ミョウガの育て方

家庭菜園初心者・ミョウガの育て方!失敗しない植え付け~収穫までのコツ♪長~くたくさん収穫する最強の秘訣とは【プランター栽培】

ミョウガはあまり手をかけなくても栽培できますが、育て方のコツをしらないと「枯れてしまったり」「あまり収穫ができなかった」と言う事もあります。

そこで今回は、ミョウガ栽培で失敗しないためのポイントを植え付け~収穫まで。初心者の方にも分かるように解説していきます。

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豆知識 

独特の風味と食感がクセになる香辛野菜の「ミョウガ」。初夏から秋にかけてが旬で、漬物や冷やっこ、みそ汁などさまざまな料理で重宝します。

家庭菜園で育てたミョウガをいつもの料理にプラスして、旬の香りとおいしさを堪能できるのは、家庭菜園の楽しみの1つですよね。

そんなミョウガですが、あまり手をかけなくても栽培できることから、家庭菜園でも人気の野菜です。

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ですが、

育て方のコツをしらないと、枯れてしまったり、収穫があまりできなかった。と言う事にもなってしまいます💦

ミョウガの栽培が人気な理由

家庭菜園で、ミョウガの栽培が人気な理由は主に二つあります。

1つ目に、病害虫被害がなく、一度植え付けてしまえば、ほとんど手をかけずに毎年収穫できます。

初心者の方や、気楽に美味しい野菜を毎年収穫したい。と言う方にもピッタリな野菜です。 

2つ目に、これが本当におすすめしたい理由で、一般的な野菜の栽培には日当たりのよい場所が必要不可欠ですが、

ミョウガは湿気もあって暗いところを好むため、直射日光を必要としていません。

例えば、野菜作りをしてみたいけど、日当たりの悪い場所しかなくて育てられない。と言う方にもミョウガは育てることができます。

畑であれば、木の下や畑の隅、家の軒下のなどの、日当たりの悪い空いたスペースで育てる事ができます。

特に、住宅街やベランダなどで家庭菜園をされていている方には、本当におすすめでできる野菜です。

狭い家の「我が家」でも毎年収穫でき、ミョウガはとても重宝しています。 

育て方のコツ

ミョウガは2月~4月の初旬に球根(地下茎)を購入する事ができます。

また、4月~5月頃になるとミョウガの苗が、ホームセンターなどで販売されます。

苗から育てる場合でも、球根から育てるのと同様に8月頃に収穫する事が可能です。

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家庭菜園に慣れていない方は

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苗から始めるのもオススメだよ💞 

ミョウガは地下茎で増えていきますので、

プランターで栽培する場合は、深さ30cmぐらいの大きめのプランターを用意するとたくさん収穫できるようになります。

土に関しては、園芸店やホームセンタなどで売られている、野菜用の培養土を使用するのがおすすめです。

水持ちがよく、通気性もよい腐葉土が多く含まれていますので、ミョウガ栽培にはぴったりです。

畑や家の空いたスペースで栽培する方は、

植え付けの2週間前までに苦土石灰を加え、1週間前までに腐葉土や堆肥、肥料を混ぜ込んでおくのがポイントです。

「1㎡あたり」・・・苦土石灰約150g、完熟たい肥を約3㎏、化成肥料を約15g ほど撒いて土にすき込んでおくと元気に育ってくれます。 

球根の選び方

ミョウガは太い根のようなものが、塊になった状態の球根で袋に入って販売されています。

良い球根の選び方は!

なるべく「太くて大きいもの」を選んであげるのがポイントです。袋には結構な量が入っていると思います。

ミョウガは地下茎を伸ばし年々増えていきますので、家庭菜園で育てるのであれば、5株ほどを植え付けてあげるのがおすすめです。

太くしっかりした大きな球根を、15㎝くらいの長さに切って植えつけます。

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植え付ける時に、注意したい!

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ポイントがあるよ♪

球根を良く見ると、一定方向に「ポコ」「ポコ」と「小さな突起のような物」が出ています。

この「突起」の部分が芽となり、ここから葉っぱが成長してきます。

ですので、この芽の部分が上になるようにして、植え付けてあげるのがポイントです。

下に向けてしまうと、成長が悪くなってしまいますので注意してくださいね。

また、この芽の数に合わせて細かく切ってしまうと「芽が出てこなかった」と言うこともあります。

切り分けた球根に「4つ~5つほど芽が付いている状態」で植え付けるのが一番良い。と言われています。 

ミョウガを植え付け

ミョウガの球根を購入したら、気温は気にせずに、すぐに植え付けをする事ができます。

ミョウガ栽培には畝はいりませんので、そのまま植え付けて大丈夫です。

また、ミョウガは湿った環境を好みますが、水はけが悪い土では根腐れを起こす可能性もありますので注意が必要です。

植え付ける際、球根は7 ~8cm程の穴を掘り、芽の向きが上向きになるよう植え付けていきます。

ミョウガは地下茎を伸ばし株を大きくしていきますので、複数植え付ける場合は、30cmほど間隔を空けて植え付けるのがおすすめです。

植え付けた後は 、「軽く土を鎮圧し」球根と土を密着させてあげるのもポイントです。

ミョウガはとても生命力が強い野菜ですが、植え付け後の球根は、まだ不安定な状態です。

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ちょっとした!お世話を追加してあげると

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より確実に発芽してくれるよ♪ 

植え付け後のお世話

ミョウガの栽培、特に発芽をするまでは、水分の管理が非常に重要です。

植え付けが終わりましたら、乾燥防止用の資材を土の上に敷き詰めてあげるのがおすすめです。

使う資材は、ワラ・枯草・腐葉土・もみ殻など、乾燥を防げる資材であれば何でも平気です。

保温や保湿の効果が期待でき、芽が出てからもそのままの状態にしておけば、収穫を迎える頃には自然と分解されていきます。

強い北風でこれらの資材がとばされてしまう事もありますので、軽く土を被せておくと安心ですよ。 

水やり

ミョウガは乾燥を嫌い、土が乾き過ぎてしまうと蕾(つぼみ)が付かず、花が咲かなくなってしまうことがあります。

「乾燥を嫌うから」と言って、小まめに水やりをしすぎると、過失の状態になり根腐れを起こしてしまいます💦

水やりは、「土の表面が乾いたらたっぷりと行う」のがポイントです。

わらなどを敷いている場合は、その上からで大丈夫ですよ。 

たくさん収穫するコツ

ミョウガの芽が出て葉っぱが立ち上がり、ある程度成長してきたら今度は追肥をしていきます。

  • 本葉が2~3枚に伸びた頃に、1回目の追肥
  • 本葉が7~8枚になった頃に、2回目の追肥

をしてあげると、大きなミョウガを収穫できるようになります。 

与える追肥は、1㎡あたり30g程度

プランターの場合は、サイズに合わせて「1㎡あたり30g 」を目安に調整してみてください。

追肥も敷わらの上からやって大丈夫です。 

間引き作業

ミョウガの葉が茂り、株が混み合ってきたら「間引き」を行います。

株周りの風通しをよくしてあげる事で「病気を防ぎ」、たくさんのミョウガを収穫できるようになります。

間引きは、株間が7〜8cm間隔になるように行い、不要な株・成長の遅い株を、ハサミを使って株もとからカットしていきます。

植え付けた年は、間引きをする必要はないかもしれませんが、年を重ねるごとに株も大きく成長してきます。

「葉っぱが込み合ってきたら間引く」と覚えておいてください。 

収穫

3月にスタートした場合、

  • 早生種(夏ミョウガ)は7月中旬から8月下旬にかけて
  • 中生・晩生種(秋ミョウガ)は 8月下旬から9月下旬 にかけて 

収穫できます。

植え付けた年は収穫の時期が安定せず、場合によっては収穫できないこともあります。

株が安定してくれば、2年目以降は、7月の終わりごろから収穫できるようになります。

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ミョウガは、土から顔を出したばかりの頃に!

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摘み取るのがポイントだよ💞

タケノコと同じで、頭が少し出てきたぐらいが一番おいしく収穫できるタイミングです。

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収穫は、

出てきたミョウガの根元をつかみ、「ねじりながら」引っ張るように回してあげると、「ポキッ」と簡単に根元から採れますよ。


ちなみに!ミョウガの食べる部分は実ではなく、花の部分になります。

正確には「つぼみ」の状態ですが、収穫時期が遅れてしまうと、黄色い花が咲いて食感が悪くなってしまいます

食べれない訳ではないですが、風味も落ちてしまいますので、収穫時期は小まめにチェックするのがおすすめです。 

来年も収穫する方法

ミョウガの収穫が終わると葉っぱだけの状態になりますので、

地上部が枯れて自然に倒れるのを待つか、地上部の部分を根本で切って来年を向かえます。

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そのまま、何もしなくても十分育ちますが

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手間をかけて育てるなら💗

その後に一度球根を掘り出し、土に堆肥を入れて耕して再び球根を植え、肥料もまいておきます

冬の間、そのままの状態ですと土が乾いてしまうので、土の上に堆肥を少しのせ、定期的に水やりをして土を湿らせておきます。

そうすることで翌年、ミョウガの芽が去年より一回り大きくなって出てきます

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ちなみに、我が家では!

毎年、枯れた葉っぱを処分せずにそのまま敷き詰め、「敷きわら」の代わりにして冬を越しています。

次のミョウガを収穫する頃には、堆肥に変化してふかふかの層が「毎年」出来上がっています。

おすすめの方法ですので、もし良かったら試してみてください。 

ミョウガを庭に、植えてはいけない理由

放っておいてもどんどん成長し、毎年収穫できる良いことばかりに思うミョウガですが、

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ここで1つ、注意点もお伝えします

ミョウガは、繁殖力がとても強い植物です。

地下茎が伸びていき庭全体に広がり、気が付けが「ミョウガの林になってしまった」と言う事もあります。

増えすぎてしまったミョウガは、撤去しても地下茎が残っていればまた芽が出てくるため「駆除も困難だ」と言われています。

これが、「ミョウガを庭に植えてはいけない」と言われる理由です。 

ミョウガを植える場合は畑や庭の隅に植え、そのミョウガの周りに仕切り板を事前に差し込むことで、ミョウガが広がることを防ぐことができます。

あまり気にしすぎる事もないと思いますが、思った以上に株の勢いが強くなってきたら、

早めの対策をしてあげるのがおすすめです。 

ミョウガは乾燥が苦手

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ミョウガは乾燥が苦手です💦

地面に強い日光が当たるような環境で栽培すると、乾燥しすぎてしまい、生育に悪い影響が出る事もあります。

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植え付ける時は、

日陰もしくは半日陰の場所に植える!というのを忘れないでくださいね。


また、収穫時期に株が乾いてしまうと、蕾(つぼみ)を付けず「収穫ができない」事もあります。

収穫時期の7月~8月頃は、日差しも強く、鉢やプランターで栽培している方は、特に乾燥しやすくなっています。

水を切らさないように水の管理や、日陰に移動してあげるなどの対策も有効です。 

まとめ

今回は、「初心者でも失敗しないおいしいミョウガの育て方のコツ」をご紹介してきました。

ミョウガは比較的簡単に栽培できるので、初心者の方はもちろん!

湿気がある半日陰の庭やベランダ、家庭菜園を諦めていた方でも気軽に育てられる野菜です。 

暑い夏の日に、自家製のミョウガの旬の香りをプラスして、おいしさを楽しみながら食べる。特に初夏に食べる「そうめん」の味は格別です。 

この記事を参考に!美味しいミョウガがたくさん収穫できるように、これからも一緒に家庭菜園を楽しんでいきましょうね♪ 

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