11月になると、「もう植えられる野菜は少ないのかな?」「今から始めても、寒さで枯れてしまわない?」と迷いますよね。
でも、11月の涼しさを好む野菜を選べば、プランターでも家庭菜園を始められます。夏より害虫の動きが落ち着くため、野菜選びと植え付け時期を間違えなければ、初心者さんにも取り組みやすい季節です。
この記事では、動画で紹介した11月に植えられるおすすめ秋冬野菜9選を、種から始めるか苗から始めるか、プランターで育てやすいか、最初に何をすればよいかまで順番に紹介します。
11月からでも間に合うなら、どの野菜を選べば失敗しにくいの?
早く収穫したいなら葉物やラディッシュ、春の収穫を楽しみたいならサヤエンドウやソラマメがおすすめだよ。育てる場所と待てる期間で選ぼう♪

- 春までじっくり育てる:サヤエンドウ、ソラマメ、玉ねぎ
- 早めに収穫を楽しむ:水菜、ルッコラ、ラディッシュ、ミニチンゲン菜
- 寒さでおいしく育てる:ホウレン草
- プランターで丸い根を楽しむ:小カブ
11月の家庭菜園は「収穫までの長さ」で選ぶと分かりやすい
9種類の中から選ぶ時は、名前だけで比べるより、いつ頃食べたいか、種と苗のどちらから始めたいかを先に決めると迷いません。
| 野菜 | 始め方 | プランター | 最初のポイント |
|---|---|---|---|
| サヤエンドウ | 種・苗 | ○ | 小さな苗で冬越し |
| ソラマメ | 種・苗 | ○ | 早まきし過ぎない |
| 水菜 | 種 | ◎ | 発芽まで乾かさない |
| ルッコラ | 種 | ◎ | 水切れを防ぐ |
| ホウレン草 | 種 | ◎ | 酸性土を整える |
| 小カブ | 種 | ◎ | 石や土の塊を除く |
| ラディッシュ | 種 | ◎ | 早めに間引く |
| ミニチンゲン菜 | 種 | ◎ | 防虫ネットを早めに |
| 玉ねぎ | 苗 | ○ | 地域に合う品種と適期 |
種まき・植え付けの時期は地域と品種で変わります。11月という月だけで決めず、種袋や苗ラベルの地域別栽培カレンダーを必ず確認してください。
1.サヤエンドウ|小さな苗で冬を越して春に収穫
サヤエンドウは、秋に種をまいて小さな苗で冬を越し、春にぐんぐん伸びて収穫を迎えます。若いさやを食べる絹さや、豆がふくらんださやを食べるスナップエンドウなど、食べ方に合う品種を選びましょう。
種から始めるなら、1か所へ3粒ほど、深さ約1cmにまきます。発芽した苗をすべて抜いて1本にせず、3本ほどを一緒に育てるのが動画の育て方です。

苗を買う時は、草丈7~8cmほどで茎が太く、葉が濃い緑色のものが目安。ひょろひょろと伸びた苗は避けます。寒さが厳しい12月下旬~2月ごろは、不織布や株元のわらで寒風を和らげましょう。
種まきから冬越し、春の収穫までを詳しく確認したい方はこちらが分かりやすいです。
サヤエンドウ(絹さや)の育て方!初心者でもプランターでたくさん収穫する種まきと冬越しのコツ2.ソラマメ|早まきし過ぎず、春に元気な枝を残す
ソラマメは、さやが空へ向かって付くことから名前が付いたといわれる豆類です。種まきは10月中旬~11月上旬ごろが一つの目安。暖かいうちに大きくし過ぎると寒さの影響を受けやすくなるため、冬の前に育て過ぎないことが大切です。
春に枝が増えたら、勢いのよい枝を畑で6~8本、プランターで4~5本ほど残して整理します。草丈60cmほどになった頃に先端を摘むと、花やさやへ栄養を送りやすくなります。

3.水菜|日当たりが少ない場所でも育てやすい
水菜は、寒さに比較的強く、プランターでも始めやすい葉物野菜です。発芽するまでは土の表面を乾かさず、芽が出た後は土の乾き方を見て水やりします。雨が定期的に当たる畑では、毎日水を与える必要はありません。
丈夫な野菜ですがアブラナ科なので、秋でも害虫が付くことがあります。種をまいたら早めに防虫ネットを掛けておくと安心です。

育った水菜をいつ、どこから切るか迷った時はこちらで収穫方法を確認できます。
水菜の収穫時期はこれ!初心者でも簡単に収穫できる方法|プランターでも失敗しないコツ4.ルッコラ|早く育ち、若い葉から楽しめる
ルッコラは、ごまのような香りとほどよい辛味を楽しめる葉物野菜です。若い葉はベビーリーフとして収穫でき、生育も早いため、11月から小さく始めたい初心者さんに向いています。
1か所へ3~4粒を深さ約1cmにまき、発芽までは乾かさないようにします。本葉4~5枚になったら株間5~6cmほどへ間引きましょう。水切れすると葉が硬くなり、苦味が強くなりやすいため、プランターの表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

5.ホウレン草|寒さに当たるほど甘みを楽しめる
ホウレン草は寒さに強く、涼しい季節に育てやすい野菜です。寒さに当たると甘みが増しやすく、秋冬なら害虫の心配も比較的少なくなります。
一方で酸性の土を苦手とします。畑では種まきの約2週間前までに苦土石灰を入れ、約1週間前に元肥を混ぜて準備します。プランターなら、野菜用培養土を使うと土づくりが簡単です。
種は1~2cm間隔でまき、本葉3~4枚の頃に株間5cmほどへ間引きます。草丈25~30cmほどになったら収穫の目安です。

6.小カブ|深さ20cm以上のプランターで丸く育てる
カブは涼しい気候を好むアブラナ科野菜です。特に小カブは栽培期間が短く、大きな畑がなくてもプランターで楽しめます。
丸い根を育てるため、土の中の石や大きな塊を取り除きます。深さ約1cmの溝へ1cm間隔で種をまき、本葉5~6枚の頃に最終株間10~12cmほどへ間引きましょう。
小カブは直径5cmほどになったら収穫の目安です。長く置き過ぎると割れたり、内部に「す」が入ったりするため、食べ頃を逃さないようにします。

種まきから間引き、収穫までを一つずつ確認したい方はこちらへ進んでください。
プランターでもよく育つカブの育て方!初心者でも失敗しない種まきから収穫までのコツ7.ラディッシュ|短い期間で収穫を楽しめる
ラディッシュは「二十日大根」とも呼ばれ、赤や白、丸形や細長い形など、色や形の違いも楽しめる野菜です。小さな容器でも育てやすく、早めに収穫を味わいたい方に向いています。
大きく育てるコツは間引きです。双葉が完全に開いた頃に生育の弱い苗を抜き、本葉3~4枚の頃に株間4~5cmほどへ整えます。小さな苗は、ピンセットを使うと残す株を傷めにくくなります。

8.ミニチンゲン菜|小さく育てて早めに収穫
チンゲン菜は15~20℃ほどの涼しい気温を好み、秋は春より害虫の被害を抑えやすい野菜です。中でもミニ品種は栽培期間が短く、プランターでも収穫しやすくなります。
深さ約1cmの溝へ1cm間隔で種をまき、本葉5~6枚の頃に株間15cmほどへ間引きます。アブラナ科のため、種まき直後から防虫ネットを掛けておくと安心です。
草丈15~20cmほどになり、株元がふくらんできたら収穫します。大きくし過ぎる前に採ると、柔らかな食感を楽しめます。

9.玉ねぎ|地域に合う苗を適期に植える
玉ねぎは、苗を選んで植え付ければ、初心者さんも長い生育を楽しめます。ただし、失敗を減らすには、地域に合う早生・中生・晩生などの品種と、植え付け時期を合わせることが大切です。
太過ぎる苗や、暖かい時期に早く植えて大きくなり過ぎた苗は、春にとう立ちすることがあります。反対に細過ぎる苗は、冬に弱りやすくなります。苗ラベルの地域と植え付け適期を見て、元気な苗を選びましょう。

苗の葉を切って植え付けを楽にする方法は、こちらで手順を詳しく確認できます。
えっ!切っちゃうの?玉ねぎ苗は葉を切ると植え付けが超楽チン♪初心者でも失敗しない植え方11月の家庭菜園を成功させる3つのコツ
背の低い野菜を日当たりのよい側へ置く
11月は夏より太陽が低くなり、背の高い野菜の影が長く伸びます。背の低い水菜、ルッコラ、ラディッシュなどを日当たりのよい側へ置き、豆類や支柱の影に入らないようにします。

発芽までは乾かさず、その後は土を見て水やり
種をまいた直後は、発芽するまで土の表面を乾かさないことが大切です。芽が出た後は「毎日」と決めず、土の表面が乾いたか、雨が当たったかを見て水やりします。
寒風と強い霜へ備える
寒さに強い野菜でも、発芽直後の小さな苗や植え付けたばかりの苗は寒風で弱ることがあります。必要に応じて不織布のトンネル、株元のわら、マルチなどを使いましょう。

11月は「もう遅い」ではなく、寒さに強い野菜を選ぶ季節です。早く食べたいなら葉物、春まで育てたいなら豆類や玉ねぎ。まず一つ選び、種袋や苗ラベルの地域別カレンダーを確認して始めてみてくださいね♪
まとめ|11月もプランターで秋冬野菜を育てられる
- 11月は、寒さに強い野菜を選べば家庭菜園を始められる
- 早く収穫したい方は、水菜・ルッコラ・ラディッシュ・ミニチンゲン菜
- 春までじっくり育てたい方は、サヤエンドウ・ソラマメ・玉ねぎ
- 小カブとホウレン草は、プランターでも育てやすい
- 地域と品種で時期が変わるため、種袋・苗ラベルを確認する
- 日当たり、水やり、防寒を野菜の育ち方に合わせる
気になる野菜が見つかったら、まずは一つから始めてみましょう。育つ速さの違う野菜を組み合わせると、冬から春まで長く家庭菜園を楽しめます。
種まきや間引きの様子は、動画でも9種類を一緒に確認できます。
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