ほうれん草の葉が増えてくると、収穫が楽しみになりますね。
その一方で、「そろそろ肥料も必要?」「肥料入りの土を使ったけれど、また足すのかな?」と迷うことはありませんか。
追肥は、育っている途中で肥料を足すお世話です。種まき前に入れておく肥料は「元肥」といいます。
ほうれん草は、元肥で足りる育て方もあります。まず今の株を見て、必要なら量を用意し、葉ではなく土へパラパラ。今回は、秋に育てるほうれん草を中心に、その判断と作業の目安を写真・図で紹介します。
- 本葉3〜4枚ごろを目安に、使った土と今の育ちを確認。
- 追肥するなら、畑とプランターに合う量を用意する。
- 肥料は列と列の間の土へ散らし、表面に軽くなじませる。
ほうれん草の追肥は、使った土と今の育ちで決めよう
間引きが終わったよ。肥料も一緒にあげるのかな?
毎回セットにしなくても大丈夫♪ 最初に入れた肥料と、今の葉の育ちを見てみようね。
本葉3〜4枚ごろが、追肥を考える目安
ほうれん草の追肥は、本葉が3〜4枚に育ったころを一つの目安にします。間引きで混み合いを整え、株の間に作業する場所ができるころです。

最初に開く細長い2枚の葉が「双葉」。その後、中心から出てくる幅のある葉が「本葉」です。最初の双葉は、本葉の枚数には数えません。

すでに間引きの時期になっている株を、追肥の日まで混んだまま待たせる必要はありません。残す苗に迷ったら、ほうれん草の間引きと苗の選び方も参考にしてくださいね。
ほうれん草の間引き|タイミング・株間と残す苗の選び方肥料入りの土で元気なら、急いで足さなくて大丈夫
肥料入りの土で、葉が元気に増えているなら、追加を急がなくて大丈夫です。まずは培養土の袋にある「肥料が効く期間」「追肥の目安」を見てみましょう。
畑で元肥を入れた方も同じです。種まき前や間引きのときに何を入れたか、思い出してみてください。
元肥が効く期間を過ぎ、葉の増え方が鈍くなってきたなら、追肥を考える場面です。ただし、土がずっとぬれているなど、肥料以外の原因が見えるときは、そちらを先に整えます。

葉の色が薄いだけで「肥料不足だ」と決めず、土の乾き具合も確認しましょう。株元から倒れる・枯れる場合は、肥料を増やす前に発芽後に枯れる原因と対策を見てみてください。
ほうれん草が発芽後に枯れる原因は?水やり・間引き・立枯れを見分ける5つのポイント【初心者・プランター】肥料の量はどのくらい?畑とプランターの目安
畑では1㎡に約50g、ひと握りほど
元肥を入れた畑で、普通化成肥料(袋に「8-8-8」と書かれたもの)を使う場合は、1m×1mの畑全体に約50g(ひと握りほど)を用意しましょう。
用意した分を、ほうれん草の列と列の間の土へ、少しずつ散らします。株元の1か所へまとめて置かず、広く分けてまきましょう。
このひと握りを、1m四方の畑に分けてまくんだね!
そうだよ♪ ひと握りの重さは手や肥料によって違うから、最初に一度50gを量ってみよう。次からの目安になるよ。
プランターは、土14Lを使う例で約10g
プランターでは、培養土14Lを使う長方形の容器なら、全体で化成肥料約10gが目安の一例です。2列で育てているなら、用意した10gを列の間の土へ少しずつ散らします。
| 育てている場所 | 1回に用意する量の例 |
|---|---|
| 畑1㎡・普通化成8-8-8 | 約50g、ひと握りほど |
| 培養土14Lのプランター | 化成肥料約10g |

お持ちの肥料に追肥量の指定があれば、そちらに合わせましょう。袋では「葉もの野菜」「追肥」、容器栽培なら「鉢・プランター」の欄を探すと分かりやすいですよ。
10gも、最初に一度量って、いつも使う小さな容器に分けてみましょう。
肥料をまく場所と、やさしい与え方
列と列の間の、土が見えているところへ
肥料をまくのは、ほうれん草の葉の上ではありません。2列で育てているなら、列と列の間の、裸の土が見えるところへ散らします。

先に用意した量を、少しずつ広くまいていきましょう。袋から直接どさっと出すより、小さな容器から分けて使う方が調整しやすくなります。
葉に粒が載ったら、そっと払い落としてくださいね。中心の新芽にもためないようにします。
表面の土となじませれば、作業はおしまい
肥料を散らしたら、小さなスコップなどで表面の土と軽く混ぜます。根があるので、畑を耕すように深く掘る必要はありません。
- 用意した肥料を、列の間へ少しずつ散らす。
- 表面の土となじませる。
- 株がぐらついていれば、根元へ土を少し寄せる。
土を寄せるときも、中心の新しい葉は出しておきます。大きな土の山をつくるのではなく、株をそっと支えるくらいで十分です。
肥料は葉ではなく土へ。浅く、やさしくなじませましょう。
追肥の後はどうする?水やりと追加の目安
プランターは、土が乾いていたら水やり
プランターの土の表面が乾いていたら、ジョウロでやさしく水を与えます。水やりをするときは、鉢底から流れ出る程度までが基本です。

まだ湿っているなら、追肥したからと水を重ねなくて大丈夫。畑でも、雨の後などで土が湿っていれば、無理に水を足しません。

次の追肥は、前にあげた肥料と育ちを見て
肥料をあげても、すぐに葉が大きくなるわけではありません。「まだ変わらないな」と、続けて足さずに育ちを見守りましょう。
栽培期間が長くなる場合など、追加が必要になることもあります。前に与えた日と、肥料の袋にある次の追肥の間隔を確かめ、葉の増え方も見て判断します。毎回の間引きに合わせて、必ず追加する必要はありません。
粒の肥料をまいたけど、液体肥料も使った方がいい?
両方使わなくても大丈夫だよ。液肥は、粒の肥料の代わりに使う方法もあるんだ。使うときは薄め方と間隔を守ろうね。
まとめ|必要な分を、土へやさしくまきましょう
ほうれん草の追肥で大切なのは、日数だけで決めず、使った土と今の育ちを見ることです。
- 本葉3〜4枚ごろを目安に、追肥が必要か確認する。
- 必要なら、畑・プランターそれぞれに合う量を用意する。
- 葉にかけず、列の間の土へ散らして軽くなじませる。

まずは、育てているほうれん草の葉と土を見に行ってみてくださいね。元気に育っているなら待つことも、立派なお世話です。
種まきから収穫までのお世話を見返したい方は、ほうれん草の育て方へ。
初心者でもできる!甘くて大きいほうれん草の育て方と失敗しないコツ【家庭菜園・プランター】参考資料
- サカタのタネ:ホウレンソウの育て方(畑の追肥時期・量・場所)
- カゴメ:プランターでほうれん草を育てる(培養土14Lを使う追肥の例)
- タキイ種苗:ホウレンソウ栽培マニュアル(元肥を基本にする育て方・生育環境)
ほうれん草の育ちに合わせて、必要な分だけ手をかけていきましょう♪
























