タマネギを育てているみなさん、4月の管理ってちょっと迷いやすい時期ですよね。
「水やりはこれでいいの?」「追肥ってまだ必要?」「葉っぱに変な斑点が…」など、不安になることが増えてくる季節です。
実は4月は、タマネギが一気に大きくなる大切なタイミング。でも、間違った管理をすると、せっかく育てたタマネギが小さくなったり、病気になったりしてしまうことも…。
この記事では、初心者の方でも安心して実践できるように、4月に気をつけたい水やり・追肥・病気対策をやさしく解説しています。
プランター栽培にも対応した内容ですので、ぜひ参考にして、甘くて大きなタマネギを育てましょう!

ポコ1号
今回は、タマネギの成長がピークを迎える4月の管理についてお届けしていきます!
この4月は、タマネギが一気に肥大し、収穫の質が決まる!
と言っても過言ではないぐらい大切な時期です。
その反面、水不足や追肥の見極め、病気の影響なども出やすく、なかなか難しい時期でもあります。

ポコ3号
そこで今回は、初心者の方にも分かりやすく、この4月の大事な管理について丁寧に解説していきます。
豆知識|ポコ1号
4月の気候は、気温の急変が多く、水やりや追肥のタイミングがズレるとタマネギの成長に大打撃となることも。
また、春先の湿気や雑草の増加も病気のリスクを高める要因になります。
ここでの管理次第で、収穫の成功が大きく変わる!
中間地を基準に、暖地は2週間早め/寒冷地は2週間遅めを目安に考えてくださいね。
水やりのポイント
4月は気温の上昇とともに、タマネギの成長が一気に進む時期です。それに伴って土の乾燥も進みやすくなります。
特にマルチをしていない畑では、水分が蒸発しやすく、根が水不足になりやすい傾向があります。
今回は、中生種・晩生種のタマネギを基準にお話しします。
4月上旬には葉がどんどん大きくなり、中旬〜下旬には土の中の球が肥大してきます。
この時期は通常よりも多くの水分を必要とするため、水切れには要注意です。
注意ポイント
「タマネギは乾燥に強い」とよく言われますが、水が不足すると玉が育たないという落とし穴も。
特に晴れの日が続くと、表面は湿っていても中はカラカラ…ということもあります。
雨が多い時期でも油断は禁物!

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雨が降っていても水分が足りないことがあるんですか?
はい、そうなんです。
指で5cmほど土を掘ってみて、中まで乾いているようなら水やりをしてあげましょう。
表面だけで判断せず、中の状態をチェックすることが大切です!
ポイント
プランター栽培の場合は、底から水が流れ出るくらいしっかり水を与えましょう。
水が足りないと、球の肥大に大きく影響します!

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雨が多い時期こそ油断大敵!
土の中までちゃんとチェックして、水分管理していきましょうね!
追肥の考え方

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3月から4月は、タマネギがどんどん肥料を吸って大きくなる大事な時期ですよね!
そうですね。ただ、4月に入ってからの追肥は基本的にはNGです。
というのも、追肥を遅くまで続けると、味が落ちたり、貯蔵性が悪くなったりすることがあるからなんです。
一般的にタマネギの追肥は2月〜3月中旬ごろまでに終えるのがベスト。
これを「止め肥え(とめごえ)」と呼び、収穫に向けての最後の栄養補給になります。

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えーっ!?じゃあ、4月はもう肥料をあげないほうがいいんですか?
はい、基本的にはそうです。
でも、「まだ追肥を1回もしていない」という場合だけは、例外的に少しあげた方がいい場合もあります。
ポイント
もし追肥が遅れてしまった場合は、速効性のある液体肥料を使いましょう。
効果が長く続かず、収穫直前まで肥料が残りにくいので、4月でも比較的安全に使えます。
迷ったときの判断基準
「追肥するか迷っている…」というときは、葉の状態を見て判断してみましょう。
葉の内側が波打ったようにボコボコしているときは、肥料過多のサイン。
この状態でさらに肥料を与えると、葉ばかりが茂って、球の成長が止まる原因になります。

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さらに、葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、病気の原因にもなります。迷ったときは、無理に追肥をせずに様子を見守るのも大切です。
液体肥料を使うときの注意点
液体肥料を使う場合は、週に1回を目安に。
長くても4月中までには終了するようにしましょう。
注意ポイント
液体肥料は即効性がある反面、与えすぎると葉ばかり育ってしまい、球の成長を妨げたり、病気を招くことがあります。

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やっぱり4月は「足りなそうなら少しだけ」がポイントなんですね!
病気の予防
4月に特に気をつけたいタマネギの病気といえば、サビ病です。
サビ病はタマネギでよく発生する病気で、最近では4月から出始めるケースも増えてきています。
この病気にかかると、葉にオレンジ色の斑点ができ、球の成長が止まり、最悪の場合腐ってしまうこともあります。
さらに、周囲のタマネギに広がりやすいという厄介な特徴もあるため、早期発見・早期対処が重要です。
注意ポイント
サビ病を見つけたら、迷わず抜き取って処分しましょう。
少し原始的ですが、他の株への感染を防ぐにはこの方法が最も効果的です。

ポコ1号
サビ病が出やすいのは、水はけが悪く、湿気がこもる場所ですね。
その通りです!
通路に水たまりができる畑や、常に湿った状態の場所は、サビ病だけでなく他の病気も出やすくなります。
あらかじめもみ殻や米ぬかなどを土に混ぜて排水性を高めたり、畝を高めに作るなどの工夫が有効です。
初心者が失敗しやすいポイント
タマネギ栽培で初心者の方がよく失敗しやすいポイントを、最後にまとめておきましょう。
- 水やりのやりすぎ・不足:乾燥に強いタマネギですが、4月は急激に成長するため適度な水分補給が必要です。表面だけでなく、土の中の湿り具合も確認しましょう。
- 追肥のタイミングミス:基本は3月中旬までに追肥を終えること。
遅れた場合は液体肥料を少量、4月中までに使い切るのがコツです。 - 病気の見逃し:サビ病などは気づいたときには広がっていることも多く、葉にオレンジ色の斑点が出ていたらすぐに処分を。
- 雑草放置:4月は雑草も元気に伸びる時期。
雑草が多いと風通しが悪くなり、湿気がこもって病気の温床になります。
こまめに草取りをすることが大事です。

ポコ2号
水と肥料と病気と雑草…全部バランスが大事なんですね〜!

ポコ3号
はい、でもどれも少し意識するだけで防げることばかりです。
ぜひ楽しみながら、立派なタマネギを育ててくださいね!
まとめ
4月はタマネギの成長が一気に進み、管理次第で収穫の出来が大きく変わる時期です。
水やり・追肥・病気対策・雑草処理など、どれも少しずつ気を配るだけで、立派な玉ねぎが収穫できます!

ポコ1号
みなさんも一緒に、甘くて大きなタマネギを目指してがんばりましょう〜!
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