「束で買った玉ねぎ苗は、そのまま植えていいの?」
「葉が長くて倒れているけれど、切っても枯れない?」
ホームセンターで玉ねぎ苗を買うと、ひもで束ねられ、根は乾き、太さも長さもばらばら。初めて見ると、どの苗から植えればよいのか迷いますよね。
今回は動画の手順どおり、ひもを外す→根を水へ浸ける→苗を選ぶ→必要なら葉を切る→浅く植える→やさしく水やりするまで、一緒に進めます。
玉ねぎの葉を切ってしまって、本当に大丈夫なの?
長く倒れて植えにくい苗なら、15~20cmほど残して整えられるよ。小さな苗まで無理に切る必要はないから、苗を見て決めよう!
- 束を買ったら、最初にひもを外して苗を広げる
- 根が乾いていたら、根の部分を水へ1時間ほど浸ける
- 根元5~7mm前後、白い根が残る苗を本命にする
- 葉が長く植えにくい苗は、15~20cmほど残して切る
- 白い部分の半分ほどを目安に、2~3cmの浅植えにする
- 最後は苗を倒さないよう、やさしく水やりする
葉切りは、すべての玉ねぎ苗に必要な作業ではありません。今回の動画では、長い裸苗を扱いやすくして植える方法として紹介します。苗が小さい場合や、購入先から「切らずに植える」と案内されている場合は、そのまま植えて大丈夫です。

手順1|束のひもを外し、根へ水を吸わせる
玉ねぎ苗を買ってきたら、まず束を留めているひもやテープを外します。束ねたまま置いておくと、内側が蒸れたり、傷んだ苗を見落としたりしやすいためです。
苗を広げたら、根の状態を見てみましょう。裸苗は土が付いていないため、売り場から持ち帰った時には根が乾き、葉もしんなりしていることがあります。
根が乾いている時は、バケツへ水を入れ、根の部分だけを1時間ほど浸けます。葉まで全部沈める必要はありません。

水を吸うと、しんなりしていた苗にも張りが戻り、植え付け中に根を傷めにくくなります。何日も水へ入れたままにするのではなく、植え付け前の短い吸水として行いましょう。
植え付けまで数日あく時は、水へ浸け続けず、肥料を入れていない土へ根が隠れるよう仮植えします。
すぐに植えられない時の置き方や、植え付け前の準備はこちらで詳しく確認できます。
知らなきゃ損!玉ねぎを植える前に必ずやるべき3つの準備|家庭菜園で失敗しない最強の育て方 手順2|束の中から植える苗を選ぶ
吸水を待つ間に、束の苗を一本ずつ見ていきます。「いちばん太い苗」を選ぶのではなく、大きすぎず、小さすぎない苗を本命にしましょう。
植え付けたい苗の目安
- 根元の太さは5~7mm前後
- 草丈は20~25cmほど
- 葉は3~4枚ほど
- 白い根が長く残っている
- 株元が締まり、腐りや大きな傷がない

全部の条件がぴったりそろわなくても大丈夫です。葉先が少し折れている、苗が少し曲がっているというだけで、捨てる必要はありません。葉の長さより、白い根と株元の状態を優先します。
本命から外したい苗
反対に、次の苗は無理に使わず、本命から分けておきます。
- 糸のように極端に細い
- 根がほとんど残っていない
- 株元が黒い、やわらかい、腐っている
- 根元が1cmを超えるほど太い

大きく立派に見える苗ほどよさそうですが、根元が太すぎる苗は、春に花茎が伸びる「とう立ち」につながりやすくなります。

葉の長さだけで決めず、根元の太さ・白い根・株元の傷みを順番に見れば、選びやすくなります。
太い苗と細い苗が混ざり、どこまで植えてよいか迷った時はこちらで分け方を確認できます。
玉ねぎ苗の選び方|太い・細いはどうする?大玉に育つ苗の見分け方手順3|長い葉は15~20cmほど残して切る
苗を選んだら、いよいよ葉切りです。
葉が長く倒れている裸苗は、そのままだと葉が絡み、浅い穴へまっすぐ植えにくいことがあります。そんな時は、根元から15~20cmほど上を目安に、葉先を切りそろえます。

定規で一本ずつ正確に測らなくても、ハサミの長さを目安にして大丈夫です。根元の白い部分や、葉が分かれる生長点は切らないでください。

葉を切る時の注意点
- 長く倒れて植えにくい苗だけを整える
- 小さな苗は無理に切らない
- 清潔なハサミを使う
- できれば晴れた日の午前中に行い、切り口を乾かす
- 切り口へ泥水を強くかけない
葉切りには、育苗中に苗を倒れにくく整える方法として使われる例があります。一方で、家庭菜園では葉や根を切らず、そのまま植える方法もあります。
そのため「玉ねぎ苗は必ず切る」と考えるのではなく、今回のように長い裸苗で、植え付け作業をしやすくしたい時の選択肢と考えてください。
短い苗や、元気に立っている苗まで切らなくていいんだね?
そのとおり♪ 葉切りは目的があって行う作業だよ。迷ったら、購入した苗のラベルやお店の案内も確認しよう。
手順4|土を整え、株間10~15cmで浅く植える
玉ねぎは酸性の強い土を好みません。動画では、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰などで酸度を整え、堆肥と元肥を入れた土を使っています。
市販の野菜用培養土を使う場合は、元肥入りかどうかを袋で確認してください。すでに肥料が入っている土へ、同じ量の肥料を重ねて入れないようにします。

植える場所ができたら、株間を10~15cmほど空けます。大きな玉を目指すなら、15cmほど取ると分かりやすいでしょう。

穴は深く掘りすぎません。目安は2~3cmほど。苗の白い部分の半分ほどが土へ入る深さです。葉が分かれている部分まで埋めないようにします。

根は土の外へ出ないよう、穴の中で広げます。根が長い時は、無理に折り曲げて固めず、割りばしなどでやさしく土の中へ入れてください。

苗が途中で曲がっていても、株元がまっすぐになるよう植えれば大丈夫です。根付いてくると、倒れていた葉も少しずつ起き上がります。
植える深さや、根を土へ入れる手の動きをもう少し詳しく見たい時はこちらへ進めます。
【玉ねぎの植え付け方】失敗しない3つのポイント!初心者でも大きく育つ正しい深さとコツ|プランター・家庭菜園向け - 株間は10~15cmほど空いている
- 根が土の外へ出ていない
- 白い部分の半分ほどが土へ入っている
- 葉の分かれ目を埋めていない
- 株元がぐらつかないよう、周りの土をやさしくなじませた
手順5|植え付け後は、苗を倒さないよう水やりする
植え付けが終わったら、根と土をなじませるために水を与えます。
ここで勢いよく水をかけると、浅く植えた苗が倒れたり、根が土から出たりします。ジョウロのハス口を使い、株元へやさしく水を回しましょう。

植え付け直後に葉が少し倒れたり、しおれたりしても、すぐ失敗と決めなくて大丈夫です。新しい根が土へ張ると、葉が立ち上がってきます。
その後は毎日と決めて水を与えず、土の表面が乾いた時に水やりします。プランターでは畑より乾きやすいため、指で土を触って確認しましょう。
まとめ|買った苗は、植える前のひと手間で扱いやすくなる
束で買った玉ねぎ苗は、すぐ土へ差し込むのではなく、植える前に状態を整えると迷わず作業できます。
- 束のひもを外して苗を広げる
- 乾いた根は、根の部分だけを1時間ほど水へ浸ける
- 根元5~7mm前後、白い根が残る苗を選ぶ
- 長く倒れる葉は、必要に応じて15~20cmほど残して切る
- 株間10~15cm、深さ2~3cmほどで浅く植える
- 植え付け後は、苗を倒さないようやさしく水やりする
全部の苗を同じ形にそろえなくても大丈夫です。まずは束をほどき、白い根と株元を見て、本命の苗を選ぶところから始めてみてくださいね。
葉を切ることが目的ではありません。苗の状態を見て、植えやすく整え、根を土へきちんと入れることが大切です♪
苗を選ぶ手元、葉を切る位置、浅く植える深さは、動画の実演でも確認できます。
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