ニンジンは、苗を買って植えれば簡単に育てられるの?
ニンジンは苗ではなく、育てる場所へ直接種をまく野菜です。種まきから順番に見ていきましょう♪
収穫までの期間が短く、すくすくと育ってくれるニンジン。見た目も鮮やかで栄養豊富なニンジンは、プランターを使えばベランダなどでも栽培できます。
ただ、初めて育てる時は「小さな種をどうまくの?」「間引きはいつ?」「どれくらい太ったら収穫できる?」と迷いますよね。
今回は、栽培時期から種まき、2回の間引き、追肥・土寄せ、収穫まで、初心者の方にも分かりやすいように順番に解説していきます。

- ニンジンは苗を植え替えず、育てる場所へ直接種をまきます
- 種が隠れる約5mmの土をかけ、最後にしっかり鎮圧します
- 種まきから発芽までは土を乾かさないことが大切です
- 間引きは本葉2~3枚と、本葉5~6枚の2回に分けます
- 肥料入り培養土なら、2回目の間引き頃に追肥します
- 種まきから約3か月半を目安に、根元の太さを見て収穫します
ニンジンの栽培時期はいつ?春まきと夏まき
プランターでのニンジン栽培は、主に春まきと夏まきの2回です。
栽培適温は15~25℃ほど。種まき時期は、春まきなら3月中旬~4月下旬ごろ、夏まきなら7月中旬~8月下旬ごろがひとつの目安です。

ただし、近年は同じ月でも気温が大きく変わります。日付だけで決めず、地域の気温と手元の種袋に書かれたまき時を優先してくださいね。
ニンジンは、発芽と間引きのポイントを知れば、初心者でも比較的育てやすい家庭菜園向きの野菜です。
プランターへニンジンの種をまく手順
ニンジンの種は発芽率が低く、低温、高温、乾燥した環境では発芽しにくい特徴があります。そのため、種まきから発芽までが最初の勝負です。
1cmほどの溝を作り、すじまきする
プランターへ7~8分目ほど土を入れたら、スコップなどで深さ1cmほどの溝を作ります。大きなプランターなら、すじとすじの間を15cmほど空けて、2列で育てることもできます。

用意したニンジンの種を指でつまみ、できるだけ重ならないようにパラパラとまきます。この方法が「すじまき」です。
1粒ずつ完璧に分けようとせず、種を約1cmおきにまき、発芽後に元気な苗を残して間引いていく方法が合理的です。

覆土は約5mm、最後にしっかり鎮圧する
ニンジンは好光性種子で、土をかけすぎると発芽しづらくなります。ただし薄すぎると乾燥するため、種が隠れる約5mmを目安にしてください。
土をかけた後は、手のひらなどでしっかり押さえます。土を薄くかける分、押さえずに水やりすると種が流れやすいので注意が必要です。

ニンジンは苗を買って植えた方が早く育つの?
結論から言うと、ニンジンの苗の植え付けはNGです。
ニンジンを苗から植え付けない理由
ニンジンは、根をまっすぐ下へ伸ばしながら生長します。苗を育ててから別の場所へ植え付けると、根が曲がり、うまく太らないことがあります。
同じ理由で、間引いた苗を別のプランターへ植え替えるのもおすすめできません。 育てるプランターへ直接種をまき、その場所で収穫まで育てましょう。

種をまいたら発芽まで水を切らさない
種をまいたら、発芽まで水を切らさないことが大切です。 本葉が出そろう頃までの約2週間は、土をやや湿った状態に保ちます。
不織布シートをふわりとかけると、土の乾燥と種が流れることを防ぎやすくなります。不織布を使わない場合は、強い水流を避けて慎重に水を与えてくださいね。

夏まきで芽が出ずに困っている方は、乾燥だけでなく暑さや覆土の厚さも確認してください。
ニンジンの夏まきで発芽しない原因|7月・8月に失敗しない乾燥と暑さ対策ニンジンの間引きは2回に分ける
種まきをしたら、2回に分けて間引きをしながら、最終的に育てるニンジンを厳選していきます。
1回目は本葉2~3枚、株間約3cm
ニンジンの幼い苗は繊細で、本葉2~3枚くらいまでは隣の苗と支え合いながら生長しています。早くから間引きすぎず、本葉2~3枚になったら、株間約3cm、指2本ほどの間隔へ調整します。

大きくて葉色が濃く、虫食いなどがない苗を残します。間引いた若い葉は、サラダなどで楽しむこともできます。
2回目は本葉5~6枚、株間約10cm
本葉が5~6枚になった頃に2回目の間引きを行い、株間約10cm、握りこぶし1個分ほどに調整します。株間を確保すると、それぞれの葉に日が当たり、根も太りやすくなります。

追肥は2回目の間引き時、根元が見えたら土寄せ
野菜用の肥料入り培養土を使った場合は、最初の1か月ほどは追肥を急がなくて大丈夫です。2回目の間引きのタイミングで追肥するのが、大きなニンジンを収穫するポイントです。
今回のように肥料入り培養土で育てる場合、追肥は1度が目安です。使う用土や肥料、品種によって違うため、手元の商品説明と種袋も確認してください。

根元が土から見えてきたら土寄せをします。光が当たると緑色になることがあるため、見た目と食味を整えるためにも根元へ土を寄せておきましょう。

ニンジンの収穫時期と太さの目安
種まきから約3か月半、葉が茂ってくる頃が収穫期の目安です。根元を少し掘って太さを確認し、十分に太ったものから収穫します。
| 種類 | 収穫する太さの目安 |
|---|---|
| 五寸ニンジン | 約4~5cm |
| 三寸ニンジン | 約3~4cm |
| ミニニンジン | 約1~2cm |
品種によって収穫日数と太さは違うため、最後は種袋の収穫目安を優先します。

収穫する時は、茎の下の方を持って、まっすぐ上へ引き抜きます。
側根が等間隔なら順調に育った目印
収穫したニンジンの側面に並ぶ小さなくぼみから、細く短い側根が生えています。側根が等間隔に並んでいるものは、生育が順調だった目印といわれています。

葉が茂ったら、すぐ抜いても大丈夫?
葉だけで決めず、根元を少し掘って太さを確認してから収穫しましょう。
ニンジンが二股・又根になる原因と防ぎ方
根の先端に障害物が当たると、根がまっすぐ伸びられず「又根」になりやすくなります。土を準備する時は、次のものを取り除いてください。
- 石やごみ
- 草や前に育てた野菜の残り
- 固い土の塊
- 土の中に固まって残った肥料
肥料を与えすぎることも又根の原因です。早く大きくしたい時ほど肥料を増やしすぎず、土の中をやわらかく整えることを優先してくださいね。

プランター初心者には「時なし三寸」もおすすめ
品種選びに迷ったら「時なし三寸ニンジン」もおすすめです。栽培時期をあまり選ばず、プランターでも使いやすい三寸サイズで、比較的早く収穫できます。

「時なし三寸」の種を探すなら、畑懐(浜名農園)の固定種5mlがあります。プランターで育てる品種選びに迷った方へ、ポコずオススメの商品です♪
【プランターOK!育てやすい100均の種】とんでもなく良く育つ♪初心者でも簡単に収穫できるオススメ野菜7選~初心者・家庭菜園~ニンジン栽培でよくある質問
ニンジンの苗は植え付けられますか?
おすすめできません。植え替えで根が曲がると又根になりやすいため、育てる場所へ直接種をまきましょう。
間引いたニンジンの苗は植え替えられますか?
間引いた苗の植え替えもおすすめできません。元気な苗を選んで残し、抜いた若い葉は料理に使って楽しみましょう。
発芽するまで何日くらい水やりしますか?
本葉が出そろうまでの約2週間は、土を乾かさないように管理します。天候や品種によって発芽日数は変わるため、表面の乾き方を毎日確認してください。
ニンジンの追肥は何回ですか?
今回のように肥料入り培養土を使う場合は、2回目の間引き時に1回が目安です。使う用土や肥料の説明が違う場合は、そちらを優先します。
ニンジンはいつ収穫しますか?
種まきから約3か月半がひとつの目安です。葉だけで判断せず、根元を少し掘り、品種に合った太さになっているか確認しましょう。
動画で種まきから収穫まで確認したい方はこちら
まとめ|発芽まで乾かさず、間引きを焦らない
ニンジンは、育てる場所へ直接種をまき、覆土約5mmで鎮圧します。発芽までは土を乾かさず、間引きは本葉2~3枚と5~6枚の2回に分けます。
肥料入り培養土なら2回目の間引き時に追肥し、根元が見えたら土寄せします。種まきから約3か月半を目安に、根の太さを確認して収穫しましょう。
ニンジンは、芽が出るまでが勝負です。焦らず、発芽まで乾かさない管理で見守っていきましょう♪
























