トマトの育て方

トマトの肥料はあげすぎ注意|窒素過多の症状と正しい追肥のコツ

トマトを育てていると、「もっと元気に育ってほしい」「実をたくさんつけてほしい」と思って、つい肥料をあげたくなりますよね。

でも、トマトは肥料をあげすぎると、かえって実がつきにくくなったり、病害虫に弱くなったりすることがあります。

特に初心者さんが迷いやすいのが、肥料のあげすぎによる窒素過多です。

この記事では、トマトに肥料をあげすぎるとどうなるのか、窒素過多の見分け方、肥料をあげる時の考え方を、家庭菜園初心者さんにも分かりやすく整理していきます。

ポコ3号
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トマトって、肥料をあげた方が元気に育つんじゃないの?

ポコ2号
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もちろん肥料は大事だよ。でもトマトは、あげすぎると葉っぱばかり元気になって、実がつきにくくなることがあるんだ。

まず結論|トマトは肥料をあげすぎると実がつきにくくなる

トマトの肥料で最初に覚えておきたいのは、肥料は多ければ多いほど良いわけではないということです。

特に窒素が多くなると、葉や茎ばかりが大きく育ち、花や実に力が回りにくくなることがあります。

まずは、次のポイントだけおさえておきましょう。

見るポイント注意したい状態考え方
葉っぱ大きくなりすぎる、巻く、もさもさする窒素過多の可能性
太くなりすぎる葉や茎に力が寄っているかも
花・実花が少ない、実がつきにくい肥料バランスを確認
病害虫虫がつきやすい、病気が出やすい軟弱に育っている可能性
実のおしり黒くなる、傷むカルシウム不足や水分ムラに注意

トマトの株が元気そうに見えても、葉ばかり茂って実がつかない時は、肥料を足す前に一度立ち止まって見てあげてください。

トマトに肥料をあげすぎるとどうなる?

トマトに肥料をあげすぎると、大きく分けて2つの失敗につながりやすくなります。

1つ目は、葉や茎ばかり大きく育って、実がつきにくくなることです。

2つ目は、病害虫に弱くなりやすいことです。

トマトは、葉っぱや茎が大きくなると一見とても元気そうに見えます。ですが、実を育てる力が不足していたり、葉が混み合って風通しが悪くなっていたりすると、収穫につながりにくくなります。

肥料は「元気がないから足す」と考えたくなりますが、原因が肥料不足ではない場合、追肥が逆効果になることもあります

窒素過多とは?葉や茎ばかり育つ理由

肥料には、よく「窒素・リン酸・カリ」という成分が入っています。

この3つは肥料の三大要素と呼ばれ、それぞれ役割が違います。

成分主な役割初心者向けのイメージ
窒素葉や茎を育てる体を大きくする栄養
リン酸花や実を育てる実つきを助ける栄養
カリ根を育てる根っこを支える栄養

ここで注意したいのが、トマトは窒素を吸いやすいということです。

「実をたくさんつけたいから肥料をあげよう」と思って追肥をしても、肥料には窒素も一緒に入っています。

すると、窒素ばかりが先に効きやすくなり、葉や茎がどんどん育ってしまうことがあります。

これが、いわゆる窒素過多です。

窒素過多になるとトマトはどんな見た目になる?

トマトの窒素過多は、株の見た目にも出やすいです。

窒素過多で葉が巻き込み、全体的にもさもさしたトマトの様子
窒素過多になると、葉が巻き込むように育ったり、全体的にもさもさした見た目になることがあります。

次のような状態が見られたら、肥料をあげすぎていないか確認してみてください。

状態見え方
葉が大きい葉っぱばかり目立つ
茎が太いしっかりしすぎているように見える
葉が巻く葉が下向きや内側に巻き込む
全体がもさもさ風通しが悪くなる
花や実が少ない葉は元気なのに収穫につながりにくい

健康なトマトは、葉っぱ・茎・花・実のバランスが取れています。

一方で、窒素が多すぎると「葉っぱは立派だけど、実が少ない」という状態になりやすいです。

ポコず
ポコ1号

ポコずポイント
葉っぱが大きくて元気そうに見えても、実がつかない時は「肥料不足」ではなく「肥料が多い」可能性もあります。追肥する前に、株全体の様子を見てあげましょう。

肥料をあげすぎると病害虫にも弱くなりやすい

窒素が多すぎると、葉や茎は大きく育ちますが、やわらかい体質になりやすいです。

やわらかく育った葉や茎は、病気や害虫の被害を受けやすくなることがあります。

さらに葉がもさもさして風通しが悪くなると、蒸れやすくなり、病気が出やすい環境にもなります。

「青々としているから元気」と思ってしまいがちですが、トマトの場合は、葉の茂りすぎにも注意が必要です。

トマトはカルシウム不足にも注意

トマト栽培では、窒素・リン酸・カリだけでなく、カルシウムも大切です。

カルシウムは、植物の細胞をしっかりさせる働きがあります。

トマトでカルシウムが不足すると、実のおしりが黒く傷む尻腐れ病につながることがあります。

尻腐れ病は病気という名前がついていますが、原因のひとつはカルシウム不足や水分のムラです。

肥料を考える時は、「実を大きくしたいから肥料を足す」だけでなく、カルシウムや水管理も一緒に見てあげると安心です。

石灰はカルシウム補給にもなる

カルシウムと聞くと、専用の肥料を思い浮かべる方もいるかもしれません。

家庭菜園でよく使うものでは、石灰がカルシウム補給にも関係しています。

石灰は土の酸度を調整するために使われることが多いですが、カルシウムを補う資材でもあります。

ただし、石灰は使い方やタイミングを間違えると、土づくりのバランスを崩すこともあります。

詳しい石灰の使い方は別の動画でも解説しているので、気になる方はあわせて確認してみてください。

肥料をあげない方がいいタイミング

トマトの調子が悪い時、すぐに肥料をあげたくなることがあります。

トマトに肥料をあげない方がよいタイミングを説明する画像
調子が悪い時でも、すぐに肥料を足すより、株の様子を見て原因を確認することが大切です。

でも、次のような時は、すぐ追肥するより先に原因を確認した方が安心です。

状態先に見ること
葉がしおれる水切れ、根傷み、暑さ
葉がもさもさする窒素過多、風通し
花が落ちる高温、低温、水分ムラ
実のおしりが黒いカルシウム不足、水分ムラ
虫が増えた葉の混み合い、株の弱り

原因が水切れや暑さなのに肥料を足してしまうと、株にさらに負担がかかることがあります。

肥料は、トマトの状態を見てからあげるのが大切です。

初心者さん向け|トマトの肥料の上手な使い方

初心者さんは、まず次の考え方で進めると失敗しにくいです。

肥料は説明書より少なめから始める

最初からたくさん入れるより、少なめにして様子を見る方が安心です。

特にプランター栽培では、土の量が限られているため、肥料が効きすぎることがあります。

葉っぱばかり茂る時は追肥を控える

葉っぱや茎が強く育ちすぎている時は、追肥をいったん控えます

肥料不足ではなく、窒素が多い可能性があるからです。

花や実の様子を見る

トマトは葉だけでなく、花や実の様子も大切です。

花が咲いているか、実がついているか、実がきれいに育っているかを見ながら判断します。

肥料の効く期間を覚えておく

肥料には、すぐ効くものと、ゆっくり効くものがあります。

「前にいつ肥料をあげたか」を忘れてしまうと、重ねてあげすぎることがあります。

メモやカレンダーに追肥日を書いておくと安心です。

動画で詳しく見たい方へ

【YouTube(ユーチューブ)動画で詳しく解説】

この記事の内容を、動画でも分かりやすく解説しています。

https://youtu.be/KBWu9gwxfrM

関連動画として、石灰の使い方も解説しています。

美味しい野菜を育てる最強の石灰の使い方

まとめ

トマトは、肥料をあげればあげるほど元気に育つわけではありません。

特に窒素が多すぎると、葉や茎ばかりが育ち、実がつきにくくなることがあります。

葉っぱが大きい、茎が太い、葉が巻く、全体がもさもさする。そんな時は、追肥をする前に窒素過多を疑ってみてください。

また、トマトはカルシウム不足にも注意が必要です。尻腐れ病を防ぐためにも、肥料だけでなく、水やりや石灰の使い方もあわせて見てあげると安心です。

迷った時は、次の3つを思い出してください。

  • 葉っぱばかり元気なら、肥料を足しすぎない
  • 追肥する前に、株の状態を見る
  • 実を育てるには、肥料・水・風通しのバランスが大事

トマトは、少し様子を見ながら育てるだけでも、ぐっと失敗しにくくなります。

焦らず、株の様子を見ながら、美味しいトマトを目指していきましょう。

ポコず
ポコ1号

ポコずポイント
トマトの肥料は「足すこと」だけが正解ではありません。葉っぱ、茎、花、実のバランスを見ながら、必要な時に必要な分だけあげるのが大切です。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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