「良い玉ねぎ苗を見つけたけれど、植え付け場所の準備がまだ終わっていない…」
「今買ったら弱りそう。でも、適期まで待つと売り切れそう」
秋の玉ねぎ苗売り場では、こんな迷いが起こりやすいですよね。
結論から言うと、元気な苗を見つけた時は、早めに買っても大丈夫です。すぐ植えられない時は、植え付け適期まで苗を大きくし過ぎず、根を乾かし過ぎないように保管しましょう。
この記事では、動画で紹介した仮植えと新聞紙の2つの保管方法、弱った苗を植え付け前に元気へ戻すコツまで、作業する順番で分かりやすく紹介します。
良い苗を見つけても、すぐ植えられないなら買わない方がいいの?
先に買って大丈夫だよ♪ 仮植えか新聞紙保管を選んで、植え付けまで根を乾かし過ぎないようにしよう。
- 元気な玉ねぎ苗は、売り切れる前に早めに確保してよい
- すぐ植えない時は、束のひもやビニールを外す
- 保管方法は「仮植え」と「新聞紙」の2つ
- 仮植えでは、肥料の少ない土へ根が隠れるように置く
- 新聞紙保管では、苗を包んで涼しく暗い場所へ置く
- 植え付け前は、根の部分だけを水へ浸けて水分を戻す

良い玉ねぎ苗は、早めに買っても大丈夫
玉ねぎ苗は、植え付け適期になった日に、ちょうど良い太さの苗が店頭へ並んでいるとは限りません。
直売所では、生産者さんが朝に収穫した新鮮な苗を買えることがあります。一方、ホームセンターでは入荷日が決まっていたり、人気の品種から売り切れたりすることもあります。
白い根が多く、葉が元気で、株元が傷んでいない苗を見つけたら、植え付け場所が完成していなくても先に買っておくのも一つの方法です。

ただし、苗を早く買ったからといって、暖かい時期に急いで植え付ける必要はありません。
玉ねぎは、植え付け時に苗が大き過ぎると、冬の低温を受けた後に花芽ができ、春にとう立ちしやすくなります。地域と品種の植え付け適期を確認し、それまでは苗を弱らせず、大きくし過ぎない保管を選びましょう。
良い苗の太さや、太過ぎる苗・細過ぎる苗の見分け方はこちらで確認できます。
玉ねぎ苗の選び方|太い・細いはどうする?大玉に育つ苗の見分け方どちらを選ぶ?玉ねぎ苗の2つの保管方法
保管を始める前に、束を留めているひもやビニールを外します。束ねたままでは内側が蒸れ、傷んだ苗にも気付きにくいためです。
そのうえで、自宅の状況に合わせて次のどちらかを選びます。
- 土へ置ける場所がある:肥料の少ない土へ仮植えする
- 畑やプランターに空きがない:新聞紙で包み、涼しく暗い場所へ置く
- 苗がしおれている:根へ短時間吸水させてから保管する
- 植え付け日が来た:保管を終え、根へ水分を戻して植える
水を張った容器へ苗を入れたまま保管するのではありません。水へ浸けるのは、しおれた時や植え付け直前に根へ水分を戻すためと覚えておきましょう。
仮植えする場所がない時は、苗を買うのを諦めなくてもいいの?
大丈夫だよ。新聞紙で包み、涼しく暗い場所へ置く方法を選べばいいよ。家にある場所に合わせて決めよう♪
保管方法1|肥料の少ない土へ仮植えする
畑の端や使っていないプランターがあるなら、仮植えが分かりやすい方法です。
苗を一本ずつきれいに並べる必要はありません。束を外した苗をまとめて置き、白い根が土へ隠れる深さまで土をかけます。株元や葉の分かれ目まで深く埋めないようにしましょう。

仮植えの目的は、苗をどんどん育てることではなく、根を乾かさず植え付け適期まで待たせることです。
そのため、肥料をたっぷり入れた新しい培養土より、前に野菜を育てた後の土など、肥料分が少ない土が向いています。肥料が効き過ぎると、植え付け前に苗が成長し過ぎることがあります。

仮植え後は土の表面を見て、カラカラに乾く前に水を与えます。毎日と決めず、雨や気温、土の乾き方を見て調整してください。
仮植えは「育てる場所」ではなく「元気なまま待ってもらう場所」。肥料を足さず、根を乾かさないことが大切です。
保管方法2|新聞紙で包み、涼しく暗い場所へ置く
畑やプランターに仮植えする場所がない時は、新聞紙で保管します。
束のひもやビニールを外し、苗を新聞紙へ広げて包みます。直射日光が当たらず、暖房の風が届かない、涼しく暗い場所へ置きましょう。

新聞紙の中がびしょびしょになるほど水をかけると、蒸れや腐りの原因になります。反対に根がカラカラになるまで放置すると、苗が弱ります。
時々新聞紙を開き、株元が黒くなっていないか、嫌なにおいがしないか、葉が極端にしおれていないかを確認します。
もし苗がしおれていたら、根の部分だけを水へ浸けて水分を吸わせ、余分な水を切ってから新しい新聞紙で包み直します。
少ししおれた苗は、もう植えても育たないのかな?
すぐ捨てなくて大丈夫。株元が腐っていなければ、根だけに水を吸わせて様子を見よう!
- 束のひもやビニールは必ず外す
- 日当たりのよい窓辺や暖房の近くへ置かない
- 新聞紙を水浸しにしない
- 根の乾きと、株元の蒸れを時々確認する
- 傷んだ苗があれば、元気な苗から分ける
植え付け前は、根の部分だけ水へ浸ける
植え付け日が来たら、新聞紙や仮植えから苗を取り出し、根の状態を確認します。
根が乾いている時は、バケツや洗面器へ水を入れ、根の部分だけを水へ浸けます。葉まで全部沈める必要はありません。

軽くしおれている苗なら、根へ水分が戻るまで様子を見ます。かなり弱っている苗は、動画では30分ほど吸水させています。ただし、苗の状態や気温で変わるため、時間だけで決めず、葉と根の張りを見て引き上げましょう。
吸水は、植え付け直前に苗を元気へ戻すための作業です。何日も水へ入れたままにせず、水を切ったら植え付けへ進みます。
植え付け前の土づくりや活力液など、準備をまとめて確認したい方はこちらへ進めます。
知らなきゃ損!玉ねぎを植える前に必ずやるべき3つの準備|家庭菜園で失敗しない最強の育て方 保管後の苗は、浅植えでやさしく植え付ける
水分を戻した苗は、根を土の中へ広げ、株元を深く埋め過ぎないように植えます。
動画では、株間を10~12cmほど空けています。使う品種や目指す玉の大きさによって変わるため、苗のラベルに指定があれば、その間隔を優先してください。

束から苗を分ける方法、葉切り、植える深さ、水やりまでを順番に確認したい時はこちらの記事が分かりやすいです。
えっ!切っちゃうの?玉ねぎ苗は葉を切ると植え付けが超楽チン♪初心者でも失敗しない植え方まとめ|良い苗を先に買い、植え付け適期まで弱らせない
良い玉ねぎ苗を見つけた時は、畑やプランターの準備が終わっていなくても、早めに買って大丈夫です。
- 最初に束のひもやビニールを外す
- 土へ置けるなら、肥料の少ない土へ仮植えする
- 場所がなければ、新聞紙で包んで涼しく暗い場所へ置く
- 水へ入れたまま保管しない
- 植え付け前に根だけを吸水させる
- 植え付けでは、深植えと株間に注意する
苗を買う日と植え付け日が同じでなくても、慌てる必要はありません。今できる保管方法を選び、根と株元を時々見ながら、植え付け適期を待ちましょう。
良い苗は売り切れる前に先に確保。仮植えか新聞紙で根を守り、植え付け前に水分を戻せば、安心してスタートできますよ♪
仮植えと新聞紙保管の違い、弱った苗へ水分を戻す様子は、動画でも一緒に確認できます。
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