オルトラン粒剤って、とりあえず株元へパラパラまけばいいのかな?
実は、同じ秋冬野菜でも使う場所やタイミングが違うんだよ。野菜ごとに確認していこう♪
白菜やキャベツ、ブロッコリー、大根などの秋冬野菜は、まだ株が小さいうちに虫の被害を受けると、その後の生育にも影響が出やすくなります。
そこで、家庭菜園でよく使われているのが、赤い袋の家庭園芸用GFオルトラン粒剤です。
土へまくだけなので簡単に見えますが、全部の野菜へ同じように使うわけではありません。
- 白菜・キャベツは、苗を植える前の植え穴
- ブロッコリーは、苗を植えた後の株元
- 大根は、種をまく前の溝
この違いを知らずに使うと、せっかく用意したオルトラン粒剤を生かせないことがあります。
今回は、白菜・キャベツ・ブロッコリー・大根について、いつ・どこへ・どれくらい使うのかを初心者さんにも分かりやすく紹介します。

まず結論|4つの野菜は、オルトランをまく場所が違う
最初に、今回紹介する4つの野菜の違いを見てみましょう。
| 野菜 | 使うタイミング | 使用量 | まく場所 |
|---|---|---|---|
| 白菜・キャベツ | 苗を植える時 | 1株1~2g | 植え穴 |
| ブロッコリー | 苗を植える時 | 1株2g | 植え付け後の株元 |
| 大根 | 種をまく前 | 1㎡3~4g | 種をまく溝 |
同じ赤いGFオルトラン粒剤でも、野菜によって「植え穴・株元・種をまく溝」と使う場所が変わります。
「オルトランは株元へまくもの」と一つに覚えず、育てる野菜ごとに確認しましょう。

今回使うのは、赤いGFオルトラン粒剤
オルトランには種類がありますが、この記事で紹介するのは、赤い袋の家庭園芸用GFオルトラン粒剤です。
有効成分はアセフェート。土へ使用すると根から吸収され、植物の中へ移っていく「浸透移行性」という働きがあります。
その植物の汁を吸ったり、葉を食べたりした害虫へ効果を発揮します。

ただし、「幅広い害虫に使える」からといって、すべての野菜・すべての虫へ使えるわけではありません。
袋の裏に書かれた作物名、害虫名、使用時期、量、使用回数を確認して使ってくださいね。
ポコずオススメの商品です♪
ポコずが秋冬野菜の植え付け・種まきで使っている商品です。野菜によって使い方が違うので、この記事の手順と商品ラベルを一緒に確認しましょう。
白菜・キャベツ|苗を植える前に、植え穴へ1~2g
白菜とキャベツは、苗を植える時に、1株当たり1~2gを植え穴へ使います。
手順は次の4つです。
- 苗を植える穴を作る
- 植え穴へオルトラン粒剤を1~2g入れる
- オルトラン粒剤の上へ少し土をかぶせる
- 苗を植え付ける

苗を植えた後に葉の上からかけるのではなく、植え付ける前の穴へ入れるのがポイントです。
根が伸びる場所に入れておくことで、根から成分が吸収されやすくなります。
1~2gは、どのくらい?
数字だけでは、実際の量が分かりにくいですよね。
計量スプーンですりきりにして量ったところ、次が一つの目安になりました。
- 小さじ1杯:約3~4g
- 大さじ1杯:約10~12g

白菜・キャベツに使う1~2gは、小さじの約1/3~1/2を目安にできます。
粒の入り方で多少変わるため、最初の1回はデジタルスケールで量ってみると、その後は同じスプーンで迷いにくくなりますよ。
計量スプーンは農薬専用にし、食品用とは分けて保管しましょう。

最初に1g・2gの見た目を覚えておくと、毎回の作業がぐっと簡単になります。
すでに白菜の葉に穴やフンがある場合は、使う薬剤を増やす前に、どんな虫がいるのかを確認しましょう。食べ跡から害虫を見分ける方法と、今すぐできる対策はこちらで紹介しています。
白菜の葉が虫食いだらけ!復活できる?害虫の見分け方と今すぐできる5つの対策【初心者・プランター】ブロッコリー|植え付けた後、株元へ2g
ブロッコリーも白菜やキャベツと同じアブラナ科の野菜です。
そのため、「同じように植え穴へ入れればいい」と思いますよね。
でも、家庭園芸用GFオルトラン粒剤をブロッコリーへ使う場合は、苗を植え付けた後、株元へ1株2gをまきます。
- いつもどおり苗を植え付ける
- 植え付けた苗の株元へオルトラン粒剤をまく
- 1株当たり2gを目安にする

2gは、小さじすりきり約1/2が一つの目安です。
白菜・キャベツは植え穴、ブロッコリーは植え付けた後の株元。同じアブラナ科でも、使用方法が違います。
ブロッコリーの葉が食べられている時は、葉裏や中心部分も確認してください。残す葉の判断や、株を復活させる対策はこちらの記事が役立ちます。
ブロッコリーの葉が虫食いだらけ!切る?復活できる?害虫の見分け方と今すぐできる5つの対策【初心者・プランター】なぜ同じ秋冬野菜でも、使う場所が違うの?
「どれもアブラナ科なのに、どうして使う場所が違うの?」と不思議に感じますよね。
農薬は、作物と害虫ごとに、効果と安全性を確認したうえで使い方が決められています。
つまり、「ここへまけば効きそう」と自分で決めるのではなく、育てている野菜に登録された使い方に合わせることが大切です。

商品名だけで覚えず、袋の裏から育てている野菜名を探して、量と使う場所を確認しましょう。
大根|種をまく前の溝へ、1㎡3~4g
大根は苗を植えるのではなく、畑やプランターへ種を直接まく野菜です。
家庭園芸用GFオルトラン粒剤は、種をまく前に、1㎡当たり3~4gを種まき用の溝へ使います。
- 種をまくための溝を作る
- 溝の中へオルトラン粒剤を均等にまく
- 粒が一か所へ固まっていないか確認する
- 種をまく
- いつもどおり土をかぶせる

発芽してから葉の上や株元へ追加するのではなく、種をまく前に使うことが大切です。
プランターは面積が小さいため、3~4gをそのまま入れると多すぎる場合があります。最初に栽培面積を確認し、必要な量だけ量りましょう。
大根の葉に黒い虫や芯を食べる虫がいる場合は、虫の種類によって対策が変わります。被害の見分け方と、今の株にできる対策はこちらで確認できます。
大根の葉が虫食いだらけ!復活できる?黒い虫・芯食い虫の見分け方と5つの対策【初心者・プランター】オルトランの効果はいつまで?後から虫が出た時の考え方
メーカーの案内では、GFオルトラン粒剤の効果は約2~3週間が一つの目安です。
ただし、害虫の種類や野菜の育ち方、天候などによって変わります。
2~3週間ほどたって青虫やアブラムシなどを見つけた時に、同じオルトラン粒剤を自己判断で何度も追加するのは避けましょう。

まず、次の順番で確認します。
- どんな虫が付いているか
- 育てている野菜は何か
- その野菜と害虫に使える対策か
葉裏の卵や虫を取り除き、防虫ネットの隙間も確認します。薬剤を使う場合は、その時の野菜と害虫に登録がある散布タイプを選びましょう。

薬剤だけに頼らず、虫が入る前から予防したい方は、防虫ネットの張り方も確認しておきましょう。掛ける時期と、虫が入りやすい隙間をこちらの記事で紹介しています。
秋冬野菜の防虫ネットはいつから?虫を入れない張り方と外す時期後から虫が出た時のオススメ商品♪
#### ベニカナチュラルスプレー
植え付け後にアオムシやアブラムシなどが気になった時に、ポコずが選択肢にしているスプレーです。
#### ベニカAスプレー
すでに葉を食べる虫を見つけた時に、もう一つの選択肢になるスプレーです。
どちらも、野菜・害虫によって使える時期や回数が違います。購入時と使用前に、商品ラベルで対象の野菜と害虫を確認してくださいね。
赤いオルトランと青いDXは、何が違う?
オルトラン粒剤には、赤い袋と青い袋があります。

| 商品 | 主な成分 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 赤いGFオルトラン粒剤 | アセフェート | 今回の白菜・キャベツ・ブロッコリー・大根で紹介 |
| 青いオルトランDX粒剤 | アセフェート+クロチアニジン | 2つの成分が入るが、適用作物を別に確認する |
青いDXは成分が2つ入っていますが、赤い商品の単純な上位版ではありません。
育てている野菜によっては、青いDXの登録がない場合もあります。
「青い方が強そうだから」と色だけで選ばず、袋の裏に育てている野菜名があるか確認しましょう。
オルトラン粒剤で間違えやすい3つの使い方
1.すべての野菜へ株元散布する
白菜・キャベツ、ブロッコリー、大根では、使う場所が異なります。
2.多い方が効くと思って、目分量で増やす
決められた量より多く使っても、よい結果につながるとは限りません。1~2gを一度量り、見た目を覚えましょう。
3.虫が出るたび、同じ粒剤を追加する
同じ商品を何度も使わず、その時の野菜・害虫・使用時期に合う対策へ切り替えます。
動画でオルトラン粒剤の使い方を見る

まとめ|野菜名から、量とまく場所を確認しよう
家庭園芸用GFオルトラン粒剤は、土へまくだけで使える便利な殺虫剤です。
ただし、秋冬野菜へすべて同じ使い方をするわけではありません。
- 白菜・キャベツ:定植時、植え穴へ1株1~2g
- ブロッコリー:定植時、植え付け後の株元へ1株2g
- 大根:種まき前、種をまく溝へ1㎡3~4g
- 1~2gは、小さじすりきりの約1/3~1/2が目安
- 後から虫が出た時は、同じ粒剤を自己判断で追加しない
- 赤と青は単純な強弱ではなく、適用作物で選ぶ
最初に育てる野菜名をラベルから探せば、使う量・場所・タイミングを確認できます。
オルトラン粒剤は「とりあえず株元」ではなく、野菜ごとの正しい場所へ使って、育ち始めの大切な時期を守っていきましょう。
























