玉ねぎの苗がうまく根付かないな…
玉もなかなか太くならないし…
玉ねぎ栽培の土づくりに“アレ”を入れるだけで、
失敗知らずですよ!
玉ねぎは栽培期間が長い野菜!
途中の管理ももちろん大切ですが、一番のポイントは「植え付け前の土づくり」にあります。
そこで今回は、「これを入れるだけで失敗知らず!」と言えるほど、玉ねぎとの相性がいいおすすめ有機資材と失敗しない玉ねぎの土作りについて、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
豆知識

種まきをして育った玉ねぎを畑やプランターに植え付ける時期は、10月の下旬から11月頃が最適です。そのため、その時期までに土作りを済ませておくことが大切になります。
さらに、玉ねぎは土の中で半年以上も育てる野菜!育てる土の中に有機資材を入れて自然に近い形で土を整えてあげることで、養分がゆっくりと長く効いて玉ねぎがとても元気に成長してくれます。
目指せ!美味しいタマネギ!理想の土作り!
①石灰 酸度の調整

最初にやっておきたいことが「酸度の調整」です。玉ねぎは酸性の土にとても弱い野菜です。植え付け前にしっかり石灰をまいて、酸度を整えておくことが大切になります。
ここでおすすめしたい資材が「カキ殻石灰」、いわゆる有機石灰です。カキ殻石灰のなかに豊富に含まれているカルシウムによって玉ねぎの根や茎が丈夫になり、寒さや病気にも強くなります。
畑で使う場合は1㎡あたり100〜150g程度が目安です。土の表面がうっすら白くなるくらいに撒いてあげることがおすすめです。プランターで古い土を再利用する場合は必ず石灰を加えて、土の酸度をリセットしてから使ってくださいね。
自然由来の成分で扱いやすく、
家庭菜園初心者や自然派志向の方にぴったりです!
②鶏ふん 元肥

次は、肥料としての元肥を入れていきます。玉ねぎ栽培の元肥におすすめな有機資材が、リン酸を多く含む「鶏ふん」です。リン酸は玉ねぎの根の張りを助け、玉の肥大をしっかり促してくれます。
ただし、鶏ふんの肥料成分は強いので入れすぎには注意が必要です。葉っぱばかりが大きく育って玉が太らなかったり、春にとう立ちをしてしまったり…。病気のリスクも高くなってしまいます。
畑で鶏ふんを使う場合は1㎡あたり200〜300g程を土の表面にうっすらとまいて、軽く耕して混ぜ込んでおきます。プランターの場合、65Lサイズだったら20〜40g程が目安です。
苗の痛みや害虫被害のリスクが少ない
「完熟鶏ふん」を使うことがおすすめです!
③もみ殻くん炭 メリットたくさん

玉ねぎの土づくりで、皆さんにぜひとも使って欲しい有機資材が「もみ殻くん炭」です。お米のもみ殻をじっくり低温で焼いて炭にした「もみ殻くん炭」は、玉ねぎとの相性がバツグンです!
玉ねぎ栽培に「もみ殻くん炭」を使うメリットは、大きく分けて2つあります。
ひとつ目は「土の環境を改善できる」ことです。もみ殻くん炭にあるたくさんの細かい穴が微生物のすみかに!微生物の働きで、玉ねぎ栽培に重要な「排水性・通気性・保水性」がバランスよく整います。
そしてふたつ目は、もみ殻くん炭によって「ミネラル補給ができる」ことです。ミネラルがしっかりあると光合成が安定し、病気や害虫といった被害も受けにくくなって、葉っぱや根が健康に育ちますよ。
玉ねぎ栽培のトラブルは、
土のミネラル不足が原因かも!?
玉ねぎ栽培には「もみ殻くん炭」がおすすめ

わざわざ燻煙した「もみ殻くん煙」でなくても、「生のもみ殻」を土に混ぜることで土壌改善はできます。
でも、「生のもみ殻」は玉ねぎにはあまり向いていません。分解の過程で窒素を消費してしまったり、未分解のまま残って害虫のすみかになったり、多くのリスクがあります。
さらに、分解されるまでに数年もかかるため、栽培期間が半年ほどの玉ねぎでは効果が間に合わないことが多いです。
そのため、すぐに効果が出る「もみ殻くん煙」を使う方が「合理的」というワケなんです。
必ず「くん炭」の方のもみ殻を選んでくださいね!

もみ殻くん炭を使う時のポイント

もみ殻くん炭を使う時には「まいたらすぐに混ぜ込むこと」がポイントです。もみ殻くん炭は軽くて風で飛ばされやすいので、まいたらすぐに鍬やスコップでしっかり土に混ぜ込みましょう。
畑の場合は1㎡あたり1〜2リットル程度、土全体にうっすら混ざるぐらいで十分です。プランターの場合は片手一握り程を混ぜると、土がふかふかになって根の伸びがさらに良くなります。
もみ殻があれば自作できますが、煙や火加減の管理が難しく、ご近所さまへの迷惑も気になると思います。自作したい場合には、ホームセンターなどで「燻煙機」を購入してもらうことがおすすめです。
少し割高かもしれませんが、
玉ねぎとの相性はバツグンですよ!
まとめ
今回は玉ねぎの土づくりについて、石灰・鶏ふん・そしてもみ殻くん炭といった3つの有機資材をご紹介しました。玉ねぎは栽培期間がとても長い野菜のため、最初の土づくりでその後の生育や収穫量が大きく変わってきます。詳しいポイントは、こちらの動画でさらに詳しく説明しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
次は「玉ねぎの植え付け時の注意点」についても解説していきます。これからも一緒に玉ねぎ栽培を楽しんでいきましょうね!
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