大葉がちょっと硬くなってきてる…
何だか苦い味もするね…
今の時期のお手入れで、
これからもたくさん収穫できますよ!
今までにたくさん収穫してきた大葉。
でも、この時期にお世話をしないと、最悪の場合、収穫がここで終わってしまうことにも…。
そこで今回は、美味しい大葉を長く収穫していくために行ってほしい「更新剪定」について、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。
豆知識

この時期の大葉は葉っぱがたくさん茂って、美味しそうな香りがしてきます。しかし一方、葉っぱが少し小さくなってザラザラしてきたり、香りはするけど葉っぱが硬かったり…という状態になることもあります。
また、葉っぱが虫に食べられて穴が開いてしまい、せっかく育てた大葉でも食べるのに少し抵抗を感じてしまうことも。
実は、大葉やバジルといったシソ科の植物は、切れば切るほどよく育つ野菜です。大葉も葉っぱだけ収穫していると株が痩せていき、どんどん収穫量が減っていきます。でも、先端を切ってあげることで脇芽が伸び、そこからまた新鮮で柔らかくて味も良い大葉が生えてきます。
つまり、定期的に剪定する「更新剪定」をすることで、収穫量をアップさせることができるんです。
思い切って剪定して、
美味しい大葉を長~く収穫!
更新剪定の必要性とタイミング

更新剪定しないで大葉を育てていくと、次のような状態になってしまいます。
- 葉っぱが固くなり味が落ちる
- 葉っぱが病害虫の被害を受けやすくなる
- 株自体が疲れて収穫が早く終わってしまう
しかし、更新剪定でわき芽を増やすと、柔らかくて美味しい大葉を長く収穫できるようになります。更新剪定を行うタイミングは、7月下旬から8月上旬ごろ。草丈が25〜30cm前後に育った頃がベストです。
「ポコず式更新剪定」の3ステップを、
ご紹介していきます!
ポコず式更新剪定の3ステップ
大葉の更新剪定は、次のようなステップで進めていきましょう。
ステップ① 下葉の整理をして風通しを良くする

株元の古い葉っぱを大胆にカットしていきます。風通しが良くなるので、病害虫の被害を防ぐことができます。さらに、黄色くなった葉っぱや虫食いにあっている葉っぱも、取り除いていきますよ。
ただし、茎の根本から生えている小さな芽である「わき芽」は切らないように注意してください!このわき芽から新しい大葉が生えてきて、どんどん収穫していけるようになるんです。
ステップ② 先端の蕾をカット

大葉の先端にあるツンっと尖った蕾は、迷わずカットしてください。これを放っておくと咲いた花に栄養が回ってしまい、葉っぱの香りが落ちてしまいます。
美味しい大葉を収穫していくためには、「蕾が出てきたら早めに摘み取ってあげる」。これが大切です!
ステップ③ 主枝や上に伸びてきている枝の先端をカット

一番太い幹から直接枝分かれしている主枝や、上に伸びてきている枝の先端をカットしていきます。わき芽の生育が促進されて、その後もみずみずしい大葉を収穫していくことができます。
主枝の5節目あたりまでを残して、その先をカットしていくイメージです。
難しく感じるかもしれませんが、
株もとをスッキリできればOKです!
ポコず式更新剪定の注意点

ポコず式更新剪定は、草丈が25〜30cm前後に育った場合をイメージしています。でも、草丈が40cm以上に大きく生長している場合もあるでしょう。
順調に大きく育っている場合は、根っこから吸い上げる栄養分や水分が届きにくくなっていて、成長も衰えていきます。ですから、株の大きさが30㎝前後になるように短くカットすることがおすすめです。すると、わき芽が次々と生えてきて、8月以降も美味しい大葉を収穫していけるようになります。
大胆にカットしてあげることがポイントです!
更新剪定後の管理

更新剪定した後の株には負担がかかっているので、剪定後の管理も大切です。
剪定をした後の1週間ほどは、土の表面が乾いたらしっかりと水やりをしてあげましょう。特に夏場は土が乾燥しやすいので注意が必要です。葉っぱの表面を水で塗らすことで、この時期あたりから気になる「ハダニ」の被害も予防できます。
さらに、剪定によって大葉の株はたくさんのエネルギーを使うので、「追肥」が必要です。ただし、肥料のあげすぎには注意が必要。肥料をあげすぎると、大葉が苦くなってしまったり、固くなってしまったり…。追肥する場合は月に1回。化成肥料5gほどを株元にまいてあげることがおすすめです。
水やりと追肥がポイントです!
更新剪定で大葉のエンドレス収穫!

大葉の成長は非常に早く、1カ月もするとまた大きく生長してきます。「葉っぱがまた茂りだしてきたら剪定」「蕾が出てきたら摘む」を繰り返していくことで、9〜10月頃まで美味しい大葉を収穫できます。
大葉は生命力が非常に強いので、何もお世話をしてあげないと株の成長が衰えてきて、収穫量が減ってしまいます。大葉は剪定をしながら小さく育て、新たに生えたわき芽から新鮮な大葉を次々と収穫していく。これが重要なのです!
プランターの大葉栽培は、
「小さく育ててたくさん収穫する」がポイントです!
まとめ
まだ食べられる葉っぱまで切ってしまうのは、なんだかもったいない気がするでしょう。でも、更新剪定は大葉栽培に欠かすことのできない作業となっています。ほんの少しの工夫で収穫量はぐんとアップするので、必ずやってみてくださいね!詳しいお世話のやり方は、こちらの動画でさらに詳しく説明していますのでご覧ください。フレッシュな香りの大葉を楽しみながら、エンドレス収穫を目指していきましょうね。
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