大好きなキュウリを育て始めたけど、うまく実がつかないの
6月に”あるある”の悩みだね。プランター栽培だと、思わぬ失敗も多いよね
6月はキュウリがぐんぐん成長する一方で以下のような悩みがでてきますよね。
- 花は咲いたのに実がつかない
- 実が細くて曲がってしまう
- つるが伸びすぎて管理が大変…
そこで今回は、初心者の方が6月にやりがちなキュウリ栽培の疑問と対策を、Q&A形式でわかりやすく解説します。
あれ?と思ったときに見返せるようブックマーク必須ですよ!
Q1. 花は咲いてるのに実がならないのはなぜ?

「花はたくさん咲いてるのに、全然実ができない…」
そんな声をよく耳にします。実がならないと、失敗したのかも…と不安になりますよね。
花が付くのに実がならないのは、ついた花が雄花(おばな)だけだったからかもしれません。
雄花しかつかない原因
- 植え付け後1~2週間しかたっていない
- 日照不足(1日3~4時間未満)
- 肥料が窒素過多
対策-雌花(めばな)が付くようにする
- 焦らず観察。雌花は遅れて咲くことが多い
- 日当たりの良い場所に移動(最低6時間以上の日照が理想)
- リン酸多めの肥料に切り替える
きちんと対策してあげれば雌花が付いて、実が付くようになりますよ。
Q2. 雌花が咲いたのに、実が育たず落ちるのは?

せっかく雌花が咲いたのに、いつの間にか落ちてたり、実が大きくならないの
プランター栽培でよくみられる症状だね。実が育ち切れていないんだ
雌花が咲いても落ちてしまったり、実が大きくならないといった症状は、株の体力不足や環境のバランスの乱れにより引き起こされます。
花や実が落ちてしまう原因
- 根の張るスペースが狭く、水分・栄養が不足しやすい
- 株の体力が足りず、実を育てきれない
- 風通しや温度変化によるストレス
キュウリは受粉をしなくても雌花が咲けば結実する「単為結果性(たんいけっかせい)」の植物です。
受粉状態は気にしなくても大丈夫ですが、株が元気でないとうまく実が大きくなりません。
特にプランターは根を張るスペースが足りなくなってしまい、株が体力不足になりがちです。
対策-株を元気にして、実が育つようにする
- 追肥と水やりをこまめに調整(特に雌花の時期)
- 風通しのよい環境を保つ
- 摘心・わき芽整理で栄養分散を防ぐ
株の元気を取り戻してあげるように注意してみましょう!
Q3. 実が細くて曲がってしまうのは病気?

実が育ってきたけど、細くてぐにゃっと曲がってる…もしかして病気?
安心して!実が細かったり曲がるのは病気じゃないよ!
「実が細い」「ぐにゃっと曲がる」のは病気ではなく、主に栽培環境の問題です。
実が大きくまっすぐならない原因
- 水分不足・肥料不足で実が太れない
- 受粉不良で実の発育が不均等に
- 葉に栄養を取られすぎる“つるボケ”状態
キュウリは少しの水不足でも、実に影響が出やすい野菜です。水不足による生育不良を改善してあげましょう。
6月後半に入り、株が大きくなってきたら水やりの回数や量を見直すタイミングです!
実を大きくする対策
- 水やりは朝と夕の2回(暑い日は特に)
- 肥料はリン酸・カリウム中心に(実の肥大を促進)
- 曲がった実は早めに収穫して株の負担軽減

水不足が解消すれば、実が太くなり曲がりにくくなります!
Q4. 子づるの管理ってどうすればいいの?

親づる・子づる・孫づるってややこしくて、どこを切ればいいかわからない…
つるの整理むずかしいよね。でもそのままだと実が付きにくくなっちゃうかも?!
キュウリのつるは放っておくとどんどん増えて暴れやすく、実がつきにくくなります。
つるを放置すると…
- 子づるが多すぎると栄養分が分散し、実が育たない
- 日当たりと風通しが悪化して病害虫リスクが上がる
つるの整理はキュウリ栽培のキモになるところ!実のつき方や育ち方がガラリと変わります。
対策-つるの整理方法
- 親づるは本葉5〜6枚で摘心(成長を止める)
- 勢いのある子づるを2〜3本選んで誘引
- 他の子づる・孫づるは小さいうちにカット
仕立てがきちんとできていれば、実付きも良くなり、収穫もぐんと楽になりますよ。
詳しくは、こちらで解説しています
【参考記事】
【参考動画】
キュウリを長~くたくさん収穫する最強の育て方!親づる摘芯・子づる管理
Q5. プランターで育てると実がつきにくい理由は?
地植えと比べて、プランターだと実のなりが悪いの…
プランター栽培は土や水分量が制限されるから、生育不良も出やすいよね。
でもちょっとした工夫をすれば、大丈夫!
地植えに比べてプランター栽培では土の量は少なく、水分も保持しにくいため収穫量も少なくなりがちです。
でも、原因と対策方法を知っていれば収穫量を上げることもできちゃいます!
プランター栽培で収穫量が減る原因
- 根詰まりで水や栄養がうまく吸収できない
- 水切れが早く、暑い日は午前中だけで乾く
- 土の温度上昇で根が弱る
プランター栽培で収穫量をアップする対策
- 容量15L以上の大型プランターを使う
- 敷き藁やマルチで土の乾燥・温度上昇を防ぐ
- 日中も表面が乾いていないかチェック

敷き藁は土の保湿と、夏場の急激な温度上昇を防ぐという一石二鳥の方法なのでおすすめです!雑草を引き抜いた後の干し草でも効果がありますよ。
Q6. 実践ずみ!おすすめ「プランター冷却法」って?

水やりしてもすぐに土が熱くなって、キュウリが元気なくなるの
もしかして、アスファルトの上に直置きしていない?
気温が35℃以上になる夏場は、アスファルトの表面温度が60℃以上もの高温になります。
そんなアスファルトの上にプランターを直置きしていたら土の温度も高温になってしまいますよね。
問題点
- 高温で根がダメージを受け、吸水力が落ちる
- 乾燥が加速して午後にぐったりする
おすすめの冷却法
- 浅いトレーに水を張ってプランターを置く(気化熱で冷却)
- 朝に水を張り、夕方に自然に蒸発が理想的
- 過湿が気になる場合は、レンガの上にプランターを浮かせる工夫も◎
この小さな工夫だけでも、日中の葉のしおれがかなり軽減されますよ。
実際に使用しているおすすめのトレーはコチラです。

まとめ|6月のキュウリ栽培は「環境調整」がカギ

今回はキュウリ栽培で6月ごろ行き当たる悩み6つにQ&A形式で解説してきました。
Q&Aまとめ
- Q1 花が咲いても実がならないのは?→A1 雌花か体力不足が原因かも
- Q2 花ついても落ちてしまうのは?→A2 生育環境が悪いかも
- Q3 実が曲がったり、太くならないのは?→A3 水・肥料や肥料が不足しているかも
- Q4 つるが伸びたらどうしらいいの?→A4 管理しないと栄養が実に行かなくなるよ
- Q5 プランター栽培だと実が付きにくい→A5 土の状態に気を付けてプランターを大きくするのもいいよ
- Q6 気温が上がってきたら、元気がなくなってきた→A6 プランターの下にトレーを置いてみよう
キュウリは、ほんの少しの環境調整で大きく変わる野菜です。 焦らず観察しながら、小さな工夫を重ねていきましょう。
収穫できたときの「パリッとした食感とみずみずしさ」は、何よりのごほうびになりますよ!
この記事を実践してたくさんのキュウリが収穫できるようになればうれしいです。
この記事を、動画で見たい方はこちら!
タグ:
#キュウリ栽培 #プランター家庭菜園 #実がならない #雌花の育て方 #夏野菜 #初心者向けガーデニング
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