「初めてイチゴを育てるけれど、苗はどう選べばいいの?」
「クラウンを埋めると枯れるって聞いたけど、どこまで植えればいいんだろう……」
イチゴは、庭がなくてもプランターで育てられます。ただし、苗の選び方や植える深さを間違えると、春になっても思うように育たないことがあります。
今回は、ポコずが実際に植え付けた様子と一緒に、良い苗の選び方から植え付け後の水やりまで、初心者さんにも分かりやすく紹介します。
苗を買って植えれば、春に大きなイチゴが採れるの?
まずは元気な苗を選んで、クラウンを埋めずに植えるのが大事だよ!
- 秋に苗を植え、冬が来る前に根付かせる
- 葉が元気で、株元のクラウンが太い苗を選ぶ
- クラウンを土へ埋めず、株間を20~25cmほど空ける
- 植え付け直後はたっぷり、その後は土が乾いてから水やりする
難しい作業はありません。一つずつ、苗を見ながら進めていきましょう。

イチゴは秋に植えると、春の収穫を目指しやすい
一般的な一季なりイチゴは、秋に苗を植え、冬を越して翌春に花と実を楽しみます。
秋に植えるのは、寒くなる前に根を張らせ、冬の寒さを経験しながら春の生育へつなげるためです。
「苗がお店に並んだから、すぐ植えなければ」と焦らなくても大丈夫。まだ暑さが残っている時は、地域の気温や苗の状態も確認しましょう。
9月に苗を見つけて「もう植えていい?」と迷った時は、地域別の植えどきをこちらで確認できます。
イチゴ苗の植え付けはいつ?9月はまだ早い?枯らさない5つのコツ【初心者・プランター】失敗しにくいイチゴ苗の選び方
イチゴの苗は、どれも同じように見えますよね。でも、最初に元気な苗を選ぶと、その後のお世話が楽になります。

苗を選ぶ時は、次の3か所を見てみましょう。
- 3枚の小さな葉がそろい、葉色がよい
- 黒い斑点やひどい傷みがない
- 株元のクラウンが太く、ぐらついていない

葉が大きい苗だけを選ぶのではなく、葉の付け根にあるクラウンがしっかりしているかも確認してください。
葉の大きさより、葉色・傷み・株元の太さを見て選びましょう。
プランターと土を準備しよう
イチゴをプランターで育てる時は、次のものを用意します。
- イチゴの苗
- 深さ20cmほど以上のプランター
- 野菜用培養土、またはイチゴ用の土
- 必要に応じて鉢底ネット・鉢底石
- ジョウロ
鉢底石が必要かどうかは、プランターの形や商品説明によって変わります。使う場合は、ネット入りの軽い鉢底石にすると、次に土を替える時も分けやすくなります。
初心者さんは、元肥入りの培養土を使うと簡単です。すでに肥料が入っている土なら、植え付け時に別の肥料をたくさん加える必要はありません。
土は数回に分けて入れる
培養土は一度に全部入れず、数回に分けて入れます。そのたびにプランターを軽くトントンすると、大きな隙間ができにくくなります。

土は、鉢の縁いっぱいまで入れません。縁から3~5cmほど空け、ウォータースペースを作ります。

ここが空いていると、水やりの時に水がすぐ外へあふれず、土全体へゆっくりしみ込みます。
イチゴ苗の植え付け方|失敗しない3つのコツ
プランターの準備ができたら、苗を植えていきます。
1.株間は20~25cmほど空ける
苗同士の間は、20~25cmほどを目安にします。

苗を多く詰めるより、葉が育った時に重なりすぎないよう、間を空ける方が管理しやすくなります。プランターの大きさに合わせ、株数よりも株間を優先してください。
2.クラウンを土へ埋めない
イチゴの植え付けで、特に大切なのが深さです。
葉の付け根にある、少し膨らんだ部分を「クラウン」といいます。ここから新しい葉や花芽が伸びるため、土へ埋めないようにします。

ポットから苗を外したら、根鉢を崩しすぎず、ポットの土とプランターの土がだいたい同じ高さになるように植えましょう。
「深く植えた方が倒れにくそう」と思っても、クラウンには土をかぶせないでくださいね。
3.ランナーの跡を奥側へ向ける
苗の株元を見ると、親株とつながっていたランナーの切り跡が残っていることがあります。
イチゴは、その反対側へ花や実が出やすいため、ランナーの跡をプランターの奥へ向けると、実が手前へ垂れやすくなります。

実が手前にあると、収穫しやすく、傷みや虫も見つけやすくなります。
ただし、わき芽が増えると別の方向へ実がなることもあります。向きは絶対の決まりではなく、最初の実を管理しやすくするひと工夫と考えてください。
植え付け後は、鉢底から流れるまで水やり
苗を植えたら、プランターの底から水が流れるまで、全体へゆっくり水を与えます。

これは、苗の根鉢と新しい土をなじませるための水です。表面だけを濡らして終わらず、鉢底から水が出たか確認しましょう。
その後は、毎日や2日に1回と決めず、土の表面を見て判断します。

表面が乾いてきたらたっぷり与え、まだ湿っている時は待ちます。水のやりすぎで土がいつも湿っていると、根腐れの原因になります。
日当たりのよい場所で育てよう
植え付けたプランターは、できるだけ日当たりのよい場所へ置きます。動画では、1日6時間ほど日が当たる場所を目安にしています。
ベランダでは、建物の陰だけでなく、室外機の風が直接当たらないかも確認してください。強い風で土や葉が乾きやすくなるためです。
肥料は「多いほど大きくなる」わけではない
元肥入りの培養土を使った場合は、植え付け直後の追加肥料を急がなくても大丈夫です。
動画では、使った肥料の例として1株約10g、植え付け約1か月後、2~3月頃、3~4月頃を目安にしています。ただし、肥料の成分や効き方、培養土に入っている元肥によって適量と回数は変わります。
- 培養土に元肥が入っているか確認する
- 使う肥料の袋に書かれた量・時期を見る
- 冬の休眠中は、肥料を足しすぎない
早く大きくしたくても、肥料を多くすると葉ばかり茂ったり、根を傷めたりすることがあります。まずは商品表示を基準にしてください。
冬に葉が小さくなっても、すぐ失敗ではない
秋に植えたイチゴは、寒くなると地面へ張り付くように葉を広げ、成長がゆっくりになります。
春まで大きくならないからと、肥料や水を増やしすぎないようにしましょう。冬は土が乾くまでの時間も長くなります。
冬に葉が赤くなったり、枯れたように見えたりして不安な時は、冬越し中のお世話をこちらで確認できます。
【イチゴ栽培】冬に枯らさない!収穫量を増やす冬越し管理のコツ|初心者・プランター栽培向けまとめ|クラウンを埋めず、土の乾きを見て育てよう
イチゴをプランターへ植える時は、次の5つを確認します。
- 秋に苗を植え、冬前に根付かせる
- 葉が元気で、クラウンが太い苗を選ぶ
- 株間を20~25cmほど空ける
- クラウンを土へ埋めず、ランナーの跡を奥へ向ける
- 植え付け直後はたっぷり、その後は土が乾いたら水やりする
全部を一度に覚えなくても大丈夫です。まずは苗の株元を見て、クラウンが土の上へ出ているか確認してみてくださいね。
苗選び、クラウンの位置、植え付け後の水やりは、動画で手元を見ながら確認できます。
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