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ニンニクを植え付けてから1~2か月ほどたち、葉先が少し黄色くなってくると、「そろそろ追肥をした方がいいのかな?」と迷いますよね。
ニンニクは、本格的な冬が来る前に株をしっかり育てておくことが、立派なニンニクを収穫するための大切なポイントです。そのため、冬前に行う1回目の追肥はとても重要です。
ただし、「植え付けから1か月たったから」という理由だけで追肥すると、肥料が多すぎて根を傷めたり、春先に病気が出やすくなったりすることがあります。
葉先が黄色くなってきたよ。植え付けから1か月たったし、もう追肥していいの?
1か月は目安だよ。まず葉の色やツヤ、育ち方を見て、本当に肥料が必要か確認しよう♪
この記事では、動画で紹介している順番に沿って、ニンニクの1回目の追肥時期、追肥が必要な株の見分け方、肥料の種類と量、失敗しにくい与え方を解説します。

ニンニクは冬前の1回目の追肥が大切
ニンニクは、植え付け後の冬の間は、作業がそれほど多くない野菜です。しかし、冬前に行う1回目の追肥のタイミングで、翌年に大きく育つかどうかが変わってきます。
肥料が足りないまま本格的な寒さを迎えると、株が十分に育たず、春になってから追肥しても一気に大きくすることは難しくなります。反対に、「大きくしたいから」と肥料をたくさん与えると、根を傷めたり、生育が悪くなったりすることもあります。

ニンニクの追肥は年2回が目安
地域や育てている環境によって多少変わりますが、ニンニクの追肥は一般的に次の2回が目安です。
- 1回目:11月~12月ごろ
- 2回目:2月~3月ごろ
冬前は、本葉が4~5枚ほどになるように育てておくことが、大きなニンニクを収穫するためのポイントです。1回目の追肥は、その冬越し前の生育を支えるために行います。

玉ねぎと同じ育て方ではありません
この時期は、玉ねぎも一緒に育てている方が多いと思います。見た目や育てる時期は似ていますが、冬前に大きくしすぎない方がよい玉ねぎと、寒さが来る前に株を育てておきたいニンニクでは、追肥の考え方が違います。
玉ねぎとニンニクは似ているけれど、追肥も同じでいいの?
ニンニクは、冬までに葉を4~5枚ほど育てておきたいんだ。玉ねぎと同じ感覚で肥料を控えすぎないようにしよう♪
本格的な寒さが来る前の年内、遅くとも12月ごろまでに株の状態を確認し、必要であれば1回目の追肥を行います。
1か月たっても追肥しない方がよい場合がある
1回目の追肥は、植え付けから約1か月後が一つの目安です。しかし、1か月たったら必ず追肥するという意味ではありません。
葉の色やツヤ、成長具合を見て、「今、本当に追肥が必要なのか」を確認することが大切です。元肥がまだ土の中に残っている状態で肥料を追加すると、肥料過多になり、病気にかかりやすくなったり、株が弱ったりすることがあります。

11月に入ってから植え付けた場合は、寒さの影響で葉が黄色くなることもあります。肥料不足による黄変なのか、寒さによる黄変なのか判断しにくくなるため、初心者さんには少し難しくなります。
ニンニクの植え付けに10月ごろが適しているのは、暑すぎず寒すぎず、冬前に株を育てやすいことも理由の一つです。

追肥時期は品種よりも葉の状態で見極める
暖かい地域でよく育つ嘉定種(かていしゅ)や、寒い地域で多く栽培されるホワイト六片など、ニンニクには地域に合った品種があります。
品種によって育ち方に違いはありますが、1回目の追肥は、どちらも植え付けから約1か月を目安にしながら、葉の状態を見て判断します。
雨が少ない時は元肥が残っていることもある
ニンニクは、状態によっては追肥を2か月ほど遅らせても問題ないことがあります。
例えば、植え付け後にほとんど雨が降らなかった場合、元肥が十分に溶けず、土の中に残っていることがあります。その状態で「1か月たったから」と追肥し、その後に雨が降ると、残っていた元肥と追加した肥料を一気に吸収してしまいます。
すると、肥料が過剰になり、葉が急に黄色くなることがあります。
「植え付けから何日たったか」だけでなく、雨の量と葉の状態も一緒に見てください。元肥がまだ効いているなら、追肥を急がなくても大丈夫ですよ♪
追肥を待つ株|濃い葉色・ツヤ・二重葉を確認
肥料が十分に効いているニンニクは、葉が青々としてツヤがあり、ピンと張っています。このような株は、植え付けから1か月たっていても、すぐに追肥する必要はありません。

肥料が多すぎる時に見られることがあるのが「二重葉(にじゅうば)」です。葉の中へ空気を吹き込んだようにふわっとし、もう1枚の葉が重なっているように見えます。
二重葉に加えて、次のような状態があれば、肥料が多い可能性があります。
- 葉色が濃くなりすぎている
- 葉が必要以上に茂っている
- 生育が良すぎるように見える
このような株は、目安の時期になっていても追肥せず、しばらく様子を見ます。

追肥する株|葉色が薄くツヤがなくなったら検討
順調に育っているニンニクは、植え付けから1か月ほどで本葉が4~5枚になります。暖かい地域では、葉を立てると20~30cmほどに伸びていることもあります。
追肥の必要性は、葉の色とツヤで見極めます。
- 葉の色が少しくすんできた
- 葉が黄色っぽくなってきた
- ツヤがなく、少しカサカサしている
- 生育が鈍くなっている
このような変化は、元肥が少なくなり、肥料が不足してきたサインです。葉の状態を確認して、1回目の追肥を行います。

ただし、気温が急に下がった時や、寒い日が続いた後に葉が徐々に黄色くなった場合は、寒さが原因のこともあります。その場合は、慌てて追肥する必要はありません。
一方、追肥を1~2か月行っておらず、葉色が薄く、ツヤもなくなっている場合は、肥料不足を疑って追肥を検討します。
1回目の追肥に使う肥料と量
ニンニクの追肥には、化成肥料または発酵鶏ふんを使います。

化成肥料8-8-8
一般的な野菜用肥料でも育てられますが、動画では、チッ素8・リン酸8・カリ8のバランスで配合された化成肥料8-8-8を紹介しています。
粒状で量を確認しやすく、初心者さんでも扱いやすい肥料です。
ペレット状の発酵鶏ふん
有機質肥料を使いたい方には、発酵鶏ふんも選択肢になります。鶏ふんはリン酸成分を多く含む商品が多く、ニンニクにも使えます。
粉状よりもペレット状の方が、風のある日でも飛び散りにくく、初心者さんでも与えやすいのが特徴です。
1㎡当たり50g・1株なら約3gが目安
株間15cmで植えている場合、動画では、縦1m・横1mの広さに対して約50gを目安に紹介しています。
1株ずつ与える場合は、ひとつまみの約3gを株元へ施します。肥料によって成分量が違うため、実際に使う時は商品の表示量も確認してください。
畑や大きなプランターでは1㎡当たり約50g、1株ずつなら約3gが動画の目安です。「大きくしたいから」と量を増やさず、使う肥料の表示量を優先してください。
株の大きさが違っても追肥時期を遅らせない
同じ場所で育てているニンニクに大小があっても、小さい株だけ追肥時期を遅らせる必要はありません。追肥する時は、同じ畝やプランターの株へ一緒に与えます。
ニンニクは、植え付けた種球が大きいほど大きく育ち、小さい種球は小さく育つ傾向があります。株の大きさが違うのは、元肥がまばらだったからとは限りません。
小さい株へ肥料を多く与えたり、追肥時期を遅らせたりせず、決めた量を同じタイミングで与えましょう。

雨の直後は追肥しない
雨が降った直後は、追肥を避けます。葉に雨粒が残った状態で粒状肥料をまくと、肥料が葉へ付着し、その部分が肥料焼けを起こして茶色くなることがあります。

肥料焼けは、人のやけどのように葉が傷んでいる状態です。11月下旬~12月上旬ごろは、日中に暖かい日もあり、雑菌が増えやすい温度と湿度になることがあります。
傷口からカビなどが入り込むと、その時は気付かなくても、翌年2~3月にニンニクが大きく育つ時期になってから、病気の症状が現れることがあります。
葉の雨粒が乾き、作業しやすくなってから追肥しましょう。
追肥後は土が乾いている時だけ水やりする
化成肥料は、水に溶けることで根から吸収されます。
土が十分に湿っている場合は、無理に水を与える必要はありません。土が乾いている場合は、追肥後に株元へ水やりをします。

追肥前に雑草を取り除こう
冬になると寒さが厳しくなり、葉の成長は少しずつ止まってきます。「冬はあまり肥料が必要ないのでは?」と感じるかもしれませんが、土に肥料があれば、ニンニクは少しずつ吸収して成長しています。
肥料がない状態では、寒さへの抵抗力が弱くなり、病気にもかかりやすくなります。
追肥の前には、株元の雑草も取り除いておきましょう。冬の雑草を「寒くなれば自然に枯れる」と放置すると、春に暖かくなった時に一気に大きくなり、ニンニクへ与えた栄養を奪ってしまいます。
雑草が小さく抜きやすい冬前のうちに取り除いてください。

まとめ|1か月は目安、最後は葉を見て決めよう
冬になると、寒さで葉の成長は少しずつ止まります。それでも、土に肥料があれば、ニンニクは必要な栄養を少しずつ吸収して育っています。
植え付けから1か月という日数だけで決めず、葉の色とツヤを見て、必要な株へ1回目の追肥を行いましょう。追肥前に雑草を取り除いておけば、春にニンニクが大きく育つ時の栄養も守れます。
葉の色とツヤを見れば、「今は待つ」「今日は追肥する」と判断できます。立派なニンニクを収穫できるように、これからも一緒に家庭菜園を楽しんでいきましょうね♪
次は、ニンニクが寒さに負けないよう、冬越し準備も確認しておきましょう。
【にんにく栽培】冬前が勝負!小さなニンニクにならないための追肥タイミングとコツ|初心者でも収穫量を増やす冬越し対策葉の色とツヤ、追肥量、雨の後を避ける理由、水やりの判断は、動画の実演でも確認できます。
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