大葉って、手入れ不要なんだよね!?
無限にわさわさ採れるって聞いたけど、ホント!?
きちんとお手入すれば、無限に採れちゃうかも!
何もしなくてもそれなりに収穫できる野菜「大葉」。
でも、6月~7月の時期は、成長のモードが切り変わる大事なタイミング。何もしないでいたら、「葉っぱが硬くなってしまった…」「花が咲いてしまった…」なんてことにも!
そこで今回は、美味しい大葉を「長~くたくさん収穫する栽培のポイント」を初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。
豆知識

大葉を栽培する重要なポイントに「間引き」があります。種から育てた場合、苗がギュウギュウ詰めの状態になると光や風が通りにくくなって、病気の原因にもなります。
間引きをすると、香りが強く丈夫な大葉が育ちます!茎が細い苗や元気がなさそうな苗は、草丈が10cm〜15cmぐらいに成長した頃に間引いてしまいましょう。
1カ所に1本だけ
残してあげるようにしましょう!
大葉の摘心

丈が30cm〜40cmぐらいになった頃に行う作業が、「摘芯(てきしん)」です。成長している先端部分を切ってしまうこの作業は、大葉をたくさん収穫するために欠かせません。
大葉の先端にある「成長点」を切ることで横から脇芽が生えてきて、新たに成長していきます。この脇芽はいくつも生えてきます。ですから、摘芯することで、香りがよく新鮮な大葉を長~く収穫していけるのです。
大葉がわさわさ生えてきますよ!
大葉が固くなる原因

株も順調に育ったのに、収穫した大葉の香りが薄かったり食感がゴワゴワしたり…。その原因のひとつが、窒素成分を多く含む肥料の与えすぎです。
肥料の三要素「チッソ・リン酸・カリ」のひとつである「窒素成分」は、主に葉っぱや茎を大きく育てる役割を担っています。でも、この窒素成分が過剰に供給されると、葉っぱに硝酸という成分がたまっていき、苦みやえぐみが出やすくなってしまうのです。
大葉には、「チッソ・リン酸・カリ」がちょうどいいバランスで配合されている「8-8-8」という肥料がおすすめです。追肥をする場合、2〜3週間に1回、少なめの量を株元から少し離した場所に施してあげましょう。
我が家でも愛用しているおすすめの肥料です!
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花芽には要注意!

短日植物の大葉は、日照時間が短くなる秋頃の8月下旬から9月頃になると花を咲かせます。でも、6月以降の早い段階で、花を咲かせる準備として「花芽」をつけてしまうことがあります。
原因は色々ありますが、肥料のバランスの悪さや摘芯をしなかったことも大きな原因に…。花芽が出てきてしまうと、葉っぱは硬くなり食味も落ちて、長く収穫を楽しむことができなくなります。
花芽をつけさせないよう、
しっかりお手入れしましょうね!
花芽が出たときの対処法とは

出てきた花芽は、小さいうちに摘み取ることが良いと言われています。でも、摘んでも摘んでも花芽が生えてきてしまうことも…。
そこでおすすめなのが「丸坊主剪定(まるぼうずせんてい)」という、ちょっと思い切ったリセット方法です。今ついている葉っぱや茎を、根元から3節〜5節ほどを残して全てバッサリと切ってしまいます。
このときのポイントは、脇芽が出ている部分を残しておくこと!その脇芽が、剪定後に再び新しい枝葉として伸びてきて、再スタートを切ってくれます。
剪定した株を水耕栽培すれば、
1年中栽培できるよ!
【関連動画】
これをすれば1年中収穫できる!大葉を無限に増やす最強の秘策
https://www.youtube.com/watch?v=lfaSIlyOgJE
丸坊主剪定後の管理

丸坊主剪定をすると、ちょっと心配になるくらいスッキリした姿になるかもしれません。でも、だいたい1週間も経てば、株元から若い新芽がにょきにょき出てきて、再び元気な姿を取り戻してくれます。
剪定が終わったら、株への負担を軽くするため、直射日光を少し避けた場所で数日間休ませてあげましょう。薄めの液体肥料を軽く与えて栄養補給と水分のサポートをしてあげると、元気に復活してくれます。
「葉っぱが固くなってきたな…」と感じた場合も、
丸坊主剪定がおすすめですよ!
収穫のタイミング

大葉を収穫するのにちょうどいいタイミングは、葉っぱの大きさが5cm〜7cmくらいになったころ。柔らかさ・香り・風味のバランスが最も良いと言われています。
また、大葉は収穫をすればするほど、どんどん新しい葉っぱが出てくる野菜です。葉っぱが大きくなりすぎて固くなる前に、早め早めに収穫していきましょうね。
大葉を無限に収穫して、
食べ放題しちゃいましょう!
まとめ
大葉は、この時期にしっかりとお世話をしてあげると、「買わなくても食べ放題」という状態に近づけられます。「摘芯」や「丸坊主剪定」の詳しいやり方は、こちらの動画でさらに詳しく説明していますのでご覧ください。毎日の食卓に“香り”と“楽しみ”を連れてきてくれる大葉。家庭菜園ならではの贅沢を、ぜひ!長~く味わってくださいね。
この記事を動画で見たい方はこちら!
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