が密集している場所から、小さいものや形の悪いものを選んで間引きます。間引いた小さな芽も食べられるので、みそ汁や炒め物へ使ってください。
間引きは「正しい個数へ必ずそろえる作業」ではありません。菌床全体を見て、芽が重なり合っている場所を減らし、残したしいたけが広がる空間を作る作業です。
4日後|本当に大きなしいたけへ成長した
育成を始めて4日後、袋を外してみると、菌床の周りに大きなしいたけが育っていました。

開封した日に見えていた小さな芽と比べると、傘が大きく広がり、軸もしっかりしています。今回最も大きく育ったしいたけを測ると、傘の幅は約10cmありました。

ただし、どの栽培キットも4日で同じ大きさになるわけではありません。今回の菌床は、開封時点ですでに芽が出始めていました。室温や湿度、芽の状態によって、収穫までの日数は変わります。
日数だけを数えるより、毎日傘の開き方を確認することが大切です。
収穫時期|大きさより、傘が開き切る前を選ぶ
「もっと大きくしてから採ろう」と待ちたくなりますが、しいたけは大きければ大きいほどよいわけではありません。
収穫の目安は、傘の裏側にある膜が切れ、傘が開き切る前です。

傘が完全に開くまで待つと胞子が出やすくなり、香りやうま味が弱くなります。胞子が菌床へ落ちると、表面が白く見えることもあります。
また、大きくなるまで長く残すほど菌床の養分を使います。1回目のしいたけだけを限界まで大きくするのではなく、食べ頃で収穫することが、次の発生を残すことにもつながります。
まだ大きくなりそうでも、傘が開き始めたら採った方がいいの?
そうだよ。大きさだけで待たず、傘の裏側を見よう。開き切る前なら、おいしさと次の収穫を残しやすいよ!
収穫方法|軸を根元から残さず取る
収穫する時は、しいたけの軸を持ち、菌床の根元から外します。取りにくい場合は、清潔なハサミを使って根元から切り取りましょう。

軸が菌床へ大きく残ると、その部分が傷んだり、カビの原因になったりします。傘だけを切らず、根元がどこかを確認して収穫してください。
一度に全部採る必要はありません。傘の開き方を見て、食べ頃になったものから順番に収穫します。
収穫したしいたけを食べ切れない時は冷凍する
採れたてのしいたけは、焼くだけでも香りと食感を楽しめます。今回のように一度に複数収穫できた時は、食べ切れない分を早めに保存しましょう。
すぐに使わない分は、石づきの汚れを落とし、使いやすい大きさに切って冷凍しておくと便利です。冷凍したしいたけは、解凍せずに汁物や炒め物へ加えられます。
まとめ|栽培キットは毎日の「見る」が成功のコツ
今回、しいたけ栽培キットを実際に育ててみると、育成開始から4日後に約10cmのしいたけを収穫できました。
- 直射日光が当たらない室内へ置く
- 袋で湿度を保ち、菌床表面を乾かさない
- 大きく育てたい時は、密集した芽を間引く
- 日数や大きさだけでなく、傘が開き切る前に収穫する
- 軸を菌床の根元から残さず取る
難しい道具や作業は必要ありません。ただし、「水をかけたから後は放置」でよいわけでもありません。
**袋を開けて菌床の乾きと傘の開き方を見る。**その短い確認を毎日続けることが、大きく、おいしいしいたけを収穫する一番のコツです。
今日見るのは、菌床が乾いていないか、芽が混みすぎていないか、傘が開き始めていないかの3つ。毎日少し見るだけで、収穫のタイミングを逃しにくくなりますよ♪
開封した日の芽の状態から、4日後に約10cmのしいたけを収穫するまでを動画で確認できます。

























