キャベツの葉が虫食いだらけ!この外葉は切った方がいいの?
穴があるだけで全部切らなくて大丈夫。まずは中心の新しい葉と、残っている緑の部分を見よう!
キャベツを育てていると、昨日まできれいだった外葉へ、急にたくさんの穴が開くことがあります。葉の裏を見ても虫が見つからず、このまま結球するのか不安になりますよね。
でも、外葉に穴があるだけなら、すぐに抜いたり、虫食いの葉を全部切ったりする必要はありません。最初に見るのは、中心の新しい葉が残っているか、結球部分が育っているかです。
この記事では、キャベツの虫食いから復活できるかの見分け方、葉を切る基準、付きやすい害虫、被害を止める5つの対策を、初心者さんにも分かりやすく紹介します。
まず結論|虫食いを見つけたら、この順番で確認しよう
- 中心の新しい葉と結球部分が残っているか見る
- 葉の表裏・葉の付け根・株元・土を確認する
- 虫、卵、フンを取り除く
- 緑の部分が多い外葉は残し、ひどく傷んだ葉だけ切る
- 中に虫がいないことを確認して、防虫ネットの隙間を閉じる
キャベツは、大きく広がった外葉で作った養分を使って、中心の葉を巻かせます。穴がある葉でも緑の部分が多く残っていれば、結球を支える大切な葉です。
虫食いの外葉は、全部切った方がいいの?
穴があるだけで全部切らなくて大丈夫。まずは中心の葉と、残っている緑の部分を見よう!

キャベツの虫食いは復活できる?
復活できるかは、穴の数だけでは決まりません。中心から新しい葉が伸びているか、株元がしっかりしているかを確認します。

中心の新しい葉が元気に伸びている
中心の葉が緑色で伸び、株元もしっかりしているなら、これから結球する可能性があります。虫を取り除き、数日間、新しい食べ跡が増えていないか観察しましょう。
外葉に穴があるが、緑の部分は多い
少し穴が開いた外葉も光合成を続けます。緑の部分が多く残る葉は、できるだけ切らずに残してください。元気な外葉が多いほど、中心の葉を育てる力を保ちやすくなります。
中心の新しい葉まで大きく食べられている
中心の生長点まで大きく食べられると、順調な結球は難しくなります。ただし、周囲に元気な葉が残り、新しい葉が伸び始めれば、回復する場合もあります。
回復には時間がかかり、必ず収穫できるとは限りません。栽培時期と残り日数を見ながら、回復を待つ株と植え直す株を分けましょう。
株元が倒れる、ぬめりや腐敗がある
株元まで食べられて倒れている、葉や茎にぬめり・異臭・腐敗が広がっている場合は、虫食い以外の傷みも疑います。状態のよい株と分け、傷んだ部分へ触れた手や道具をそのまま別の株へ使わないようにします。
虫食いの外葉は切る?残す?
キャベツは外葉を使って中心を大きくします。見た目だけで葉を切りすぎると、結球するための力まで落としてしまいます。

残す葉
- 穴があっても緑の部分が多い
- 葉柄がしっかりしている
- 中心の葉を覆い、株を支えている
- 枯れや腐敗が広がっていない
切ることを検討する葉
- ほとんど食べられ、緑の部分が少ない
- 枯れている、折れて土へ触れている
- ぬめり、腐敗、カビがある
- 傷んだ部分が広がっている
切る時は、清潔なハサミを使い、一度に何枚も切らないようにします。中心の新しい葉は傷つけないでください。
食べ跡から、次に見る場所を絞ろう
食べ跡は、害虫の名前を断定する答えではありません。次にどこを探すかを決める手がかりとして使います。
小さな穴や、薄皮が残った食べ跡がある
コナガの若い幼虫などが候補です。葉裏へ小さな緑色の幼虫がいないか確認します。食べられた薄皮が破れると、小さな穴が増えたように見えることがあります。
大きく不規則な穴がある
アオムシやヨトウムシ類などが候補です。葉裏、葉の付け根、株元を見て、昼に見つからない場合は夕方から夜にも確認します。
中心の葉が糸でつづられ、フンがある
ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイ)などに注意します。中心の葉を無理に引っ張らず、そっと開いて幼虫やフンを探します。
新芽や葉裏に小さな虫が集まっている
アブラムシ類の可能性があります。大きな穴を開ける虫ではありませんが、集まって汁を吸い、葉を弱らせることがあります。
キャベツに付きやすい主な害虫
アオムシ
モンシロチョウの幼虫です。葉と似た緑色で見落としやすく、成長すると葉を大きく不規則に食べます。葉裏と中心の若い葉を確認してください。
コナガ
淡い緑色の小さな幼虫です。若い幼虫は葉の薄皮を残すように食べ、後から小さな穴になることがあります。小さいため、葉裏を近くから見ることが大切です。
ヨトウムシ類
若い幼虫は集団で葉を食べることがあり、大きくなると昼間は株元や土の浅い場所へ隠れ、夜に活動することがあります。朝になると被害が増えている時は、確認する時間帯を変えましょう。
ハイマダラノメイガ(ダイコンシンクイ)
幼虫が中心の葉へ入り込み、糸で葉をつづり合わせて内側を食べます。中心の生長点を傷めると、その後の結球へ大きく影響するため、早めの確認が大切です。
アブラムシ類
新芽や葉裏へ集まり、汁を吸います。葉の縮れ、べたつき、アリが集まる様子がないかも確認してください。
キャベツの虫食いを止める5つの対策
1.中心・葉裏・株元まで確認する
次の順番で見ると、虫や卵を探しやすくなります。
- 中心の新しい葉
- 葉の表
- 葉の裏
- 葉の付け根
- 株元と土の表面
- プランターの縁
- 防虫ネットの内側
小さな卵、粒状のフン、糸でつづられた葉も手がかりです。日中に見つからない時は、夕方から夜、または早朝にも確認します。

2.見つけた虫・卵・フンを取り除く
家庭菜園のプランターや少ない株数なら、手袋やピンセットで取り除く方法が分かりやすい対策です。
一度の確認で終わらず、数日は朝や夕方に新しい食べ跡がないか見てください。中心へ水を勢いよくかけるだけでは、虫が株へ戻ったり、葉の間に水が残ったりすることがあります。


3.傷んだ葉は、必要なものだけ切る
虫食いの葉を全部切ると、中心を育てるための光合成が減ってしまいます。緑の部分が多い外葉は残し、枯れ・腐敗・折れがある葉だけを整理します。
葉を切った後は、切り口へ泥が跳ねないように水やりを行い、新しい食べ跡や傷みが増えていないか確認しましょう。
4.株の周囲と土の表面を整える
枯れ葉、プランターの縁、近くの雑草は、虫の隠れ場所になることがあります。株元を観察しやすい状態に整えましょう。
ただし、虫を探すために土を何度も深く掘ると根を傷めます。株元と土の表面を中心に確認してください。
5.防虫ネットを隙間なく掛け直す
株に虫や卵が残っていないことを確認してから、防虫ネットを掛けます。葉がネットへ触れ続けないように支柱で空間を作り、すそと両端を留め具やクリップで閉じます。

防虫ネットをしているのに食べられる原因
ネットをしたのに穴が増えた」という場合は、次の点を確認します。
- 掛ける前から虫や卵が付いていた
- すそや端に隙間がある
- 水やりや手入れで開けた時に虫が入った
- 葉がネットへ触れ、外側から産卵・食害された
- 網目より小さな虫が入った
ネットは掛けるだけで終わりではありません。開閉後にすそと両端を閉じ、内部の葉も定期的に確認します。

詳しい防虫ネットの選び方、張り方、外す時期は、関連記事「秋冬野菜の防虫ネットはいつから?」で紹介します。
農薬を使う時に確認すること
手で取りきれないほど被害が広がる場合は、家庭園芸用の農薬も選択肢になります。ただし、商品名の印象だけで決めず、ラベルで次を確認してください。
- キャベツに登録があるか
- 対象害虫が合っているか
- 希釈倍率や使用量
- 使用時期と収穫前日数
- 総使用回数
- 散布方法と注意事項
同じアブラナ科でも、野菜や害虫によって使い方が異なることがあります。購入時と使用直前に、最新の商品ラベルを確認しましょう。
自然由来の商品なら、何回使っても大丈夫?
自然由来かどうかだけで判断せず、キャベツへの登録と使用回数、収穫前日数を確認しよう。
虫食いのキャベツは食べられる?
葉に穴があるだけで、結球部分まで必ず食べられないとは限りません。収穫前に一株ずつ状態を確認します。
- 葉の重なりへ虫、卵、フンが残っていないか
- 腐敗、ぬめり、カビ、異臭がないか
- 病気と思われる変色が広がっていないか
- 使用した農薬の収穫前日数を守っているか
状態に問題がなければ、傷んだ外葉を外し、葉の重なりまで流水でよく洗います。判断に迷うほど傷んでいるものは、無理に食べないでください。

虫食いを予防するために、次の植え付けからできること
- 植え付け直後から防虫ネットを掛ける
- 苗の葉裏に虫や卵がないか確認する
- ネットのすそと両端を閉じる
- 葉がネットへ触れ続けないようにする
- 開閉後はすぐに隙間を閉じる
- 葉裏と中心を短時間でも定期的に見る
害虫対策は、被害が大きくなってから一度に行うより、小さな食べ跡のうちに見つける方が負担を減らせます。
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小さな穴が少しあるだけなら、外葉を切るべきですか?
緑の部分が多く残り、腐敗や枯れがないなら、すぐに切る必要はありません。まず虫が残っていないか確認し、新しい食べ跡が増えるか観察します。
外葉がかなり食べられても復活できますか?
中心から新しい葉が出ていれば、育ち続ける可能性があります。ただし、元気な外葉が少ないほど生育や結球は遅れやすくなります。中心まで失われた場合は回復が難しくなるため、植え直せる時期かも合わせて判断してください。
虫が見つからない時はどうすればよいですか?
葉裏、中心、葉の付け根、株元、土の表面まで確認します。日中に見つからなければ、夕方から夜、または早朝にも見てください。
防虫ネットは被害が出てからでも使えますか?
使えます。ただし、先に株とネットの内側へ入る部分を確認し、虫や卵を取り除きます。掛けた後も数日は食害が増えていないか観察しましょう。
結球部分へ虫が入り込んだ時はどうすればよいですか?
無理に中心葉を開いて傷つけず、外側から葉の重なり、フン、食べ跡を確認します。農薬を使う場合はキャベツと対象害虫への登録、使用時期、収穫前日数を守ってください。
まとめ|中心を見る・虫を取る・外葉を残す・隙間を閉じる
キャベツの葉が虫食いだらけでも、すぐに諦める必要はありません。
- 中心の新しい葉と結球部分が残っているか見る
- 葉裏・付け根・株元まで確認する
- 虫、卵、フンを取り除く
- 緑の多い外葉は残し、ひどく傷んだ葉だけ切る
- 防虫ネットのすそと両端を閉じる
葉の穴だけを見て全部切らず、中心を育てるために必要な外葉を残すことが大切です。数日間、中心の葉が伸びているか、新しい被害が増えていないかを観察しましょう。
穴があっても、中心が元気なら慌てなくて大丈夫。まずは葉裏と株元を確認してみよう!
























