ほうれん草が大きく育たないな…
何が原因なのかしら…
甘くて大きなほうれん草を収穫する最強の秘訣がありますよ!
甘く大きく育たないことがある、ほうれん草。
でも、いくつかのコツを覚えれば、プランターでも甘くて大きなほうれん草を育てられます。
そこで今回は、甘くて大きなほうれん草の育て方のコツと最強の秘訣を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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豆知識

ほうれん草が甘いのには、ワケがあります。それは、体内の水分を減らして代わりに糖分を蓄えるから。
寒さに強いイメージのあるほうれん草ですが、生育適温は15~20℃なんです。それなのにマイナス0℃の気温でも成長を続けることができるのは、耐寒性が非常に強いため。
体内にある水分が凍ってしまうことを防ぐため、体内の糖分の濃度を上げるからなんです。特に根元の赤い部分。ここに多くの糖分を蓄えているんです。
さらに、凍りにくくするため、養分濃度も高めます。そのおかげで、冬取りのほうれん草は、夏取りと比べてビタミンCが3倍に!他のビタミンやミネラルの量もアップするんです!
だから、冬のほうれん草は甘くて味が濃いんです!
ほうれん草が大きくならない原因と対策

ここでは、ほうれん草が大きくならない原因と対策について解説していきます。
ほうれん草が大きくならない原因と対策① 栽培期間

栽培期間を間違えていると、ほうれん草が大きくなりません。
ほうれん草の栽培の適温は15~20℃といわれています。さらに、気温が8度を下回ると生育が悪くなります。
秋まきの場合は、収穫時期が15℃になる時期を逆算して種まきをすることがおすすめです。
さらに、気温が9℃を下回ってきたら、ビニールなどで保温をしてあげると大きく成長してくれます。プランターの場合は、不織布シートでも効果を実感できますよ。
ほうれん草が大きくならない原因と対策② 日当たり

日当たりが悪いと、ほうれん草が大きくなりません。
これは植物全般に言えることですが、日当たりが悪いと光合成できる時間が短くなってしまいます。さらに、湿度も高くなりがちなので、病気にもかかりやすくなってしまうことに…。
残念ながら、畑で栽培している場合は移動ができません。次回から、植え付ける場所に気を付けるようにしてくださいね。
プランターの場合は、なるべく日当たりの良い場所に移動するだけでも効果があります。半日しか陽が当たらなくても、午前中に日が当たる場所ならば大きく育ちます。そんな場所に植えたり、プランターを置くようにしてみてくださいね。
ほうれん草が大きくならない原因と対策③ 肥料

肥料が不足していると、ほうれん草が大きくなりません。
野菜のなかでも特に、ほうれん草などの葉物野菜は窒素分を好みます。特に、生育初期に元肥が足りないと、ほうれん草の生育が悪くなります。
元肥をしっかりと施した土で育てたほうれん草の草丈が7cmを越えた頃に、即効性の高い化成肥料を与えてあげます。
また、葉っぱが枯れてきているなど、少し元気がない時は、液体肥料を使うこともおすすめです。5日~7日の頻度で与えてあげましょうね。
ほうれん草が大きくならない原因と対策④ 水

水が不足していると、ほうれん草が大きくなりません。
ほうれん草は乾燥に弱い植物です。特に、種まきの頃は雨が降りづらい時期…。乾燥していると根が定着しづらくなるので、水不足には注意が必要です。
栽培時期も雨が降らないことも多いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてあげることがポイントです。また、冬場の水やりには少し注意が必要です。夕方に水やりをしてしまうと、霜が張って根を傷つけてしまうことがあります。水やりは午前中にしてあげましょうね。
ほうれん草が大きくならない原因と対策⑤ 連作

連作をしていると、ほうれん草が大きくなりません。
ほうれん草は、連作をしてしまうと栄養不足や病気にかかりやすくなってしまいます。
定期的に栽培場所をずらすようにしてください。どうしても同じ場所で栽培したい場合でも、最低1年以上の期間を空けて育てることが必要です。
ほうれん草が大きくならない原因と対策⑥ 株間

株間が狭いと、ほうれん草が大きくなりません。
適度な株間がないと、ほうれん草は養分を均一に吸収できないため、大きく育つことができません。また、お互いの葉っぱが邪魔をして、光合成に必要な太陽の光を十分に受けられなくなってしまいます。
お互いがぶつからないよう、3~5cmの間隔で間引いていってあげましょうね。
目指せ!甘くて大きなほうれん草!
ほうれん草の間引きの秘訣

ほうれん草で1回目の間引きを行うタイミングは、本葉が1~2枚、背丈が3cm程の頃。ほうれん草は競争して成長していくので、葉っぱが触れるかどうかの間隔で間引くのが上手に育てるポイントです。株間が3cm程度になるように間引きしてあげましょう。
2回目の間引きは、本葉3~4枚の時にというのが一般的です。
でも、ここがポイント! “ポコず式” では、本葉が10枚になる頃までは間引きをしません。当然、密集状態になってしまいますが、生育が促進されているので大きく育ってくれます。
ただし、それ以降に間引きしないでいると、葉肉と根張りが悪くなってしまいます。株間が6cmぐらいになるよう、間引きしてあげましょうね。
収穫しながら間引きをしていくと、
長くほうれん草を収穫できますよ。
ほうれん草を甘く育てる秘訣

ほうれん草は、「気温が高い時期は背が高く縦に伸びる」「気温が低い時期は葉が横に大きく展開する」という特徴をもっています。
「春まきの株間は狭く、秋まきの株間は広く」と言われるのには、こういった理由があるんですね。
株間を大きく取った秋まきのほうれん草は、タンポポのように葉を横に大きく広く展開します。葉っぱも根も大きく張れるので、より多くの光合成ができて、大きくて甘いほうれん草を収穫できます。
生産効率が落ちるので農家さんでは難しいですが、
家庭菜園ならOKなんです!
まとめ
今回は、甘くて大きいほうれん草の育て方についてご紹介しました。ほうれん草栽培の注意点とコツを覚えると、おいしいほうれん草を収穫できます。詳しいポイントは、こちらの動画でさらに詳しく説明しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
























