夏【6月~8月】

初めてでもたっぷり収穫できる枝豆の育て方!プランターOK♪【失敗しないコツを徹底解説】

新しいタブでプレビュー

暑い季節になると、冷たいビールが恋しくなりますよね。そんな時にぴったりなお供といえば……そう、枝豆です!最近では「ずんだスイーツ」などでも人気を集めている、まさに万能な夏野菜。

そんな枝豆、実は家庭でもかんたんに育てられることをご存じですか?
畑はもちろん、プランターでも栽培できるので、ベランダ菜園にもおすすめ!しかも、病気にも強く、初心者の方にもぴったりな野菜なんです。

ですが、ちょっとした育て方のコツを知らないと、「葉ばかり茂って実ができない……」なんて失敗も。

そこで今回は、家庭菜園初心者の方でもたっぷり収穫が目指せる「枝豆の育て方」を、丁寧にご紹介します♪

アイコン名を入力

夏の食卓を彩る、自家製の枝豆づくり、ぜひ始めてみませんか?

動画で見たい方はこちら!

https://youtu.be/UCW_19fLFnc

枝豆の豆知識

「枝豆って大豆とは違うの?」と思った方も多いかもしれませんが、実は同じ植物なんです。大豆の実を、まだ青くてやわらかいうちに収穫したものが枝豆。成長の時期によって呼び方が変わるだけなんですね。

さらに面白いのが、分類の違い。同じ植物であるにもかかわらず、分類では大豆は「豆類」、枝豆は「野菜に分けられています。

アイコン名を入力

呼び方が変わるだけなんだ!なんか不思議!

栄養面でも枝豆はとっても優秀です。枝豆はタンパク質やビタミンB群が豊富で、茹でても栄養があまり失われにくい、健康的な野菜です。ただし!「育てやすいから簡単でしょ」と油断して始めると、思わぬ落とし穴が待っていることも……

この記事では美味しい枝豆をたっぷり収穫するためのポイントを、ていねいにご紹介していきます。一緒に美味しい枝豆づくりを始めましょう!

品種選びのコツ

枝豆は「まき時」と「収穫のタイミング」がとても大切な野菜です。品種ごとに適した時期が決まっているので、間違えるとうまく育たないこともあります。

枝豆の品種は大きく分けて4種類。

極早生・早生(ごくわせ・わせ):4〜5月に種まき → 夏に収穫。初心者向きで育てやすい。

中生・晩生(なかて・おくて):5〜7月に種まき → 秋に収穫。味は濃いが、育成期間が長め。

初心者さんがよくやりがちな失敗は、晩生種を早くまいてしまうこと
「早く育つかも」と思いがちですが、時期が早すぎると実ができにくくなってしまいます

アイコン名を入力

必ず、種袋に書かれた「まきどき」を確認してから種まきを始めましょう!

種と苗、どっちが正解

枝豆は「種から育てる」「苗から育てる」の2通りがあります。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、目的にあわせて選びましょう。

【種から育てる】

メリット

  • 種が安価で、コスパが良い
  • 育てられる品種の選択肢が多い(中生・晩生もOK)
  • 成長の過程を一から観察できる楽しみがある

デメリット

  • 発芽までの温度・水やり管理がやや難しい
  • 芽が出るまで時間がかかることも
  • 間引きや病害虫対策が必要な場合がある

【苗から育てる】

メリット

  • 芽が出た状態なので、すぐに育て始められる
  • 発芽失敗の心配がなく、初心者でも安心
  • 時間と手間が少なく、家庭菜園デビューにぴったり

デメリット

  • 苗は種より高価で、コストがかかる
  • 品種が限られ、極早生・早生が中心
  • 選び方を間違えると、その後の成長に影響する

市販の苗は「極早生」や「早生」が中心。
「中生」「晩生」などの味が濃い品種を育てたい方は、種から育てるのが◎です。

アイコン名を入力

枝豆って“種”から育てるのと“苗”から育てるの、どっちが正解なの〜?

アイコン名を入力

どっちもアリなんだけど、目的によって選び方が変わるんだよ!

良い苗の選び方

  • 本葉が1〜2枚出ている苗を選びましょう(3枚以上は根付きが悪くなりがち)
  • 葉が濃い緑で、茎がしっかり太いものが◎
  • 双葉が茶色く枯れている苗は避けるのが無難です

しっかりした苗を選ぶことで、育ち方もぐんと安定しますよ!

植え付けのポイント|種まきも苗もこれで安心!

準備が整ったら、いよいよ植え付けです!
枝豆はプランターでもOK。以下の手順で進めていきましょう。

準備が整ったら、いよいよ植え付けです!
枝豆はプランターでもOK。以下の手順で進めていきましょう。

プランターで育てる場合

  • サイズの目安:幅65cm・深さ25cmのプランターに2株が最適
  • 種まきの方法
     1カ所に直径4~5cm・深さ2cmの穴をあけ、3〜4粒ずつ種をまきます。
     軽く土をかぶせ、たっぷり水やりしましょう。
  • 発芽まで:7〜14日ほど。気温が15度以上になってからまくのがおすすめです。

間引きのタイミング

芽が出て本葉が2枚になったら間引き開始。
弱そうな芽を根元からハサミで切り、1カ所に1〜2本だけ残すと元気に育ちます。

苗から育てる場合

  • 植え方:苗のサイズに合わせて穴を掘り、根鉢を崩さずにやさしく植え付けます。
  • 株間20〜30cmあけて植えると◎
  • 水やり:プランターなら底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。

水やりのコツ

  • 発芽~開花までは控えめに。土がカラカラに乾いたら水を与えるくらいでOK。
  • 花が咲いてからは毎日たっぷり
     この時期は水分をしっかり与えることで、さやが大きく育ち、収穫量もアップします。

枝豆は水のやりすぎに弱い野菜発芽から花が咲くまでは、土の表面が乾いたら水を与える程度でOKです。

ただし、花が咲き始めたら要注意!この時期から結実期(実が育つ時期)にかけては、毎日たっぷり水をあげるのがポイントです。

水分が不足すると、さやが育たず実も小さくなってしまいます。
収穫量や味に差が出るので、開花後は1日1回、しっかり水やりを続けましょう!

アイコン名を入力

この流れを守れば、枝豆はぐんぐん育ちます♪

植え付け後の管理|土寄せと追肥がカギ!

植えたあとは、土寄せと追肥(ついひ)でしっかりサポートしていきましょう!

土寄せのタイミング

枝豆は風で倒れやすい野菜。土寄せをすることで茎を安定させ、根の張りも良くなります

タイミングやり方
草丈10cm時双葉の下あたりまで土を寄せる(1回目)
草丈30cm時双葉が隠れるくらい土を盛る(2回目)

追肥のタイミングとコツ

追肥は与えすぎると実ができにくくなるので注意!
枝豆は「少なめ」が基本です。

  • 🌸 つぼみが出始めた頃がベストタイミング
  • 化成肥料を1株につき2〜3g(ひとつまみ程度)
  • 肥料は株の周りにまいて、軽く土と混ぜてあげましょう
  • その後は、葉の色が薄くなったときのみ追肥
  • 悩んだら控えめにするのが◎

枝豆の摘芯とは?|実を増やすためのひと工夫

枝豆をたくさん実らせるテクニックのひとつに「摘芯(てきしん)」という作業があります。
摘芯とは、株の一番上にある成長点をカットして、枝が横に広がりやすくする方法です。これにより枝の数が増え、結果として実が多くつくようになります。摘芯のタイミングは、本葉が5〜6枚ほど出た頃が目安です。

ただし、注意したいのが品種による向き・不向きです。
草丈がしっかり伸びる晩生(おくて)品種では摘芯の効果が出やすいですが、早生(わせ)品種や草丈が低い品種では、あまり効果が出ないこともあります。

特に苗から育てている場合は、極早生や早生品種が多いため、摘芯をしないほうがよく育つケースも少なくありません。無理に摘芯せず、品種や生育の様子に合わせて判断するのがおすすめです。

収穫のタイミング|一番おいしい瞬間を逃さずに!

ここまで育ててこられた皆さん、本当にお疲れさまでした!
いよいよ収穫のときです。

枝豆の収穫時期は品種や地域で差がありますが、さやの8割ほどがふくらんだ頃がベストタイミング
全部が完全にふくらむまで待つと、実が固くなってしまうので注意しましょう。

収穫適期は1週間〜10日間程度と短めなので、見逃さないようにしましょう。

収穫の方法

  • 株ごと引き抜く(家庭菜園全体を一度に収穫したい方向け)
  • 大きく育ったさやからハサミで切る(少量育てている方向け)

保存のコツ

枝豆は鮮度が落ちやすい野菜です。
収穫後はすぐにゆでるのがおすすめ。保存する場合は、株ごと湿らせた新聞紙に包み、冷蔵庫で保管すると長持ちします。

ちなみに、収穫せずにそのまま育てると、枝豆はやがて大豆に!
「夏は枝豆、秋は大豆」と、二度楽しむこともできますよ♪

自家製の枝豆で夏をもっとおいしく

今回は、枝豆の種まきから収穫までの育て方を、まるごとご紹介しました。

枝豆は育てやすい野菜ですが、品種選びや水やり、土寄せのタイミングなど、ちょっとしたコツを押さえることで、よりおいしく、たくさん収穫することができます。

収穫したての枝豆をさっと茹でて、できたてを味わう──
そんな贅沢を、ぜひご自宅で楽しんでみてくださいね。

そして、夏野菜といえば、トマトやナスも人気です!
今後も育て方のポイントをわかりやすくお届けしていきますので、ぜひ一緒に家庭菜園を楽しみながら、今年もたくさんのおいしい野菜を育てていきましょう!

CTAサンプル

これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。