育てているキャベツの葉が黄色くなると、「このまま枯れるの?」「肥料を足せば元気になる?」と心配になりますよね。せっかく育ってきた株なら、できるだけ元気に育てて、おいしい玉を収穫したいところです。
黄色い葉を見つけても、すぐに肥料や水を増やさなくて大丈夫。まずは下の古い葉だけなのか、ほかの葉にも広がっているのかを見てみましょう。土の状態や最近のお世話も一緒に確認すると、次に何をすればよいかを考えやすくなります。
キャベツの葉が黄色くなってきたよ。この葉は切った方がいいのかな?
葉を取る前に、株全体を一度見てみましょう。この記事では、黄ばむ場所の見方、水やりと肥料の確認、病気を疑う変化、葉を残すかどうかまで、順番に解説します。
まず、キャベツのどの葉が黄色いか見てみよう
キャベツは、中心から新しい葉を広げながら育ちます。外側の葉ほど古く、下の方にある葉は、上の葉の陰になったり土に触れたりします。そのため、古い下葉の黄ばみと、株全体の不調は分けて考えます。
下の古い葉だけ?中心の葉も変わっている?
最初に、黄色い葉から少し目を離して、株を上から見てください。中心にある若い葉の色と張り、それから外側へ広がる葉を見比べます。無理に結球部分を開く必要はありません。
下の古い葉が少しずつ黄ばむ一方、中心の葉が元気に育ち、ほかの葉へ変化が広がっていなければ、古い葉の衰えという可能性もあります。黄色い葉があるという理由だけで、肥料を追加する必要はありません。

ただし、下葉だけだから安心、と枚数や場所だけで決めないことも大切です。黄色い葉が増える、中心の葉の育ちが止まる、株全体がしおれる時は、土や葉の表裏まで確認しましょう。
- 黄色い部分が日ごとに広がっていないか
- 葉の縁に茶色い部分や黒っぽい葉脈がないか
- 株元が柔らかく腐ったり、強い臭いがしたりしないか
腐れや急な広がりがある時は、水や肥料の調整だけで待たず、後半の病気の項目を確認してください。黄色という色だけで原因を一つに決めるのは難しいため、変化の仕方も一緒に見ます。
水やりは増やす?止める?まず土を触って確認
葉に元気がないと、水を足したくなります。でも、土が乾いている時と、ずっと湿っている時では対処が違います。根が水を吸えずに弱っている場合もあるので、葉だけで判断しないようにしましょう。
土の中も乾いている時は、株元へゆっくり水を与える
プランターの表面が乾いて見えたら、株元から少し離れた場所の土を、指で浅く確かめます。根を探して掘り返す必要はありません。中まで乾いているか、まだしっとりしているかを見ましょう。

中も乾いているなら、株元の土へゆっくり水を与えます。プランターは鉢底から流れるまで与え、水が抜けることも確認してください。乾ききった土では水が脇を通り抜けることがあるので、一度に流し込まず、少し間を置いて全体へ染み込ませます。

水を与えた後は、葉の張りや新しい葉の育ちを見ます。黄色い葉がすぐ緑に戻るかだけで判断しません。葉色が変わらないからと、続けて何度も水を足すことは避けましょう。
土が湿っている時は、追加の水より排水を確認
土がしっかり湿っているのにしおれる、雨の後も水がたまる、受け皿に水を残している。こうした時は、根が過湿の影響を受けている可能性があります。
追加の水やりはいったん待ち、受け皿の水を捨て、鉢底の穴がふさがっていないか確認します。地植えでは、畝の周りに水がたまっていないかを見て、根を傷めない範囲で水の逃げ道を確保します。
黄色い葉を見つけたら、まず土を触ってみよう。乾いている時と湿っている時で、お世話の仕方が変わるよ!
土の乾き方は季節や株の大きさでも変わります。「何日に1回」と決めずに水やりを判断したい方は、こちらでプランター・地植え・冬の違いを確認できます。
キャベツの水やりはこれ!初心者でもプランターで大きな玉を育てるコツ|頻度と冬の管理肥料不足かも?足す前に前回の追肥を確認しよう
下葉から色が薄くなり、株全体の育ちも鈍い時は、肥料切れも候補になります。キャベツは大きな外葉を育て、その葉で作った養分を使って玉を育てるため、成長途中の肥料切れには気を付けたいところです。
ただし、葉の色が薄いだけでは、肥料不足とは決められません。土が過湿で根が弱っている時などは、土に肥料があっても十分に利用できないことがあります。

まず、植え付け時に肥料を入れたか、その後いつ何をどのくらい与えたかを振り返ってください。肥料入り培養土や長く効く肥料を使っていれば、まだ肥料が残っている場合もあります。
土の乾湿に大きな問題がなく、追肥をしていない・予定の時期を過ぎている場合は、使う肥料の表示とキャベツの生育段階に合わせて追肥を考えます。弱った株だから多めに、という与え方はしません。
反対に、追肥した直後から調子を崩した時は、肥料を重ねず、使った量と株元へ集中していないかを確認しましょう。葉脈だけ緑に残るなど特徴的な黄ばみも、色だけを見て複数の肥料を次々に足さず、写真を残して相談すると安心です。
追肥する時期や、根を傷めにくい与える場所に迷ったら、こちらで具体的な方法を確認してください。
キャベツの追肥時期と方法|結球前に確認したい肥料の量と与える場所水やりや追肥は、その時だけでなく育ち方と合わせて見たいお世話です。野菜の様子を見ながら基本を手元で確かめたい方には、ポコずの家庭菜園の本も役立ちます。
葉の縁から広がる黄ばみや腐れは、病気のサインも確認
水と肥料を見直すだけでは対応できない黄ばみもあります。黄色い範囲の形、葉脈の色、葉裏の様子、株元の傷みを見てください。
葉の縁からV字形に黄褐色になる場合
葉の端から内側へ、くさびのようなV字形の黄褐色の部分が広がり、葉脈も暗く変色している時は、黒腐病などの病気を疑う手掛かりになります。これは葉全体が均一に薄くなる状態とは違います。
一つの見た目だけで病名を確定せず、葉の表と裏、株全体を撮って記録してください。症状のある葉を何株も続けて触ったり、泥の付いた道具をほかの株へ使ったりしないようにします。
葉裏や株元も、無理に傷つけずに見る
葉の表だけでは見えない虫や傷みもあります。葉をそっと持ち上げ、裏側に虫や卵、汚れと違う付着物がないか見てみましょう。株元が水っぽく腐っていたり、強い腐敗臭がしたりする場合も、肥料を足して様子を見る状態ではありません。

病気が疑わしい時は、症状の写真と「いつから」「雨や水やりの後か」「ほかの株にもあるか」をまとめ、地域の園芸店や農業相談窓口で確認してください。病気によって対処が違うので、黄ばみに効きそうという理由だけで薬剤を選ばないことが大切です。
虫食いの穴やフンが見つかった時は、葉の黄ばみとは別に、食害の広がりも確認します。虫を探す場所や食べられる部分の判断は、こちらの記事で詳しく説明しています。
キャベツの虫食いは食べられる?被害を広げない見分け方と対策黄色い葉は取る?緑の外葉はできるだけ残そう
黄色い葉が気になって、外側から次々に取ってしまいたくなるかもしれません。しかし、キャベツの外葉には、光を受けて玉を育てるための養分を作る役割があります。

少し黄ばんだだけで、緑が残る元気な外葉まで一緒に取り除かないようにしましょう。見た目を整えるための葉かきは必要ありません。
完全に枯れて地面に落ちた葉は、株元にためず片付けます。腐れや病気が疑われる葉は、むやみにちぎって傷を増やさず、病気に応じた処置を確認してください。切り取った傷んだ葉を、ほかの鉢や畑へ置き直すことも避けます。
「外葉はあるのに玉にならない」という時は、黄色い葉だけでなく、植え付け時期や外葉の育ち方も見直す必要があります。結球しない時の確認は、こちらへ進んでください。
キャベツが巻かない原因は?結球しない時に確認したい育て方のポイントお世話を見直した後は、新しい葉と広がり方を確認
一度黄色く傷んだ葉が、必ず元の緑へ戻るとは限りません。改善したかを見る時は、黄色い葉一枚だけを見続けるより、中心の葉の育ち、葉の張り、黄ばみがほかへ広がっていないかを確認しましょう。
最初の状態を写真で残すと、「昨日と同じなのか、悪くなっているのか」を比べやすくなります。短い間に水・肥料・置き場所を全部変えるより、確認した原因に合わせて見直すと、変化も分かりやすくなります。
ただし、腐れや急なしおれ、黄ばみの急速な拡大があれば、記録だけで待たず相談してください。
- 下の古い葉と中心の葉を見比べる
- 土が乾いているか、湿り続けていないか触って確認する
- 肥料を追加する前に、前回の追肥を振り返る
- 葉の縁・葉裏・株元に傷みや広がる変化がないか見る
まとめ|黄色い葉だけで決めず、株と土を見て対処しよう
キャベツの葉が黄色い時は、古い葉の衰え、水分の過不足、肥料や根の状態、病害虫など、いくつかの可能性があります。同じ黄色でも、必要なお世話が同じとは限りません。
まずは葉の位置と土を確認し、元気な外葉を守りながら、今の株に合う対処を選びましょう。栽培全体を見直したい方は、種まきから収穫までをつなげた総合記事も役立ちます。
キャベツの育て方!初心者でもプランターで大きな玉を収穫するコツ♪種まき・植え付けから収穫まで黄色い葉を見つけたら、まずは中心の葉と土を見てみましょう。肥料や水を足す前に状態を確かめることが、大切なキャベツを育て続ける一歩になりますよ♪

























