8月の秋冬野菜、何から始めればいい?
8月ってまだ暑いけど、もう秋冬野菜を始めるの?
始められる野菜はあるよ♪ でも、全部を同じ日に植えるわけじゃないんだ。
夏の暑さが本格化する8月。家庭菜園では夏野菜の収穫が一段落し、秋から冬に収穫する野菜の準備を始める時期になります。
ただし、8月に始められる野菜には、種をまくもの、苗を植えるもの、種イモや種球を植えるものがあります。
最初に「何を育てるか」だけでなく、何から始める野菜なのかを確認しておくと、ホームセンターで迷いにくくなりますよ。

まず結論|8月は前半・中旬・後半で準備が変わる
8月に入ったからといって、7品目を一度に植える必要はありません。
- 8月前半:種袋や苗ラベルで適期を確認し、必要な種・苗・資材をそろえる
- 8月中旬:秋キュウリの苗やニンジンの種まきを検討する
- 8月後半~9月:アブラナ科の苗、秋ジャガイモの種イモ、ホーム玉ねぎの種球を植える
地域、品種、その年の天候によって適期は変わります。この記事の時期は目安として、購入した種袋や苗ラベルの栽培時期を優先してください。

8月に始める7品目の早見表
| 野菜 | 何から始める? | 植え付け目安 | 収穫時期の目安 |
|---|---|---|---|
| 秋キュウリ | 苗 | 8月中旬 | 9~11月 |
| ニンジン | 種 | 8月 | 12~翌2月 |
| ブロッコリー | 苗 | 8~9月 | 10~12月 |
| 秋ジャガイモ | 種イモ | 8~9月 | 11~12月 |
| キャベツ | 苗 | 8~9月 | 11~12月 |
| カリフラワー | 苗 | 8~9月 | 11~12月 |
| ホーム玉ねぎ | 種球 | 8~9月 | 11~翌1月 |
それでは、7品目を順番に見ていきましょう。
1.秋キュウリ|8月中旬は苗から始める

1つ目は、秋キュウリです。
- 植え付け:8月中旬ごろ
- 収穫:9~11月ごろ
- 始め方:苗
キュウリは95%以上が水分で、暑い時期にも食べやすい夏野菜の代表です。ビタミンKやカリウムなども含まれています。
植え付けるときは、根鉢より少し大きめの穴を掘り、根鉢を崩さないようにやさしく植え付けます。
プランターでは株間40cmほど、畑では50cm以上を目安にし、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
秋キュウリは成長が早いため、「まだ少し小さいかな?」と思うくらいで早めに収穫すると、株への負担を減らして長く楽しめます。
また、うどんこ病やべと病にも注意が必要です。風通しをよくして、葉の変化を早めに見つけてあげてください。
2.ニンジン|8月は種まき後の乾燥に注意

2つ目は、ニンジンです。
- 種まき:8月ごろ
- 収穫:12~翌2月ごろ
- 始め方:種
ニンジンは中央アジア原産とされ、独特の甘みがあります。ビタミンB群や食物繊維なども含まれる、家庭でもおなじみの根菜です。
涼しい気候を好みますが、小さい苗の時期は比較的高温にも強いため、夏に種をまいて秋から冬に収穫する育て方ができます。
一番大切なのは、発芽するまで土を乾燥させないことです。種まき後に土が乾くと、発芽しにくくなってしまいます。
成長に合わせて、次のように間引きます。
- 本葉1~2枚:葉と葉が重ならないように間引く
- 本葉3~4枚:もう一度、混み合った苗を間引く
- 本葉5~6枚:株間6~12cmほどに整える
2回目と3回目の間引きに合わせて追肥すると、根が太りやすくなります。
収穫は、土から見える肩の直径が4~5cmほどになった頃が目安です。葉が黄色くなってからでは遅いことがあるので、タイミングを逃さないようにしてくださいね。
3.ブロッコリー|初心者は苗から始めると安心

3つ目は、ブロッコリーです。
- 苗の植え付け:8~9月ごろ
- 収穫:10~12月ごろ
- 始め方:苗
ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の野菜で、花やつぼみの部分を食べています。
畑で育てる場合は、株間を40~45cmほど空けて植え付けます。プランターでは、直径30cmほどの鉢に1株が目安です。
日当たりと風通しのよい場所で育て、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。水を頻繁に与えすぎると根腐れを起こすことがあるため、乾燥と過湿の両方に注意しましょう。
追肥は、植え付けから約3週間後と、株の中心に小さな花蕾が見え始めた頃の2回が目安です。
花蕾の直径が10~15cmほどになったら、収穫を検討します。
4.秋ジャガイモ|種イモは芽出しと過湿に注意

4つ目は、秋ジャガイモです。
- 植え付け:8~9月ごろ
- 収穫:11~12月ごろ
- 始め方:種イモ
ジャガイモは南米アンデス山脈の高地が原産とされ、日本には約400年前に伝わったといわれています。ビタミンCやカリウムなどが含まれています。
ただし、芽が出た部分や、光に当たって緑色になった皮にはソラニンなどが含まれることがあります。食べるときは取り除き、緑色が強いものは食べないようにしましょう。
植え付け前に種イモを日光へ当て、夜は室内へ取り込む作業を2週間ほど続けると、芽出しができます。
必ず必要な作業ではありませんが、芽出しをすると発芽がそろいやすく、その後の生育も安定しやすくなります。
畑では深さ10cmほどの溝を掘り、30cm間隔を目安に植えます。種イモは水を与えすぎると腐ることがあるため、植え付け直後の水のやりすぎに注意してください。
プランターは、幅よりも深さ30cm以上の深型を選ぶのがおすすめです。65cmほどの標準的なプランターなら、2株が目安になります。
あとで土寄せができるよう、最初はプランターの半分くらいまで土を入れ、種イモに5cmほど土がかぶるように植えましょう。
5.キャベツ|苗を植えたら害虫対策を早めに

5つ目は、キャベツです。
- 苗の植え付け:8~9月ごろ
- 収穫:11~12月ごろ
- 始め方:苗
キャベツはヨーロッパ原産とされるアブラナ科の野菜です。
春から育てると暑さや害虫の影響を受けやすいため、初心者さんには秋植えもおすすめです。
畑では株間40~45cmほど、プランターでは直径30cmほどの鉢に1株を目安にします。
植え付け後は、アブラムシやアオムシなどの被害を受けやすいため、最初から防虫ネットを設置すると安心です。日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
追肥は、植え付けから2~3週間後と、葉が重なって玉になり始める頃の2回が目安です。追肥をしながら、外葉もしっかり育てることが大きなキャベツにつながります。
6.カリフラワー|苗からならプランターでも育てられる

6つ目は、カリフラワーです。
- 苗の植え付け:8~9月ごろ
- 収穫:11~12月ごろ
- 始め方:苗
カリフラワーはブロッコリーと同じアブラナ科の野菜です。よく似ていますが、ブロッコリーは頂花蕾を収穫したあとに側花蕾も楽しめる品種があるのに対し、カリフラワーは中心の花蕾を収穫すると栽培が終わります。
苗から挑戦すれば、プランターでも育てられるため、家庭菜園初心者さんにもおすすめです。
カリフラワーは連作を嫌うため、同じ場所で育てる場合は2~3年ほど空けましょう。
白い花蕾は日光に当たり続けると黄色っぽくなることがあります。花蕾を真っ白に育てたい場合は、外葉を花蕾へかぶせるように束ね、直射日光から守ります。
花蕾の直径が15~20cmほどになった頃が、収穫の目安です。収穫が遅れると花蕾が広がり、食感が落ちることがあるため注意してくださいね。
7.ホーム玉ねぎ|8月下旬は種球から始める

7つ目は、ホーム玉ねぎです。
- 植え付け:8~9月ごろ
- 収穫:11~翌1月ごろ
- 始め方:種球
玉ねぎ栽培はハードルが高そうに見えますが、ホーム玉ねぎはプランターでも始めやすい育て方です。
ホーム玉ねぎは、玉ねぎの赤ちゃんのような形をした小さな種球を夏に植えて育てます。「オニオンセット」という名前で販売されていることもあります。
ホームセンターや園芸店では、8月上旬から中旬ごろになると、ホーム玉ねぎやオニオンセットの種球が並び始めます。
植え付けは8月下旬ごろが一つの目安です。順調に育つと、早ければ11月中旬ごろから、やわらかく甘みのある新玉ねぎを楽しめます。
植え付けから収穫までが比較的短く、ベランダや玄関先など限られたスペースでも栽培できるのが魅力です。
迷ったら「育てたい野菜」より「始め方」で選ぼう
どれを育てるか迷ったときは、用意できる材料から選ぶ方法もあります。
- 種から育てたい:ニンジン
- 苗から手軽に始めたい:秋キュウリ、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー
- 種イモから育てたい:秋ジャガイモ
- 種球から育てたい:ホーム玉ねぎ
すでに夏野菜を育てていて場所が空いていない場合は、無理に片付けず、秋冬野菜の適期から逆算して切り替えてください。
動画で7品目の始め方を見る
この記事で紹介した8月の秋冬野菜7品目は、動画でも分かりやすく解説しています。
苗・種・種イモ・種球の違いと、8月前半・中旬・後半の流れを実物を見ながら確認できます。
まとめ|8月は無理をせず、順番に秋冬野菜を始めよう
今回は、8月から始められる秋冬野菜7品目をご紹介しました。
大切なのは、8月になったからといって全部を一度に植えることではありません。
- 種・苗・種イモ・種球のどれから始めるか確認する
- 種袋や苗ラベルで、自分の地域と品種の適期を見る
- 8月前半・中旬・後半から9月へ、無理なく順番に準備する
8月はまだまだ暑さが続きます。無理をせず、楽しみながら、これからも一緒に家庭菜園を楽しんでいきましょうね。
全部を一度に植えなくて大丈夫♪ 種袋や苗ラベルを見ながら、今できるものから始めよう!
























