ナスの育て方

ナスの切り戻しのやり方|3本仕立て・収穫後の剪定を初心者向けに解説

ナスを育てていると、「切り戻しって聞くけど、どの枝を切ればいいの?」と迷うことがありますよね。

とくに初めての方にとっては、せっかく伸びた枝や、花がついた脇芽を切るのは少し不安だと思います。

でも大丈夫です。ナスの切り戻しは、実を収穫したあとの枝を整理して、次の脇芽を育てるための作業です。

ナスを収穫している様子
たくさん収穫するためには、収穫後の枝の整理が大切です。

まず結論
ナスの切り戻しは、「実の上の葉を1枚残して先を切る」「収穫したら枝ごと戻す」の2つを覚えると分かりやすいです。最初に3本仕立てで残す枝を確認してから作業すると、切ってよい枝・残す枝で迷いにくくなります。

【YouTube動画で詳しく解説】

この記事の内容は、動画でも実際のナスの様子を見ながら確認できます。文章だけだと不安な方は、動画と一緒に見ると「どこを切るのか」が分かりやすくなります。

https://youtu.be/ireFa1IMDuA

ナスの切り戻しとは?

ナスの切り戻しとは、実を収穫したあとの枝を切って、株の中をすっきりさせながら新しい脇芽を育てる作業です。

ナスの切り戻しの全体イメージ
収穫するたびに枝を切り戻すと、新しい脇芽が伸びて次の収穫につながります。

枝を伸ばしっぱなしにすると、株の中が混み合い、風通しが悪くなったり、余分な枝に栄養が分散したりします。

そこで、収穫後の枝を戻してあげることで、次に伸ばしたい脇芽へ栄養を集めるイメージです。

ポコずポイント
「切る作業」と聞くと怖く感じますが、ナスにとっては次の実を育てるためのお手入れです。切りすぎない場所を確認しながら、少しずつ進めれば大丈夫です。

切り戻し前に3本仕立てを確認しよう

ナスの切り戻しでまず大事なのが、「3本仕立て」を確認することです。

ナスの3本仕立てを説明する図解
切り戻し作業の前に、残す枝の基本になる3本仕立てを確認します。

3本仕立てとは、株の中心になる枝を3本残して育てる方法です。基本は次の3本を残します。

  • もともと上に伸びている主枝
  • 一番花のすぐ下から伸びる強い脇芽
  • さらにその下から伸びる強い脇芽
ナスの3本仕立てで残す枝の実物説明
実物で見ると、中心の枝と左右に伸ばす枝の位置が分かりやすくなります。
ナスの一番花と脇芽の位置
一番花の近くから伸びる強い脇芽を目印にすると、残す枝を判断しやすくなります。

ここで大切なのは、3本仕立てで残す主枝は切らないことです。

初心者の方は、切り戻しを始める前に、残す3本の枝へひもやクリップで印を付けておくと安心です。

ナスの切り戻しのやり方は2ステップ

切り戻しの流れは、難しく考えなくて大丈夫です。基本は次の2ステップです。

ナスの切り戻しステップ1の図解
まずは実がついた脇芽を見つけて、切る場所を確認します。
  1. 実の上の葉を1枚残して、その先を切る
  2. 実を収穫したら、その枝を根元の近くから切り戻す

ステップ1|実の上の葉を1枚残して先を切る

まず、3本仕立てで残した枝から伸びている脇芽を見ます。その脇芽に花や小さな実がついていたら、実の上にある葉を1枚残して、その先を切ります。

実の上の葉を残して切る図解
実の上の葉を1枚残し、その先を摘み取ります。
実の上の葉を残して切る実物の様子
実物でも、実のすぐ上ではなく葉を1枚残す位置を確認します。

ここで安心ポイント
実のすぐ上で切りすぎなくて大丈夫です。葉っぱを1枚残しておくと、その葉が実を育てる助けになります。

ステップ2|収穫後は枝ごと切り戻す

実が大きくなって収穫できるサイズになったら、ナスを収穫します。このとき、実だけを取って終わりにせず、実がついていた枝ごと切り戻すのがポイントです。

収穫後に枝ごと切り戻す図解
収穫したら、実がついていた脇芽を枝ごと戻します。
収穫後に枝ごと切り戻す実物の様子
実際の作業でも、収穫後の枝を戻して株をすっきりさせます。

枝ごと切り戻すと、残した部分の近くから新しい脇芽が伸びてきます。その新しい脇芽に、また花が咲き、実がついていきます。

切り戻した後に新しい脇芽が伸びる図解
切った場所の近くから、また新しい脇芽が伸びてきます。
葉を1枚残して切る重要ポイント
葉を1枚残して切ると、次の脇芽を育てやすくなります。

ポコずポイント
切り戻しは「枝を減らす作業」ではなく、「次に実をつける枝を育てる準備」です。切ったあとに新しい脇芽が出てくる流れまで見ると、作業の意味が分かりやすくなります。

脇芽の見分け方も確認しよう

切り戻しで迷いやすいのが、「主枝」と「脇芽」の見分け方です。

ナスの主枝と脇芽と葉っぱの見分け方
主枝、脇芽、葉っぱの位置を実物で確認すると、切る枝を判断しやすくなります。

株元から大きく伸びている3本が、基本的に残す主枝です。その主枝の葉の付け根から出てくる枝が脇芽です。

迷ったときは、いきなり切らずに「これは主枝なのか」「主枝の途中から出ている脇芽なのか」を見てください。

初心者さんはここだけ意識
残す3本の主枝は切らない。実がついた脇芽は、実の上の葉を1枚残して先を切る。収穫したら、その脇芽を枝ごと戻す。この流れで考えると分かりやすいです。

花や小さな実がついた脇芽を切るのが不安なとき

花や小さな実がついている枝を切るのは、少しもったいなく感じますよね。

でも、切り戻しはナスを長く収穫するための管理です。すべての枝を伸ばしっぱなしにするより、育てる枝を整理した方が、株が疲れにくくなります。

不要な枝を除去して新しい芽を伸ばす流れ
枝を整理すると、新しい芽が伸びるスペースができます。

切ったあとに新しい脇芽が伸び、その脇芽にまた花がつきます。だから、切り戻しは収穫を終わらせる作業ではなく、次の収穫につなげる作業と考えてください。

よくある失敗

残す3本の主枝を切ってしまう

一番注意したいのは、3本仕立てで残す主枝を切ってしまうことです。切る前に、残す枝に印を付けておくと安心です。

実だけ収穫して枝をそのまま残す

実だけを取って枝を残すと、株の中が混み合いやすくなります。収穫した枝は、次の脇芽を育てるために切り戻しましょう。

怖くてまったく切れない

最初は怖く感じても自然です。まずは「実の上の葉を1枚残す」「収穫後に枝ごと戻す」の2つだけ意識して、少しずつ慣れていきましょう。

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まとめ|ナスの切り戻しで次の収穫につなげよう

まとめのイメージ画像

ナスの切り戻しは、たくさん長く収穫するために大切なお手入れです。

  • まず3本仕立てで残す枝を確認する
  • 実の上の葉を1枚残して先を切る
  • 収穫後は枝ごと切り戻す
  • 切った場所の近くから新しい脇芽を育てる
  • 怖いときは、残す枝に印を付けてから作業する

最初は「本当に切っていいのかな」と迷うと思います。でも、残す3本の主枝を確認しながら、実がついた脇芽を少しずつ切り戻していけば大丈夫です。

今年もナスの様子を見ながら、無理なく、楽しく、たくさん収穫していきましょう。

家庭菜園で迷った時の1冊

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
家庭菜園は、
「ちゃんとやっているつもりなのに、うまくいかない」
そんな場面が意外と多いものです。

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